ビットコインと金相場の乖離がさらに大きくなったので再確認する。

ビットコイン2 お金
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私の意見を記載したものですので、実際の投資は自己責任で行ってください。

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ビットコインが先週よりさらに上昇

2020年11月16日の記事でコモデティ(金、銀、プラチナ)との乖離が大きくなれば再度確認すると記載しました。
11月23日現在で、16日に確認した時よりさらにビットコインが値上がりしていますので、再度記事にしたいと思います。

コロナ禍のビットコインの値動きと今後の値動きを予想する。
私の意見を記載したものですので、実際の投資は自己責任で行ってください。コロナ禍でビットコインの値動きはどうなっているか。コロナ禍でビットコインの価格がどうなったかが気になったので確認してみました。今後の値動きの予想と合わせて記載していこうと...

2020年11月23日現在の価格は18600ドル近辺を推移しています。
以前確認した際は16700ドル近辺だったので、10%以上1週間で上昇したことになります。

ビットコインドル日足チャート(TradingView提供チャート)

上記がTradingView提供のビットコイン/ドルの日足チャートです。赤の垂直のラインが11月16日です。
現在の18600円の水準は遡っても史上最高値の19666ドルを付けた2017年12月まで無い水準です。(赤の水平ライン)
史上最高値まであと1000ドルほどに迫っている状況です。

ビットコインドル月足チャート(TradingView提供チャート)

この1週間で特にビットコインに関する上昇に結び付きそうなニュースらしいニュースも無く上昇しているため、恐らくコロナ禍の金融緩和による緩和マネーがリスクオンで市場に流入しているものと思われます。
十分な効果が見込めるワクチン製造のニュースもありましたが、ビットコインドルは特に反応なく上がり続けています。
そのため、金融緩和が終了し、緩和マネーが引き上げられるまで上昇が続く可能性があります。
コロナの流行が続く状態の上、少なくとも来年まではワクチンが行き渡る状況にはないと思われますので、今後もしばらくは金融緩和は継続されそうです。
高値の目安は多くの市場参加者の心理的節目になる20000ドル辺りになると思います。
20000ドルに近づいてくるとさすがに買い一辺倒にはなり辛いと考えます。

特に理由もなく上昇している状況なので、特に理由もなく下落する可能性も高いです。
20000ドルの大台を見た後に急落するということがあってもおかしくは無いと思います。
実際2017年時は20000ドルを超えられずに急落しています。
2017年12月に最高値の19666ドルを見た後、2018年の1月には9200ドル辺りまで急落しました。その後2019年1月まで延々と下落して3200ドル辺りまで下げています。

金先物との連動性は現状特に見受けられません。
ビットコインを金や銀と言った貴金属と同様に考えていましたが、全く別物と考えた方が良さそうです。

ビットコインドル日足と金先物チャートの比較チャート(TradingView提供チャート)

結論

現在の価格水準ではビットコインを買う勇気はありません。
かと言って、売りで入るかと言うと20000ドルが史上最高値とならない可能性もあるため、売りでも入り辛いです。
そのためビットコイン取引はしないで静観するのが私の結論になります。

代わりに金が下がってきているので、金を買おうと思います。
金は過小評価されていると考えているためです。
金融緩和で世界中の貨幣量はどんどん増大していますが、金は地球上の埋蔵量が変わらないため、新たに掘られない限り供給量は一定です。
そのため、貨幣価値が下がった分、金の価値は貨幣の価値に比べて相対的に上昇するはずです。

金融緩和とコロナワクチンの開発で市場見通しの不透明感が無くなってきたため、金以外の金融商品にお金が流れているのだと思いますが、私はセミリタイアを考えているので、長期的な資産として安くなった時に金を買っていこうと思います。

ビットコインは暗号通貨という名称でよばれていますが通貨としての機能を満たしていないと思います。
相手も価値を認めていれば通貨として一応機能しますが、通貨とよばれるには、物やサービスと交換することが難しいと考えています。
物を買うたびに今は1ビットコインいくらか考えて買物する方はあまりいないのではないでしょうか。居たとしてもかなり面倒くさいです。
また、ビットコインのように価格が短期間で大幅に変動すると、契約まで時間がかかるものの購入の際に、契約時と支払時でビットコインの価値が大きく異なる可能性があります。
契約時の価格で決済するでしょうが、上昇時はビットコインで支払った人が損をした気分になるでしょうし、下落時は売り手が損をした気分になるでしょう。
ただ物を売買しただけでどちらかが損した気分になる通貨なんて使う人が居るんでしょうか。

また、価値の蓄蔵の面でもビットコインは通貨と呼ぶには厳しいです。
セミリタイア後に100ビットコイン持っていて、ある日1ビットコイン200万円だったのが、100万円に下がったらそれだけで1億円資産が減ったことになります。
そうなったら計画が破綻する可能性があるので、あまりにも価格に動きのあるものは資産として管理し辛いと思います。

セミリタイアを目指している方は、上がったら儲けものと思って少量買っておく位にしておいた方が良いのではないでしょうか。
もしビットコインが高騰して資産ができたら、売り抜けて別の資産を購入した方が良いと思います。
ビットコインの運用でリタイア後の何十年間を安定運用するのは、かなりハードモードだと思います。

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