ドルインデックスが2018年以来の低水準。

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ドルインデックスが90台まで低下している。

2020年12月15日時点で、ドルインデックスが90.7まで低下しています。
これは2018年1月~4月辺りの水準で2020年は5月までは100近くありましたが、その後は下落傾向で現在は90まで低下しています。

これはドルの価値が他の先進国通貨に対して低下していることを示していると思われます。

ドルインデックス(DXY)とは何か。

ドルインデックス(以下DXYと記載)は、主要通貨バスケットに対するドルの強さを反映します。
主要国の通貨と米ドルの比較して加重平均価値を示した数値です。
相対的に米ドルの価値が上がるとDXYが上昇します。
主要国の通貨とは先進国通貨で、ユーロ57.6%、日本円13.6%、イギリスポンド11.9%、カナダドル9.1%、スウェーデンクローナ4.2%、スイスフラン3.6%の割合になっています。

DXYの動きについて

DXYのチャートですが、2014年12月に89のラインを超えた後は、このラインを下回らずに推移しています。2018年1月~2月に一時的に89を割り込みましたが、確定した数値では89を割り込んでいないため、89を割り込んでそれが確定すると2014年以来の水準となります。

89のラインは2009年3月、2010年6月(赤丸部分)で抵抗線として機能していますので、89の割り込みが確定すると今度は抵抗線として機能する可能性があります。

表示チャートはTradingView提供のチャートになります。

DXY月足チャート(TradingView提供チャート)

ドル円、ユーロ円、ユーロドル、ポンドドルとの相関はどうか。

FXで良く取り引きされる通貨ペアとDXYの相関について確認してみたいと思います。
確認するのはドル円(USD/JPY)、ユーロ円(EUR/JPY)、ユーロドル(EUR/USD)、ポンドドル(GBP/USD)です。

ドル円との比較チャート
DXY日足ドル円比較チャート(TradingView提供チャート)

DXYの日足チャートとドル円との比較をしたチャートになります。
ローソク足がDXY、ドル円が黄色のラインになります。
相関率は高く同じような動きをしていますが、2020年11月辺りからDXYの低下に比べてドル円は殆ど下落していないことが確認できます。

ユーロ円との比較チャート
DXY日足ユーロ円比較チャート(TradingView提供チャート)

DXYの日足チャートとユーロ円の比較をしたチャートになります。
こちらはドル円と異なり、逆相関で動いています。
このチャートでもユーロの上昇に比べて、DXYの低下の方が大きいことが確認できます。

ユーロドルとの比較チャート
DXY日足ユーロドル比較チャート(TradingView提供チャート)

DXYの日足チャートとユーロドルの比較をしたチャートになります。
ユーロ円と同様に、逆相関で動いていますが、ユーロ円と違うのはDXYの低下に比べてユーロの上昇率の方が高いことです。
このことからユーロがドルに比べてかなり強い状態であることが分かります。

ポンドドルとの比較チャート
DXY日足ポンドドル比較チャート(TradingView提供チャート)

最後にDXYの日足チャートとポンドドルとの比較をしたチャートになります。
ユーロドルと同様に動いていますが、ユーロに比べるとDXYとの相関は強くありません。

結論

ユーロ、ポンドがドルに比べて強いため、DXYが低下しているようです。
円は逆に弱く、ドルも弱いためドル円は下落傾向になっているようです。

ドル円は12月14日に103.5円まで下落しましたが、結局104円のレンジに戻ってきてしまったので、今後大きく動く場合はDXYよりも、金融緩和政策等の大きなニュースが無いとレンジ外に出るエネルギーは得られないのではないでしょうか。

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