FIRE計画で思ってたのと違う動きになって困惑するオッサン

爆発 ショック2 セミリタイア
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私がリタイア計画に自宅不動産の購入を入れた理由

自宅を賃貸にするか、それとも購入するかは住宅論争の永遠のテーマの1つです。
普通の社畜でも重要テーマですが、FIREする場合もこのテーマは大きな問題になります。

私は当初、リタイア後は賃貸住宅に住むことを前提にFIREする計画を立てていました。
ブログ開設当初に持ち家か賃貸かを検討したことがありましたが、その際はリタイア後は都市部の賃貸住宅が第一候補でした。

この時はリタイア後に実家に帰ったり、もっと家賃の安い住居に住み替えるといった柔軟性を重視して賃貸の方が良いのではと考えていました。

田舎暮らしは全然考えていませんでしたね。
年を取ってから買い物や病院の移動が大変だと生活利便性が低いし、そもそも人生でそんなに不便なところで生活したことが無いので、田舎暮らしは無理だろうと思っていました。

セミリタイアに持ち家は必要か。
持ち家を買って、セミリタイアするか。賃貸のままセミリタイアするか。 都市部と地方どちらに住むか。 セミリタイアを計画する際に、悩みの種の1つになるのが住む場所をどうするかという問題があります。選択肢として、都市部に住むか、地方に住むかという...

そこから何年か経ち、リタイア計画の変更・・・
というかリタイア計画の後ろ倒しをした際に自宅不動産の購入を検討して、自宅不動産を購入しています。

一軒家は管理が大変ですし、老齢になった時に階段や段差があると骨折のリスクもあるので、室内に段差が無い分譲マンションを購入しています。

人によって考え方は様々ですが、私は一生賃貸生活でいることや、リタイア後に不動産購入するのは厳しいと思ったので、社畜の間にローンを組んで購入することを選択しました。

ローン金利が激安の間に固定金利で借りておいてリスクを避けるという考え方です。
また、生活についても今の自分ではなく将来の自分を想定した住環境を選択しています。

年を取った時に「こんなことになるとは。」と思わずに済むだろうという安心感を重視したということですね。

リスクを避けて安全策を取りに行く人も居ますし、リスクを取ってサッサと社畜を辞めてリタイア生活に入る人も居ます。

リタイアの考え方は人それぞれです。

将来住みたいところに住めないくらいなら買っちゃても良い

自宅を買ってしまうと、これまで考えていた賃貸か持ち家かといった議論も違った見方をするようになります。

賃貸のままリタイアした場合の問題を考える。
リタイアしようがしまいが出てくる住居問題 セミリタイアしていても、していなくても問題となるのが住居の問題です。自宅の賃貸か持ち家かという問題ですね。セミリタイアしている人は純金融資産を最大にしたいと考えている人が多いのか賃貸派が多いように思...

賃貸で気になるのは、高齢になった時に不動産のオーナーが貸してくれるかと言う問題です。
私は、今から数十年後に高齢者に住居を貸してくれないなんて状態にはならないとは思っています。
日本は人口減少社会ですし、住宅需要は少なくなっていくでしょう。
最近の賃貸契約では保証人は不要で、保証会社の審査に通ればOKという場合が多いですし、独身でも部屋を借りられないなんてことにはならないと思っています。

ただ、高齢者は敬遠されるという傾向は続くでしょうね。
オーナーが嫌がると言う問題は続くでしょう。
高齢者が嫌がられるのは、特に自宅で孤独死していた場合ですね。
〇体の片づけや清掃が発生するので、突然死のリスクが高い高齢者は今後も避けられるでしょう。

賃貸需要が少ない地域なら誰も借りてくれないなら、高齢者でも貸すというオーナーは居るでしょうが、借りる人は年を取ったら利便性の高いエリアに住みたいはずです。

そうなった時、賃貸需要が高いエリアは引き続き高齢者には貸したくないというオーナーが多数派になるということも考えられます。

自分が年を取った後に「住みたいところに住めない」というリスクを避けるために不動産を買ったと考えると、これはこれでアリだなと思います。

インフレになったら家賃も上がると思ったのに肩透かし

もう1つの賃貸派のリスクとして考えていたのは、インフレによる家賃の高騰です。
これは市場原理を考えれば普通に起きる事態だと見ていたんですが、少し様子が違うようです。

インフレでも「上がらない家賃」の裏に日本の宿命
植田和男日銀総裁は1月の金融政策決定会合後の会見で、サービス価格の動向について次のように述べた。これから物価目標達成を宣言し、マイナス金利を解除していくにしては弱気な発言だと、筆者は感じた。2023年12…

インフレでも「上がらない家賃」の裏に日本の宿命という記事を見ました。
ここでは物価上昇によって本来上昇するはずの家賃が殆ど上がっていないという内容が語られています。

インフレでも「上がらない家賃」の裏に日本の宿命から引用

日本は家賃が変更されるとしたら、契約の更新時になると思いますが、2年経って契約更新も挟んでいるにも関わらず、家賃の上昇は見られないようです。

人口減少による需要減と可処分所得が増えていないことを原因として見ているようですが、完全に当てが外れました。

私はもう終わっているので、後はニヤニヤしながら見てるだけです。
ここ数日内の寒暖差が凶悪だ。 つい2,3日前まで半袖で窓を全開にして生活していたのに、また急に寒くなりましたね。もうこれから暑くなるだろうと考えて、冬物の布団を片付け、上着もクリーニングに出してしまったので、急に寒くなったことに対応しきれま...

家賃が上がらなかったと言っても、特に私には影響がありませんが、物価上昇すれば当然家賃も上がると思っていたので少し悔しいです。

住宅ローンの借り入れの際に懸念していた金利については、予想どおり金利上昇を見込んで早くも上昇しているので、こちらは35年固定で借りておいた私の想定どおりです。

E-Loanから引用

金利については今後も借り換え不要のお宝金利になるでしょう。

リタイア後も住居が確保できるという安心も悪くはありません。
今後も家賃が上がらない傾向になるかは未知数です。
所得が上がっていくような状況になれば、家賃も上昇するでしょう。

このまま家賃上昇は起きずに、賃貸需要がある地域とない地域で家賃の上昇率に大きな差ができる可能性もあります。

賃貸派でリタイアする人は、ご自身が住んでいる地域の賃貸需要と家賃相場も気にしつつリタイア計画を考えた方が良いかもしれませんね。

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コメント

  1. はしQ より:

    nekonabeさん おはようございます。億り人復帰のはしQです。
    当方もマンション持ち家派です。住宅ローン減税がきっちりあり、やはりバリアフリーはいつか役に立つと考えたことと、同時に当時の勤め先から住宅購入手当みたいなもんが支給されることになったので慌てて購入しました。(実は賃貸派に家賃手当てがあったものが廃止された見返りですが)このローンが当時は固定がお得とのことで金利固定を選びました(が、それから全く金利上昇がなく変動金利派がものすごく恩恵を受けることとなるのですが)やはり後々住環境のことを考えると持ち家でしょうか。住宅ローン減税もばかになりませんし。こう考えると無理やり持ち家取得に踏み込ませた当時の会社には感謝すべきなのかもしれません。
    ご教示の通りしばらく状況を見ていると、日本株はさすがに上げどまり不思議に当方保有株たちは上昇し心の平静を保てました。
    また興味深い話や同じようなベクトルのお話を期待しております

    • nekonabe より:

      はしQさん、コメントありがとうございます。
      最近の不動産価格の高騰を享受できて入れば、リセールバリューが高け持ち家はお得な選択になりそうですね。
      仰るとおり住宅ローン減税もそこそこ貰えますしね。
      それに加えて売れば最悪もう何十年か生活できると思えれば悪くありません。
      そこは賃貸にはない持ち家の強みですね。
      その代わり売れないと悲惨ですけど。

      株価については史上最高値を目の前に足踏みしていますね。
      1回くらいは超えてくるかなと思いましたが、未だにバブル後最高値って状態です。
      こういった動きだと一旦利確したくなりますが、バイ&ホールドだと持ったまま気絶する形になります。
      天井で売って、また底値になったら買い戻すなんて読めるわけが無いので、その辺りは相場を信じるしかないですね。

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