身の程を知らない人々が経済を回す。

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1000万円でも生活が苦しい?らしいっすよ

世帯年収が1000万円の層で、貯蓄が100万円未満の世帯が倍増したというニュースを見ました。

「年収1000万でも苦しい」……貯金100万円未満の「高所得貧乏」が“倍増”している理由
このところ「世帯年収が1000万円を超える高所得者の生活は、優雅なものではなくむしろ苦しい」という価値観が広がりを見せている。年収1000〜1200万円世帯における“高所得貧乏”の増加は顕著で、その伸び率は前年比で倍増している。

金融広報中央委員会が毎年発表している「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]」で世帯年収1000~1200万円未満の層で、貯蓄100万円未満の世帯割合が、令和2年の2.1%から4.5%に倍増したというのがその根拠のようです。

年収1000万円未満の層から見れば、「高年収でも生活困窮していて飯が美味い。」といった感じで同情はしてもらえないでしょうし、我々セミリタイアを目指す層からすれば、「馬鹿みたいに消費してないで、投資に回せばいいのに。」とバカにされるだけで、社会問題と言うよりはエンタメとして消費されそうなニュースです。

年収1000万円でも貯蓄ができないのは身の程を知らない。

実際は世帯年収1000万円以上の世帯で貯蓄が100万円未満なのはレアケースです。
80%以上の世帯で500万円以上、60%以上の世帯で1000万円以上の貯蓄を持っていることからもそれは分かります。

ということは、100万円未満の貯蓄しかない世帯は単純に「身の程を知らない生活」をしているということです。

年収1000万円というと、非常に高給取りに見えますが手取りで見ると740万円程度です。
となると、月当たり約59.2万円が可処分所得になります。

最近よく聞く夫婦2馬力で世帯年収が1000万円を超えるパワーカップル(笑)というのも居ます。
1人で1000万円稼ぐ世帯よりも、2人で500万円ずつ稼ぐ世帯の方が税金的にはお得です。
夫婦2人で500万円ずつ稼ぐ場合は、手取りは約780万円ほどになります。
この場合は、月当たり約64.8万円が可処分所得になります。

総務省の家計調査報告の最新の報告(2022年2月分)では、2人以上世帯の月当たりの支出は257,887円です。
1人で稼ぐにしろ、2人で稼いでいるにしろ、平均との差は30万円以上あります。
ということは、1000万円以上で貯蓄が100万円未満の世帯は、平均世帯の倍以上の消費をしていることになります。

セミリタイアしたい世帯であれば、年間400~500万円は投資に回すでしょうし、単純に「もったいない」とも思います。
何しろ、お金は使ったらそれでなくなりますからね。

収入はあるけど、お金が無いのはちょっと納得

記事では、都内の不動産価格の高騰を最大の要因としていました。
これについては、私も最近まで不動産購入のために情報収集していましたので、完全に同意します。
探していて思いましたが、「23区の住宅はクソ高いです。」
私は戸建ては購入対象にしていなかったので調べていませんが、分譲マンションの新築住宅は確認する限り、1LDK~2LDKでも6000万円~8000万円超といった感じでした。
3LDKなら億に届きます。

これでは、収入が1馬力だろうが2馬力だろうが、高々年収1000万円程度の社畜が買う金額じゃないです。
7000万円をフルローンで購入した場合、金利1.2%で35年ローンでも月に20万円程度の返済になります。
返済期間を20年にすると、月に約33万円です。
世帯年収1000万円だと、可処分所得は60万円程度はありますので、無理すれば買えると思って手を出したようです。

現状貯蓄が100万円未満の世帯なので、住宅ローンをほぼフルローンで組んで購入したんだと思いますが、かなりリスキーです。

実際私は、購入時は物件価格の6割近い金額を支払って、残りは住宅ローンを組みました。
借り入れた住宅ローンについても、セミリタイア資金を残したいという大きな目的と、投資した場合の利回りの方が、住宅ローン金利より高いという側面が大きいです。
金利も全期間固定金利で、さらに最悪の場合でも、全額一括返済可能な金額しか借り入れませんでした。

それだけ、長期に渡る借金の返済を恐れています。
毎月支払わなければならない・・35年ローンなら420回もノーミスで、一度も遅れず支払わなければならないのはかなりのプレッシャーです。

何かあった場合に返済不能な金額を借りれてしまうというのが、そもそも問題ですが、十分返済可能な金額しか借りられないと、誰も都内で家を買えないというのも問題です。

リタイアを考えている人なら、もっと郊外のボロ戸建てに住めよと思うのでしょうが、敢えて高い23区内に住居を持つ。これが「年収1000万円超の見栄」というものでしょうか。

よく聞くフレーズが自分にも降りかかるかも。

住宅ローンだけなら、今の収入が維持できれば収支上は黒字なので何の問題も無さそうです。
ただ、年収1000万円前後の世帯は、「被服・履物」や「交際費」「通信費」「その他雑費」で年収300万円程度の世帯よりも2~3倍ほどの金額を毎月支出しているというのは不味いです。

住居は職場の問題等もあると思いますが、服は完全に見栄ですね。
よくある、「普通の家庭より1ランク上の暮らし」を求めているんでしょう。

こういった、収入が多いけど支出も多い家庭が多いと経済も潤うので、年収1000万円世帯の人々には是非とも「身の程をわきまえずに」見栄を張り続けて欲しいものです。

金銭感覚が壊れてきたのかもしれない。
購入したマンションを意味も無く見に行く。 先日、ようやくセミリタイア後の住居を購入したという話をしました。 ちょっと寒かったので家から出るのが億劫でしたが、折角購入したのに購入後は一度も見に行っていなかったので、購入したマンションまで行って...

とは言え他人事ではない側面もあります。
私も不動産を購入した後、新居の家具・家電を買い換えたいなぁという欲が出てきています。

1ランク上の暮らしとかアホなことを言っていないで、1ランク下げてでもさっさとセミリタイアしたいものです。

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