日本人の睡眠時間は短い
人間なら毎日欠かさず行っていることの1つに睡眠があります。
寝ている時間は人によって異なりますが、厚生労働省の「令和2年度 健康実態調査結果の報告」の中では、6時間から7時間睡眠の人が32.8%で一番多くなっています。
次点は5時間~6時間の24.1%で、世界的に比べると日本人の睡眠時間は一番短いそうです。
以前、6時間以下の睡眠は認知症になる確率を上げるという記事を書いたとおり眠らないのは健康面であまり良くない影響を与えるようです。
この結果どおりなら、日本人は世界の人に比べて認知症になりやすい上に寿命も長いという状態になります。
日本人は真面目と言われていますが、その実世界一会社が嫌いな民族なので、「あぁ・・寝て起きたら仕事に行かないといけなくなる。」と思って中々眠れないのかもしれません。
寝るのが先で、起きるのは後
睡眠の効果に心身の疲労回復や、記憶の整理を行うといった効果があることが分かっていますが、これは飽く迄、脳があって脳からの指令によって睡眠をしていると思われていました。
実はそうではないかもしれないという記事を見かけました。
脳が無いクラゲも眠るという研究結果もあるそうです。
他にも「地球上で最も単純な動物」とも言われる板状動物の行動速度が夜間に減速することが観察されたりしていて、実は脳が進化して睡眠が必要になったわけではなく、睡眠は元々どんな生物にもあって進化の過程で、覚醒を進化させたのではないかと結論付けています。
以前、睡眠がコントールできるようになるかもしれないという話を書きましたが、これは飽く迄睡眠リズムを調整することができるようにするためのものです。
体に機械を埋め込んで寝なくても生きるようになるのが先か、人類がさらに「覚醒」を進化させることで、眠りを必要としなくなるのが先か楽しみではあります。
私は寝るのは大好きです。特に寝る前のウトウトしている時間が好きです。
昼寝も大好きですが、最近は出社することが多くなっているので昼食後に30分程度寝るだけです。
しかも一度在宅勤務時の横になってガッツリ寝る昼寝を体験してしまうと、オフィス内の喧騒の中で昼寝をするのは中々難しくなりました。
毎日襲われる昼過ぎに眠くなる現象は、「アフタヌーン・ディップ」と言う生理現象ですが、これもまだ人類が進化の途中ということの証明なのかもしれません。
ですが、もし人類が進化して眠る必要がなくなったとしても「睡眠」は娯楽として残るような気がします。睡眠中は確かに何もできませんが、眠るまでの過程は気持ちいいので娯楽になりそうです。
そうなるとベッドは娯楽品になるか、高級品になりそうです。
睡眠と言う1日の3分の1近く使う娯楽は、時間に余裕のある人のセレブな娯楽になるかもしれません。
実は睡眠時間が少ない日本人は、他民族に比べて「覚醒」が進化しているかもしれません。
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