FIREの失敗例を見て、FIREに大切なことを考えなおそう

踊る中年女性 セミリタイア
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投資FIREの失敗例は、FIRE前も後も常に確認しておきたい。例え参考にならなくてもw

「投資FIREの落とし穴「こんなはずじゃなかった」となる前に知りたい失敗例と、FIREよりも大切なこと」という記事を見ました。

この手の記事タイトルを見ると、凡そ執筆者はFIREなんてしたことない経営者が書いているものですが、一応失敗例は確認しておかなければなりません。

恐らくFIREしたことない人の感想なので、FIREよりも大切なことは「奴隷ども。キリキリ働け」というメッセージになると思いますが、自分が想定していなかった失敗例を出してくる可能性もあるので確認しておきましょう。

投資FIREの落とし穴「こんなはずじゃなかった」となる前に知りたい失敗例と、FIREよりも大切なこと 投資FIREを考え直す | LIMO | くらしとお金の経済メディア
最近FIREを目指している人も多いようですが、どんなに準備をして仕事を引退しても、思いもよらない落とし穴が待っているケースがあります。今回はFIREの失敗例を参考にしながら、FIREは本当に幸せな働き方なのかを考えます。

自分で望んでアーリーリタイアするのに失敗例扱いされても正直、自己責任以外の何物でもありませんが、避けられるなら避けておいた方が無難でしょう。
FIREの失敗は、「また社畜に戻る」以外には無いと思いますが・・

経営者が言うところの「失敗例」とやらが想定どおり「労働の押し付け」的なものなら、それはそれでその人の感想でしょということで、スルーしましょう。

経営者特有の仕事大好きムーブ

確認してみた結果、やはり経営者が書く記事よろしく「やりがいのある仕事を見つける」だの「仕事をしながら、自分の時間を確保する」だのといった「奴隷は奴隷のままで、仕事をしながら小銭を稼いでね。」というメッセージで終わっていました。

仕事をする時間がもったいないと思うからこそ、アーリーリタイアするのです。
仕事をしながら自分の時間を確保するのではなく、仕事をしないで全て自分の時間にするのが目的です。

経営者によくある「節約生活なんて御免だ!」という論調でFIRE生活は幸せなのかと問うていますが、そもそも「時間>金」の価値観が無いとアーリーリタイアは難しいでしょう。

お金を使いまくりで、更にリタイアもしたいとなると何億作ってもリタイアできないということになりかねません。
また、節約生活を節約と考えずにできる状態になっていなければ、FIREはできないでしょう。
節約を続けることで、それが普通になって、実際FIREした時には(節約した)普通の生活を続けるのです。

自分にとって心地よい普通の生活を続けるのですから、そこに不満などあろうはずがありません。
「お金=幸福」という考えではFIREはできないでしょう。
お金が幸福という考えでは、社畜を続ければ続ける程、資産が増え続けるので、ますます仕事をリタイアできなくなってしまいます。

FIREの失敗例を確認する

FIREの失敗例として、著者は以下の3つを挙げています。

  1. お金
  2. 健康
  3. 人生の充実度

内容はベタですが、お金があって健康なら、人は幸せを感じるので、誰が語ってもお金と健康は重要でしょう。FIREしてもしなくても重要です。

1.お金

正直お金に関しては参考になる記載がありません。
災害や病気等の不意の出費に対応できないと語っていますが、仕事をしているだけでは災害や病気に対する不意の出費には対応できないでしょう。

対応できないなら保険で対応する内容であって、仕事をして賃金で対応するような内容ではありません。
そもそも対応できないのなら、仕事をしていようと貯金が足りなくて対応できないでしょう。
FIREしていれば、最悪生活費は投資で賄い、不意の出費は労働で賄うという考え方もできるため、FIREした方が良いことになります。

2.健康

健康についても重要ですが、これも仕事をしているよりFIREしていた方が良い結果をもたらしそうです。

仕事をしているから規則正しい生活を送れると語っていますが、仕事をしていると起きたくない時間に無理矢理起きて仕事に行っているので、規則正しい生活にはなりません。

休日は平日よりたくさん寝て、遅い時間に起きることになるので平日と休日の起床時間と睡眠時間に差ができます。
FIRE後であれば、休日の自分にとって必要な睡眠時間と起床時間で生活できるので、仕事をしていた時より、余程規則正しい生活ができるでしょう。

また、ストレスについても経営者が語りがちの「適度なストレスは健康に良い」という論調で語られていますが、ストレスは健康に悪いです。
そもそも、仕事で感じるストレスは適度ではありません。
これについては、以前語っています。

そうじゃないかと思っていたことが、予想より酷かったので、更にリタイアしたくなった。
呪文のように繰り返されるフレーズ 社畜をしていると、よく聞くフレーズがあります。特に1年に1度行われるストレスチェックの時に良く聞きますが、「適度なストレスは体に良い。」というものです。適度なストレスは体に良いですが、過度なストレスがかかる...

頭を使わなくなるという話も怪しいものです。
10年も20年も続けてきた仕事にそこまで、頭を使っているのでしょうか。
惰性や習慣で対応していないでしょうか。

それより、FIRE後に不確定に起きる日々の出来事に対応していく方が余程頭を使いそうです。
何しろ、自分で対応せざるを得ないのですから、自分で対応を考えざるを得ません。

3.人生の充実度

仕事をしていないと、人間関係がなくなり、暇になる、承認欲求が満たされないといった話についても、仕事は不要です。

逆に仕事をし続けない方が良い話です。
何故なら、誰しも年齢で必ず定年になり仕事を辞めることになるのです。
仕事を中心とした人間関係にはさっさと見切りをつけて距離を取るべきでしょう。
いつまでも働いていられるのは経営者だけです。
従業員が「さっさと辞めろよ」と思っていても続けられます。

承認欲求についても同様です。
社畜の承認欲求は座っている椅子にくっついているケースが多いです。
本当に認めているというより、その椅子に対してよいしょしているだけです。
「流石、社長」と言われて良い気になっているようではいけません。
別にあなたじゃなくても良いんですよ。
従業員があなたの椅子を見て、勝手に良い気分にさせてくれているだけで、あなたを承認しているわけではありません。

人生の充実に関しては、仕事とは関係ないところに作るべきでしょうね。
仕事の利害関係と離れた、自分自身を認めてくれる人との関係を構築する方が重要でしょう。

その時間を作るためには、仕事は逆に邪魔です。

最後に

FIREの失敗例を確認していきましたが、やはり経営者の失敗例はあまり参考にはなりませんでしたね。
それよりはFIREを達成した人のブログを確認して、FIRE後の日々の生活の内容から、自分にとっての落とし穴になりそうな内容を読み取っていく方が、余程重要でしょう。

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