物価が上がると、社畜、爺婆、FIRE民誰が一番不利なの?って話の理屈がおかしい

値上げラッシュ。 雑記
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社畜、爺婆、FIRE民誰が最初に脱落するの?

BUSINESS INSIDERの記事に、FIRE民がインフレで一人負けするという記事を見ました。

給与所得者(社畜)、年金所得者(爺婆)、資産所得者(FIRE民)この中で一番インフレ耐性が無いのはだ~れ?って話なんですが、なかなか香ばしい内容でした。

FIRE達成者は、インフレで「一人負け」する!? 3つの所得源比較で分かった、誰もが持ちうる“インフレ高耐性資産” | Business Insider Japan
FIRE達成者は「インフレ耐性が低い」とを指摘できます。①給与所得者、②年金所得者、③資産所得者の3パターンで考えると、それが浮き彫りになります。河田皓史著『働く人が減っていく国でこれから起きること』(朝日新書)から一部を抜粋。

書いたのは元日銀エコノミストの河田氏です。
またお前かw

金融強者の賢い人が、本当に全員FIREしたがるのかという疑問
FIREした後でも気になるFIRE論は核心を掠ってる?元日銀のエコノミスト河田氏ですが、この人は自称FIREしたいというFIRE民です。私は以前から何度かこの人の持論に関して色々言ってきました。FIRE済みの元社畜のFIRE民である私から、…

この人はFIRE民をざわつかせる記事を書きますね。
FIRE志望らしいですが、語る内容から本当にFIREしたいと考えているのか、疑問を覚えます。

以前もFIREする人間が増えるので、労働力不足が進むと言う話がありましたし、
今回も自分が目指すFIREについてFIREはインフレ負けするかもという話をしています。

今日はこの記事のお話をしようと思います。

インフレ耐性が無いのは爺婆→社畜→FIRE民ですよね?

給与所得者(社畜)、年金所得者(爺婆)、資産所得者(FIRE民)この中で一番インフレ耐性が無いのはだ~れ?

この質問をされたら、FIRE民なら爺婆→社畜→FIRE民と回答すると思います。
年金暮らしが最もインフレに弱い。
これはまず間違いありません。

年金にも物価上昇に合わせて、支給額が増減する仕組みがありますが、絶対にインフレで上昇した物価より、年金額が上昇することはありません。
マクロ経済スライドが年金の支払額を下押しするからです。

そもそも仕組みが年金の負担額と受給額のバランスを取ろうって考え方から始まったものなので、物価が大きく上昇しても年金の上昇は抑制されます。

日本年金機構 マクロ経済スライドから引用

だから爺婆はインフレが進めば進むほど年金だけでやりくりするのは難しいってことです。

だから対インフレ性能は爺婆の年金が最弱です。

で、次点は社畜です。
社畜も春闘で賃金が改定されるので、一応仕組み的にインフレ率に合わせて賃金も上昇します。

ただ日本の経営者は長い間「景気が悪いからなぁ」で給料を上げ渋ってきたので、今も物価上昇に賃金は追いついてません。

短期的に使うバイト(時給者)の給料はすぐに上げないと募集に誰も応募してきてくれないので、毎年最低賃金は結構景気良く上がっていますが、長期雇用の社畜(月給者)の給料は全然大した上昇量ではありません。

内閣府 日本経済レポート2025年度版より引用

それが分かるのが内閣府の日本経済レポートで、社畜の給料はバイトに比べると伸びが鈍いことが良く分かります。

経済地図から引用

さらに露骨に分かるのが経済地図のデータです。
1990年から2025年まで税金は+34%、社会保険料は1.7倍になりましたが、給料は横ばいですw

いや、ホント奴隷は生かさず、殺さずって感じです。
経営者も「こいつら、どうせ辞めないだろう」と完全に足元見ているので、社畜の給料は今後もインフレ負けする可能性が高いってことですね。

上がりを頂戴する立場のFIRE民が一番強いに決まっとろうが

そして最後が資産所得者(FIRE民)です。
要は投資家です。

投資家に関しては奴隷たちが働いて稼いだ上がりを頂戴する立ち位置です。
インフレで物価が上がれば、当然売上も上がる。
それは日本でもアメリカでも変わりません。

現に決済では売上最高益を更新する企業が多い。
売上が上がれば株価が上がり、配当も増えます。
その恩恵は投資家に向かいます。
社畜にもボーナス等で、ちょっとは行くかもしれませんが上りは投資家へ

で・・・この流れを邪魔するのは税金くらいです。
売買したり、配当を受け取ったら、「ちょいと失礼」と横から抜いていく
経営者も投資家の足元を見て「配当減らしたろ」とはなりません。

だから物価が上がれば、経済規模は大きくなりますし、投資家はその恩恵をほぼ100%受けることができます。

経営者の奴隷たる社畜、その社畜が支払う年金から年金を頂戴する爺婆、経営者から上がりを貰う投資家、誰がインフレに弱いか特に異論はないのではないかと思います。

仕組み的に投資家→社畜→爺婆の順でインフレ耐性がないとオカシイのです。

いや、その理屈はおかしい

で・・・記事の話に戻りますが、社畜と爺婆に関しては特に何にもしなくても物価が上がれば、給料も年金も上がる。
インフレに対するヘッジ機能がある。

でも、投資家は必ずしもそうではないという論理を展開しています。
うん。
だからヘッジ機能がクソ雑魚だから投資家に勝てんだろって話なんですが・・・

そのあと何故か物価上昇より銀行金利の方が小さいという当たり前の話をして

銀と金 1巻 8話から引用

株価が数十%下落する可能性があるという当たり前の話をしています。
この辺は確かに下がる可能性はあります。
下がる可能性はありますが、それ以上に株価は上がってきたという実績があります。

そしてFIRE民はS&P500やオルカン投資を中心にしている場合が多いので、日本の話を中心にしても芯がズレてる感は強いです。

少なくともアメリカでは物価が上がれば株価は上がる。
日本が不甲斐なければ円が下がるので、自然とドル投資の円評価額は上がります。

CPIとNYダウ比較グラフ

今後も同じ状況辿るかは分からないって言うのは、その通り。
株価が元に戻るまで年単位で時間がかかる可能性があるのもその通り。
ですが、それでも爺婆や社畜のように構造的にインフレ負けしやすい状況と、FIRE民を比べるのはおかしい。

ドラえもん 6巻 夜の世界の王さまだから引用

仮に資産が10%複利で増えたら、72の法則よろしく7.2年で倍になるわけです。
そしてS&P500は10%以上増えるのは、夢物語ってわけでもありません。
FIRE民はFIRE直後に暴落が発生するというアンラッキーがなければ、基本インフレしようが、しなかろうがそれ以上に資産が増える。
そして、資産が増えた後に資産が暴落して減っても、ダメージは少ない。

その日暮らしの爺婆や社畜と比べて、インフレ耐性があるのは確実にFIRE民です。

働くのが最高のインフレヘッジになるよって話をオチにしてますが・・・
FIREしたい人間に「働けばインフレしても安心」とか言っても、全然響かないですよ。

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