「お金使えない症候群」はFIRE民にとって不治の病か?
「資産5000万円なのに…半額シールの食品、エアコンつけず、飲み会断る→「お金使えない症候群」とは」という記事を見ました。

FIRE界隈ではこの「お金使えない症候群」というのは珍しい症例ではありません。
というより、そもそも使えない症候群というよりは、そんなことに使う位なら投資に回すという人が増えるというのが正しい気がします。
で、とりあえず無駄な支出を削って投資に回すという投資ジャンキーになるまでは時間がかかります。
投資を始めたばかりの”にわか”も無理をして支出を切り詰めて、投資に励んだりするでしょうが、これまでの暮らしぶりから急激にランクを落としたりすると、生活の不満に直結して長く続かないことも多いでしょう。
それに比べて投資歴も長くなり、資産が大きくなってきた状態になると話が変わってきます。
特に3,000万、5,000万円と増えてきて、フルFIREも見えてくる頃には、支出の削減は習慣に変わり、お金を使わない生活が日常になるでしょう。
これがFIRE界隈で言うところの「お金使えない症候群」だと思います。
今日はこの記事でいう「お金使えない」とFIRE民の「お金使えない」違いについて考えようと思います。
「使う必要がない」が「使えない」に見えるFIRE民
FIRE民が言うところの「お金使えない症候群」は、投資に回す種銭を得るための副作用だと思います。
使うお金を減らして、投資に回せば年数%の値上がり益が期待できる。
だから消費するより、投資に回したい。
この感情は、投資歴の短い人間よりは、歴の長い人間
更に言うと、投資に失敗している人より、成功して大きな資産額を持っている人ほどそう感じ易いと思います。
生活費を削って、投資に回す。
人によって、ここは削らないって部分はあると思います。
食費は削らないって人なら、FIREを目指していても値段に関わらず好きな物を食べるでしょうし、暑いのが苦手ならエアコンがんがんに付けるでしょう。
ただ「ここは別にどうでもいい」って部分については、最小限に削ると思います。
だから本人にとって、削った部分は「使えない」じゃなくて、「使う必要がない」なんですが、他人から見ると「使えない」に見えてしまうということなんでしょう。
私も真夏に扇風機と氷で過ごしますと聞いたら、本人が使う必要がないと思っていても、エアコン使えやと思いますし。

個人個人で要不要の線引きをしているので、いくら本人が「自分には不要なんだ」と主張したとしても理解され辛い世界だと思います。
お金が使えない症候群に対する違和感
で、この記事に書いてある「お金使えない症候群」ですが、結構違和感がある設定だと思います。
この記事に描かれている大企業勤務の社畜Aさん
資産は5,000万円だけど、半額シールが付いた食品しか買わず、30度を超えていてもエアコンは決してつけず、飲み会には行かない。
絶対居ないってことはないかもしれませんが、違和感のある話です。
ただの好みのような気もします。
飲み会に参加しないというのも、お金より時間の面を考えている可能性は高いです。
5,000万円も資産があれば、お金使いたくないから参加したくないってよりは飲み会参加で、2次会まで出たら4~5時間は拘束されると思ったら、金より時間が勿体ないと思うはずです。
半額シールも食にこだわりがなく、帰ったらすぐ食べるのであれば半額シール付きの総菜だけ選ぶということもあるでしょう。
エアコンを付けないは大分違和感がありますが・・・
私も冬はギリギリまでエアコン付けないので、夏にもう死ぬかもと思うまでエアコン付けない人が居てもギリギリ許容できます。
不安だけで積み立てる額じゃねぇってのが最大の違和感か?
この記事の最大の違和感は資産が5,000万あるっていう部分でしょうね。
理由もなく5,000万も積み上げるヤツが居るのかって話。
大企業で節約していれば、投資していなくても達成可能な額ではあるでしょうが、特に目的なく積み上げるにはちょっと多すぎます。
そして「お金を使えない症候群」の原因部分にも違和感があります。
記事では3つの原因が書かれていました。
1つが将来に対するお金の不安、2つ目が家計を正確に把握できていない。
そして3つ目が幼少期の環境です。
特に2つ目の原因に違和感があります。
自分の家計を把握せずに5,000万円の資産が作れるのか?
お金が使えないから自然と貯まっていたというには、5,000万は多すぎる。
貯めるのが目的なら、必ず家計簿をつけているはずです。
だから家計を正確に把握していないは無理筋に感じます。
将来の不安に関しては、ライフプランシミュレーションするしかないでしょうね。
シミュレーションして十分足りるなら良し
足りないなら貯蓄を継続するだけです。
多くの場合は、理解が及ばないから不安がっているだけだと思うので、シミュレーションして何となくイメージがつけば不安感も払しょくされるでしょう。

幼少期の環境については、私も環境がベースになっていると思います。
ですが、しつけに関してはどうでしょうね?
抑圧され過ぎると反発するような気もします。
ゲームを禁止された家庭は独り立ちした後にゲームしまくる人が多いし、お菓子禁止だったら甘い物大好きになります。
禁止されていると、自由になった後反動が大きいと思います。
嗜好は置いておいても、子ども時代の生活水準はその人の生活水準のベースになっていると思います。
何にせよ、ノープランで何の目的もなく達成する金額じゃないってのが最大の違和感ですね。



コメント
漠然とした将来に対する不安だけでも人によっては貯まってしまう額だな、と自分は思いました。というか自分も似たようなところがありました。
将来いくらかかるか分からない、深く考えたこともないけど必要なのは分かるから今はあまり使わないでおこう。
…で、普通に務め続けてると使い道もハッキリしないのにそれなりの額にはなっている。というパターンです。
いくら必要かよく分かんないからこそケチケチだけで貯まっていく感じですね。
それを計算したり手持ちの預貯金を棚卸ししてみたりを始めたらのは「辞めよう」と考え始めた5年前でした。そのとき改めて「もっと投資に振っておけば…」と考えてしまいましたが(゚∀゚;
カフェNさん、コメントありがとうございます。
いつの間にか貯まってたってのは私もそうだったので、一定の理解はできるんですけど
流石に5000万に到達する前に、FIREを目指すのか、それとも何かに使うのか
何かしらの目的ができるんじゃないかなと思います。
私もFIRE考えなかったら新築のマンションでも買ってたと思いますし
年収が高くてあっと言う間に5000万貯まったとかですかね。
ブログ更新お疲れ様です。
最近は人との関わりやら、やりがいといった方向で仕事のプラス面をアピールしてもそんなの一握りの人間だけで、大半は金のためにやむなく仕事をしているから響かないことにようやく気づいたのか、そのパターンでのFIRE批判が減ってきましたね。
そのため方針転換して、節約生活をして貯蓄してもお金を有効に使えないから、若いうちから貯めずに有意義に使いましょうという方向で攻めるようにしたようですが、果たしてどの程度の効果があるのか、NISA貧乏が流行語レベルで広まってる位の世情に為政者の焦燥感を感じるのは穿ちすぎでしょうかw
boneさん、コメントありがとうございます。
消費しないで投資に回すっていうのは、生産者や為政者側からすると都合が悪いですからね。
何のかんの言っても、この手の話は無くならないと思います。
新NISAも1800万とか、なんか頑張れば全額埋められそうな金額を上限にしなきゃいいのにねw
1.8億とかだったら、すぐに埋めるのは無理だと思って適当に使うと思います。
こんばんは仙堂です。
「お金が使うのが恐い」と、「必要のないことにはお金を使わない」というのは違いますね。
仙堂智隆さん、コメントありがとうございます。
自分が必要だと思っていることも、その人はいらないって頑なに言う場合があるのがFIRE界隈ですけどねw
そこまで切り詰めんのって人は結構多いです。