私の意見を記載したものですので、実際の投資は自己責任で行ってください。
過去20年のドル円の傾向
最近ドル円についての記事をよく書いています。
レンジ内を長い間動いているので、そろそろレンジブレイクするのではないかと考えています。
レンジブレイクした場合、これまで動きが無かった分大きく動くと考えています。
最近のドル円の動きは難しいので、ドル円のチャートを確認することが多くなっています。
今回は長期的な12月のドル円の傾向を確認するため、過去20年のドル円の月足チャートを確認しようと思います。
チャートは以下の様になっており、縦の青の点線部分が12月のローソク足となります。
また、チャートはTradingView提供のチャートになります。
具体的な過去20年の12月のドル円の始値と終値、騰落率は以下の様になります。
月単位でプラスの月は緑、マイナスの月は赤で表記しています。
参考までに11月の騰落率についても記載しており、11月、12月の騰落を矢印で表記しています。
上昇すれば↑、下落すれば↓としています。
| 年月 | 始値 | 終値 | 騰落率 | 前月騰落率 | |
| 2000年12月 | 110.400 | 114.450 | +3.67％ | +1.43％ | ↑↑ |
| 2001年12月 | 123.330 | 131.750 | +6.74% | +0.82％ | ↑↑ |
| 2002年12月 | 122.530 | 118.710 | -3.12% | +0.01％ | ↑↓ |
| 2003年12月 | 109.570 | 107.110 | -2.25% | -0.31％ | ↓↓ |
| 2004年12月 | 103.050 | 102.740 | -0.30% | -2.61％ | ↓↓ |
| 2005年12月 | 119.800 | 117.930 | -1.56% | +2.93％ | ↑↓ |
| 2006年12月 | 115.800 | 118.970 | +2.74% | -0.99％ | ↓↑ |
| 2007年12月 | 111.020 | 111.736 | +0.56% | -3.74％ | ↓↑ |
| 2008年12月 | 95.533 | 90.871 | -4.88% | -3.05％ | ↓↓ |
| 2009年12月 | 86.385 | 93.081 | +7.75% | -4.01％ | ↓↑ |
| 2010年12月 | 83.680 | 81.121 | -3.06％ | +4.01％ | ↑↓ |
| 2011年12月 | 77.605 | 76.865 | -0.95％ | -0.72％ | ↓↓ |
| 2012年12月 | 82.462 | 86.638 | +5.06％ | +3.33％ | ↑↑ |
| 2013年12月 | 102.456 | 105.243 | +2.80％ | +4.09％ | ↑↑ |
| 2014年12月 | 118.752 | 119.892 | +1.09％ | +5.59％ | ↑↑ |
| 2015年12月 | 123.090 | 120.191 | -2.36％ | +2.08％ | ↑↓ |
| 2016年12月 | 114.421 | 116.978 | +2.23％ | +9.16％ | ↑↑ |
| 2017年12月 | 112.536 | 112.651 | +0.10％ | -0.96％ | ↓↑ |
| 2018年12月 | 113.648 | 109.684 | -3.32％ | +0.45％ | ↑↓ |
| 2019年12月 | 109.518 | 108.623 | -0.32％ | +1.35％ | ↑↓ |
| 2020年12月 | 104.297 | – | – | -0.33％ | ↓- |
結果、過去20年間では丁度10勝10敗です。特に上がる傾向にあるとも、下がる傾向にもあるとは言えないようです。
2000年以前まで遡って確認できる1993年まで確認すると、12月は6勝1敗で上昇していることが多かったので、30年分でみると円安傾向と言えます。
また、直近10年間でも5勝5敗なので、近年になってから上昇傾向にあるとか下降傾向にあるというわけでもないようです。
2020年は11月マイナス0.33%の下落でした。
過去の傾向から11月下落の場合、12月も下落したのは4回、逆に12月に上昇したのも4回でこれも同数で特に傾向は見られません。
過去3年間は逆に動く傾向があるので、傾向通り動けば上昇することになりますが、明確な傾向として表れているわけではありません。
以上、長期的なチャートの確認によって12月のドル円の動きに傾向があるかを確認しました。
残念ながら明確な傾向を見つけることはできませんでしたので、短期的なチャート分析で何か気づきがあれば記事にしたいと思います。
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