リタイア前もリタイア後も最も大きな支出は住居費
私もそうですが、FIREする人は資産の最大化を狙ってひたすら無駄を削除して生活している人が多いです。
これはリタイアした後も変わりません。
FIRE前の支出を前提としてリタイアするのでこれは当然です。
FIRE生活でもFIRE前の生活でも支出の中で一番大きい金額は住居費になると思います。
FIRE前の住居費が4万円で生活してきたなら、FIRE後も4万円の家賃で生活する前提でリタイアするでしょう。
リタイア後はどこに住もうが本人の勝手なので、全国色々な場所に住む人も居ます。
これは賃貸派にとっては良いリスクヘッジになると思います。
家賃を一定額に決めてしまうとインフレで家賃が値上がりした時に、今まで住んでいた所に住み続けられなくなるリスクがあります。
性格にもよりますけどね。転勤が多かった人だったり、住むところが変わることがストレスにならない人なら良いですが、住む場所が変わることがストレスになる人には苦痛でしょうね。
ただ、住める家賃の場所に引っ越すという方法を是とできるのであれば、家賃が値上がりしたら、家賃が安い地方へ移動することで、住居費は一定額のまま生活できます。
私は旅行で数日過ごすならともかく、いつ来るか分からない家賃の値上げに怯えて住む場所を変えたくないので、支払額が一定になるように35年固定金利でローンを組んでいます。
修繕費が値上がりするかもしれませんが、長期修繕計画上は20、30年先まで修繕費の変動はほとんどないので、住居費はインフレリスクもほとんどなく一定です。
賃貸派の場合は、オーナーの意向で家賃が上がる可能性があるのがリスクですね。
賃貸需要が無い地域ならあまり心配ないでしょうが、私のように都市部に住んでいると家賃値上げのリスクがあります。
賃貸住宅に住むと老化が早い?
私はリタイア後に過ごす時間が長くなる家にはお金をかけておくべきと考えています。
社畜なら家で過ごす時間が短いので、狭くても特に不満を感じないでしょうが、1日中家に居るリタイア後に狭い住居で過ごすことはストレスになると思っています。
何かこのストレスが問題になるのではないかと思っていましたが、そんな中で家に関係する記事を見ました。
「喫煙や失業よりも「賃貸住宅で暮らす」ほうが老化が早い、研究結果」という記事です。
賃貸だと老化が早い?
賃貸住宅に住むことによるストレス、家賃を払うお金がない、住居環境が悪い、引っ越しが煩わしい、賃借であることの引け目などによって、失業より100%以上、喫煙より50%以上も生物学的な老化が早まる・・・らしいです。
引っ越しが煩わしいのは正にそのとおりだと思いますが、賃貸の引け目って何でしょうね?
「持ち家じゃないなんて何てダメな奴なんだ俺は」みたいな感じでしょうか?
賃貸住宅に住むのは健康上のリスクで、住居の設備面の問題や相対的な購入能力や治安が健康に影響を与えるそうです。
確かに分譲マンションに比べれば、賃貸の方が設備がチープです。
分譲に住むようになってから思ったのは、賃貸は特に壁が薄かったり、断熱が弱いと思います。
いわゆる騒音問題と、冬の寒さがまるで違います。
冬でも着る毛布で生活していますが、気温が低い部屋で生活すると健康上のリスクがあるそうなので、断熱性の高い建物に住んだ方が良いのは間違いなさそうです。
ただ、政府の補助金が出ると老化が加速しないようなので、賃貸の設備面の問題というよりは、支払い能力の問題に見えます。
家賃を死ぬまで支払っても問題ないくらいの資産があれば、賃貸でも老化は加速しないのかもしれませんね。
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