5人に1人失業者なら、そりゃ寝そべりたくもなるってもんよ
以前、中国の寝そべり族とネズミ人間についてお話したことがあります。

寝そべり族は競争を拒否して、最低限しか働かないコーストFIRE済のような働き方です。
実態は資産が育つまで待っている訳ではなく、単に生活できる最低限しか稼がないという働き方のようです。
そして、ネズミ人間は働くことすら拒否する引きこもりです。
ニートみたいなもんでしょうかw
| 特徴 | 寝そべり族(躺平主義) | ネズミ人間 |
| 社会への態度 | 競争や搾取を拒否した最低限の生活 | 努力、社会参加自体を拒否 |
| 行動 | 必要最低限の労働は行う | ほぼ何もしない |
| 生活スタイル | 低欲望、低消費 | 引きこもり |
| 背景 | 996等の過酷な労働環境、社会的圧力への反発 | 失業、燃え尽き、将来不安 |
こうなってしまう背景には昨今の中国の景気の悪さがあります。
卒業即失業と言われるくらいのようで、つい最近も中国の16歳~24歳の失業率が18.9%で高止まりしているなんてニュースがあったくらいです。

こんだけ失業率が高くなれば寝そべりたくもなるし、引きこもりたくもなるでしょう。
オッサンは氷河期世代の最終盤の世代だったので、大学卒業時の企業採用は絞りに絞られていて内定がなかなか出なかったので、何かシンパシーを感じます。
今日はそんな中国で躺平主義、ネズミ人間に続く新たな一族が仲間入りしたようなので、そのお話をしようと思います。
壁に何を掛けるのか壁掛け族
中国の働きたくない一族に仲間入りしたのは「壁掛け族」というそうです。

寝そべり族のように最低限の収入で生活しながら、労働市場や人間関係から距離を置くのが壁掛け族の特徴のようです。
何が壁掛けなんだろうと思って見てみたんですが、若者の生活状況を指す比喩として使っているようです。
壁に掛けたまま使わないという意味の「挂壁」という言葉が、労働市場にあっても殆ど使われない若者を暗喩しているって感じなんでしょう。
「三和大神」という1日働いて3日休むといった生活スタイルのようで、本当に死なない最低限だけ稼いで生活する形のようです。
氷河期あるあるみたいで、シンパシーを感じるわ
寝そべり族と何が違うんだと思いましたが、寝そべり族は自分から自発的に最低限しか働かないって形のようですが、壁掛け族は望まぬ形でなってしまったようです。

こういう所もなんか氷河期世代っぽい感じがしますね。
当時は自由な働き方なんてフリーターがもてはやされていましたが、自分からフリーターになった連中の末路は悲惨です。
そのまま非正規スパイラルに巻き込まれ、気付けば若くない。
抜け出そうにも抜け出せないなんて状況は氷河期世代ではあるあるな話です。
この辺はまんま寝そべり族からの、壁掛け族への種族変更です。
自分で選んだはずなのに、いつの間にかそれしか選べなくなっているって状況。
1日働いて3日休むのは、サイドFIRE的な働き方なんですけどね。
資産収入で賄えない分を労働で補うサイドFIREに比べて、壁掛け族は金がない状態でやるのでシンドイでしょう。
氷河期世代との共通点も多い今の中国
日本の二の舞になりそうな感じがビンビンしますね。
この後は長期デフレの日本化が進むのか、当局が力業でなんとかするのか。
FIREしたオッサンは寝そべりながら観察しようと思います。


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