大阪市が水道基本料を免除する。
「水道代」100円未満も? 大阪市が実施した水道基本料の免除、全国に広がるという記事を見ました。
タイトル見たまんまの内容ですが、大阪市で2022年8月分から10月分までの上下水道料金の基本料金を免除するそうです。
免除は申請不要で、大阪市に住居を構えていれば一律で対象となるそうです。
下手なバラマキより、こう言うんで良いんだよ
こういったニュースを見ると、こういうので良いんだよと思います。
水道料金は2カ月に1回徴収なので、1.5回分の基本料金が免除になる計算です。
たかだか1.5回分なので、それほどお得感はありませんが、それでも1カ月あたり水道基本料1,540円(上水道935円・下水道605円)の3カ月分、4,620円分お得になります。
現金給付のようなバラマキとは違って、支払いまでの手続きで大金使うことも無いですし、水道料金という、生きていればまず使う固定費が削減されるので、誰にとってお得なのが素晴らしいです。
折角やるんなら、年単位でやって欲しいものですが、申請不要で自動的に免除が適用されるところは素晴らしいです。
何しろ、行政サービスで自分の利益になるようなサービスを受ける時は、原則申請が基本ですからね。
年金も申請しなければ貰えませんし、補助金を受け取る時も申請しなければ貰えません。
国民健康保険や国民年金の減免も申請が必要です。
つまり、「あると助かる。」という行政サービスは全て申請が必要です。
税金の徴収とか「無くても良い」ものについては言われなくても、やってきます。
所得税や住民税などは、言われなくても支払催促が来ます。
国民年金も貰う時は申請が必要ですが、払う時は強制的に徴収されます。
所得税や住民税については、社畜をしていると強制的に引き落とされる始末です。
地方色があると思う
今回水道の基本料金が免除になるのは大阪市ですが、日本の西側は水道料金込みの家賃で賃貸住宅を貸し出ししているケースが結構あります。
水道料金2,000円固定とか、いくら使っても水道料金は一定というパターンもあります。
関西で定住したことはありませんが、水道料金が家賃に含まれるという慣習は、関西特有の地方色なような気がします。
都内や首都圏の物件では水道は個別に契約するため、水道料金は実費精算です。
探せば水道料金込みの物件もあるのかもしれませんが、私は家賃に水道料金が含まれている都内の物件にお目にかかったことはありません。
こういった関西の慣習を見る限り、3カ月分の水道基本料金が免除になっても、お得感があるのは分譲住宅の持ち主か、賃貸経営をしている不動産オーナーだけということになります。
賃貸住宅を借りている人から見れば、相変わらず家賃と一緒に水道料金を徴収されるため、逆に損した気分になるかもしれませんね。
都内でもやってほしい
この記事を見て思いましたが、大阪市は結構水道料金が安いです。
1カ月の水道基本料が1,540円(上水道935円・下水道605円)
東京都内は水道基本料は1,903円です。(上水道1,287円・下水道616円)
都内でも減免措置が無いか確認してみましたが、全員対象の減免措置はありませんね。
個人で水道基本料金の減免の対象となっているのは、以下のケースだけのようです。
・ 生活保護法による、「生活扶助」、「教育扶助」、「住宅扶助」、「医療扶助」又は「介護扶助」を受給されている方
東京都水道局HPから引用
・「児童扶養手当」又は「特別児童扶養手当」を受給されている方
・ 中国残留邦人等の円滑な帰国の促進並びに永住帰国した中国残留邦人等及び特定配偶者の自立の支援に関する法律による以下の給付を受給されている方
生活保護になると、水道料金も減免が受けられるようですね。
やはり、「働いたら負け」の原則がここでも通用するようです。
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