資産3,000万円でリタイアという人が多い3つの理由

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何故か多い3,000万円でリタイアする人達

セミリタイアブログやYoutubeでFIREした人(もしくは目指している人)の記事や動画を見ていると、資産が3,000万円でリタイアしましたという人が多いように思います。

なぜ3,000万円なのか?
2,000万円でもなく、4,000万円でもなく3,000万円な理由はなんだろう?と思い今日は資産3,000万円でリタイアしたくなる理由を考えてみようと思います。

マス層からのランクアップ説

資産3,000万円でリタイアしたくなる1つ目の理由が、野村総合研究所が2年に1度発表している下のピラミッドの図を意識、無意識で何度も見ているからだと思います。

特にセミリタイアを目指していれば、アッパーマス層、準富裕層、富裕層、超富裕層と各層の節目には注目しているのではないでしょうか?

純資産3,000万円以下はマス層で、3,000万円以上になるとアッパーマス層にランクが1つ上がります。
それでも超富裕層から見れば、10分の1以下の資産額でしかありません。
それでもリタイアする人が多い理由は、マス層とアッパーマス層の世帯数の違いが大きいのではないかと思います。

NRI ニュースリリースから引用

野村総合研究所のデータでは、マス層は4213.2万世帯に比べてアッパーマス層は726.3万世帯です。
日本の全世帯の約78%がマス層で、この多数派のマス層を抜け出したということがきっかけの1つになっている可能性があります。

マジックナンバー説

資産3,000万円でリタイアしたくなると考えられるもう1つの理由が、マジックナンバー説です。
3は人間にとって特別な数字で、三種の神器とか世界三大美女とか3が印象的に使われることが多いです。

3は言葉や物語のリズムや語感にも関係しており、3つの言葉を並べた方が印象的で響きやすいこともあるでしょう。古今東西の有名なスピーチやキャッチコピーにも3つの言葉が多く使われますし、仕事でプレゼン資料を作る際も案を2つだけ作ると、松竹梅の3案作れなどと要らぬ突っ込みを受けた社畜もいるのではないでしょうか?

若かりし時は、この1案で決まりだと思っていても、無理矢理もう2案作らされたりします。
社畜のプレゼン資料でも3と言う数字は馴染み深いものです。
3案作っても、結局最初にこれで決まりだと思った案が採用されてイライラさせられるところまでが1セットです。

これだけ3という数字が多く使われているのは、3がそれだけ印象に残りやすいということでしょう。

また印象に残りやすいだけではなく、パターン認識は3番目から始まるという説もあり、3つの要素があれば最小限の構造や関係性が成立すると考えられています。
例えば、三角形は最も単純な図形であり、三原色なども3つで完結しています。
3と言う数字が付くと何となく完璧だと無意識に考えてしまっている可能性があります。

そんなマジックナンバーの3ですが、お金に当てはめると社畜にとって資産3億円は遠すぎるため、その遥か手前の3,000万円辺りで無意識にリタイアしたくなってくるのではないでしょうか。

FIREの最低ライン説

最後に最もあり得そうなのが、純資産3,000万円がFIREの最低ラインであるという説です。
一般的な4%ルールで考えると、税引き前ですが資産3,000万円で年間配当金が120万円になります。

つまり月10万円です。
これだけ不労所得があると、残り10万円を副業やバイトで稼いでセミリタイアしようと具体的な計画が考えられる水準なのではないでしょうか。

また、LEAN FIREなら生活費10万円で生活することも不可能ではありません。
並みの生活水準でも、貧乏リタイアでも実現可能な最低ラインが資産3,000万円です。

ジョジョの奇妙な冒険 2巻 61ページから引用

そうなると一刻も早く仕事を辞めたい社畜からすれば、「俺は資産が3,000万円貯まったら辞めるぞ~」と言いたくなる気持ちは分かります。

1億円の資産ができるまでリタイアしないとか、5,000万円だとか言っている人でも我慢できずに何とかセミリタイアできそうな3,000万円でリタイアで踏み切ってしまうのが一番3,000万円でリタイアする(した)と言う人が多い理由な気がします。

私が資産3,000万円の時どうだったか。

私が資産3,000万円に到達した時はどうだったか。
3,000万円を超えたタイミングは正直見ていなかったんですが、ある日ふと資産の棚卸をした時に3,000万円以上あって、そこから家計簿をひっくり返してリタイアについて考え始めたたことを思い出します。

私もちょうど3,000万円を超えた頃にリタイア計画を考え始めました。
何ででしょうね?
今ほど労働嫌いでは無かったと思うんですが、吸い寄せられるように3,000万円の時にリタイアしようと考え始めました。

ここで「おっ!もうリタイアしても良いんじゃない?」とリタイアに行かなかったのが私です。
石橋は叩きます。
また、3,000万円ではサイドFIREが限界だと思ったのも理由の1つです。
この時は5,000万円もあればリタイアできるだろうと考えていました。

結局、5,000万円を超えても、その後家を買ってもまだリタイアしていません。
どれだけ叩くのか・・・

私は単発ならともかく、継続的に働くバイトでセミリタイアはしたくなかったので、完全リタイアを計画して今も計画進行中です。

仕事が嫌いという訳ではありませんが、決まった時間に決まった場所に行くとか、○○しろと命令されるのが嫌なので、リタイア後に週2日だろうが週3日だろうが社畜は無理です。
好きな時に好きに働くくらいの自由度でないと、リタイア後の仕事は成立しないでしょうね。

リタイア後は少しでも社畜の臭いがすれば、拒否反応が出そうです。
結局3,000万円でリタイアに踏み切れるのは思い切りが良いか、我慢ができないか、今すぐ辞めないと病気になると思ったからなんでしょうね。

最近は1,000万円でリタイアとか、500万円でリタイアとか3,000万円すら待てずにリタイアする人も居ます。

こういうのを見てしまうと幾ら資産があったらリタイアできるという議論は本当に無駄だなと思ってしまいますね。

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