何で日本の給料が上がらないかって?そりゃ払いたくないからさ。

挟まれてやつれる男性 雑記
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何で日本の給料は上がらないのかという問題に対する私の結論

よく、「何で日本は賃金が上がらないのか?」と言った議論を見かけます。

日本はなぜデフレから抜け出せない?賃金抑制でガラパゴス化 日米の専門家の見立ては:朝日新聞GLOBE+
デフレに沈んだ日本も40年ぶりの物価上昇率を記録し、長いトンネルの出口が見えてきた。今回の世界のインフレはどうして起こったのか。このまま日本はデフレ脱却を果たすことができるのか。そもそも日本はなぜデフレに陥ったのか--。つきることのな...

日本はなぜデフレから抜け出せない?という記事を見ました。
デフレから抜け出せないのは給料が上がらないことが原因だと思います。
今回は、給料が上がらない理由について、ちょっと考えてみようと思います。

日本人の生産性が低いからだとか、経営の問題だとか色々言われていますが、私に言わせると理由は1つだけだと思います。

それは政治家と経営者ら財界の利害が、「従業員に給料払いたくない。」という理由で一致しているからです。

何で私がそう思っているかについて書いていこうと思います。

日本で給料が上がらない前提

何故私が賃金が上がらないと思っているか。
利害が一致しているからと書きましたが、その前に前提事項が存在します。

まず、経営者は「景気が悪い。」と言い続けることで、飼っている社畜に給料上げろという声を上げさせないようにしているという点があります。

飼われている社畜の方も、飼われている会社が潰れると困るので、給料を上げろというよりは、雇用を守れと言いがちです。
安くても長く飼ってくれという考え方をしているのが前提事項です。

日本以外の国では「お前の会社が潰れようと知ったことか、働いて欲しければゴチャゴチャ言わずに給料を上げろ。」と言うのが普通です。
つまり、給料を上げるまで働かないとストライキを起こすのが普通な訳ですが、日本は全くストライキをしません。

弱みを握られているのか何なのか、不気味なほど従順に働いています。
厚生労働省の労働争議統計調査で確認してみたところ、令和3年に半日以上ストライキが起きた件数はたったの32件です。

日本には360万以上の会社があるのにたったの32件です。
絶無に近いくらいストライキが起きていません。

通常は、生産性がどうこうに関わらず給料を上げる。給料が上がるから人件費が高騰する。経営者は経費が増えるので機械やPCを入れて自動化する。余った人の人件費を減らす。生産性が上がる。という真っ当なプロセスで進みます。

日本では、最初の1歩目がほぼ起きていません。

政治家が給料を上げたくない理由

もう1つが、日本は高齢者が多いことです。
高齢者と言っても、年金生活をしている高齢者です。

知ってのとおり、日本は選挙によって国民の代表である政治家を選ぶ訳ですが・・
高齢者は暇を持て余しているので、身体が動かないといった理由が無ければ散歩ついでに選挙に行きます。

総務省「衆議院議員総選挙における年代別投票率の推移」から引用

総務省の資料でも若い人に比べれば、高齢者の投票率はかなり高いです。
高齢者の投票率が高ければ、当然、高齢者の意見を反映した政治をする政治家が選ばれます。

ここまでは別におかしくありません。

そして重要なのは、高齢者は給料を貰って生活していないということです。
年金生活なので当然ですが、高齢者にとっては、貰ってもいない社畜の給料の上下は興味のある出来事ではありません。
そのため、高齢者の声を反映した政治家も、給料を上げることに熱心ではないということになります。

もう1つ政治家が給料を上げたくない理由が年金です。
日本は100年安心(笑)プランとやらで、年金額の決定にマクロ経済スライド方式というものを採用しています。
これは物価と賃金の上昇率と、現役人口の減少や平均余命の伸びを勘案して年金額を決定するというものですが、ここに現役世代の賃金が登場します。

つまり・・現役世代の賃金がバンバン上昇すれば、年金も上げざるを得ないということになります。

年金財政も厳しい中で、それは勘弁してほしいということで政治家も口では給料が上がった方が良いと言いますが、心の中では給料を上げたくないと考えていると思います。

経営者が給料を上げない理由はシンプル

経営者から見ると給料を上げない理由はもっとシンプルです。
従業員に支払う給料は経費です。
経営では、支払う経費は少なければ少ないほど良いと考えるのは当然です。

しかも給料が安くても、大人しく働いてくれる社畜ばかりなのですから、経営者としては給料を上げる理由はありません。

今までどおり「景気悪いわ~。飼ってやるから給料は据え置きな。」と言い続けるだけでしょう。

そんな形で多数派の高齢者が興味が無く、政治家と経営者は給料を上げたくないとなれば、給料は上がらないでしょう。

私が考える給料が上がらない理由はこんなところです。
社畜達も口では働きたくないと言う割に、ストライキまではしません。
不可思議な国ですが、周りで誰もしないから、自分もやらないと言った感じなんでしょうね。

周囲を伺って生活するのも窮屈です。
私は給料が上がっても、社畜をしている時間自体が残り少ないので、恩恵がありません。

ストライキがあっても、参加するかは怪しいです。
周囲を伺って参加か不参加か悩むくらいなら、さっさとリタイアしたいところです。

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