また1ドル147円超えたよ。
まーた1ドル147円を突破しました。
こうなると、いつ介入があるか気になるところです。
昨年10月に151.9円に到達するまで介入がなかったことを考えると150円までは行けそうな気がします。
10月の介入から1月16日の底まで151.9円から127.2円まで24円の円高急進がありました。
欲をかき過ぎると介入後の暴落に巻き込まれて致命傷を受ける可能性もあるので、安全運転で行きたいものです。
もう日銀の誰も解除したくないゼロ金利
とは言え、ドル売りの介入なんて所詮一時的な物でしかありません。
実際127.2円の底からほんの8カ月程度でもう147円まで戻ってきているので、恒久的な効果が無いことは明らかでしょう。
恒久的な対処となると、日本も利上げが必要になります。
ただ、利上げはそうそう打てる手ではありません。
何しろ日本は国債の借入が多すぎます。
下手に利上げすると、発行債券の利払いでにっちもさっちも行かなくなることは明らかです。
今の日本はゼロ金利どころかマイナス金利を導入しています。
インフレを起こしたいからマイナス金利を導入している訳ですが、消費者物価指数が2%以上になっても未だにマイナス金利を解除していません。
持続的、安定的に2%を超えないとマイナス金利を解除しないとか言っていますが、下手にマイナス金利とイールドカーブコントロールを停止してしまうと、金利の制御が効かなくなることを危惧しているんでしょうね。
日本の財政状況や、経済状況では金利4%~5%くらいあっても別におかしくありません。
歳入と国債の残高の割合から見ても10%くらいあっても別に驚きません。
そんな中で何十年も金利ゼロなんて状況は尋常じゃありません。
だからこそ逆に解除できないんでしょうね。
解除した後にどうなっちゃうか予想しきれないんでしょう。
この条件でマイナス金利が解除される日なんて来るのか?
そんなジャブジャブの金融緩和を何十年も続けてきた日本ですが、ようやくマイナス金利解除の条件を日銀が打ち出してきました。
明確な順序やタイミングは言えないらしいですw
マイナス金利の解除の条件は、経済について「多少の下方圧力を受けても回復力がついていること」を挙げたほか、賃金では「今後への期待をある程度広い方々が望むことができる循環がある程度保たれること」が必要らしいです。
つまり、経済が悪くなっても戻す力があって、賃金が広く上昇している状況が続いた上で、さらに判断は慎重に行うそうです。
もう解除する気ないでしょw
中小・零細企業を含めて物価が上昇したら賃上げするまで解除しないそうなので、どんなに早くても数年はゼロ金利が解除されることはないでしょう。
中小・零細企業なんて、30年以上も「あぁ不景気だから給料上げられないな~」という決まり文句で給料を据え置いてきたんですから、そうそう給料は上げないでしょう。
経営者が人件費を抑えて何とかしようという仕組みを作ってしまっているので、そうそうこれが変わるとも思えません。
というより、人件費をしっかり払った上で会社を存続させられないんでしょう。
碌でもない経営者が多いので、さっさと廃業した方が正常な社会だと思いますが、日本ではどんなショボい待遇でも雇用の安定を維持することが重要と考えられているので、何とか賃上げせずにやり過ごそうとするでしょうね。
そう考えると、永遠にゼロ金利が解除されることは無くなってしまいます。
でも流石に「こんな安月給じゃ生活できないよ。」という状況になれば、渋々給料上げるでしょうからしばらくは物価上昇を見つつ生かさず殺さずの状況が続くんでしょうね。
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