セミリタイア予備軍の動向を確認する。
4月6日に新入社員は1年経たずに2割の人間がセミリタイア予備軍として社会に生息しているという記事を書きました。
今回はソニー生命が毎年出している「社会人1年目と2年目の意識調査2021」が発表されていたので確認したいと思います。
貯蓄は順調に増加している。
2021年の調査結果が出ましたが、コロナ禍発生前から比較したいので2019年から2021年の調査結果までを確認してみます。
まず社会人1年目の貯蓄額ですが、2019年の調査結果から2021年の調査結果で以下の様になっています。
コロナ禍で消費が抑制されていたこともありますが、2019年と比較すると平均額が33.67%も増加しています。
また、2021年時調査では「100万円以上」貯蓄した人が29.6%も居たようです。
1年目は結構スーツ買ったり、家電買ったりで結構物入りだったような記憶がありますが、1年目から頑張るなぁ・・
1年目からリタイア生活も考えている。
社会人1年目からリタイア時の年齢について計画を立てているかという質問について、45.3%の人が「立てている。」と回答しています。
2019年は44.5%、2020年は47.4%、2021年は45.3%と2020年の調査結果47.4%よりは低下していますが、貯蓄額は年々増えています。
リタイアの計画を立てている人のリタイア予定年齢は、2019年61.3歳、2020年60.8歳、2021年58.9歳で年々短くなっています。
やはりさっさと辞めたい新社会人が増えているようです。
お金を使う機会も減って貯蓄が増加したので、早めにリタイア出来るんじゃないかと考える人が増えたみたいです。
既に辞めたい人は2割以上居る。
最初に就職する会社でどのくらいの間働いていたいかについても質問されています。
既に辞めたいと回答した社会人1年目の人と、2年目の人はそれぞれ2019年調査時で9.0%と27.4%、2020年調査時で10.2%と23.4%、2021年調査時で11.0%と25.0%という結果になっています。
年々社会人1年目から辞めたい人が増加していて、2年目に入ると2割以上の人が既に辞めたくなっています。
悟りを開くのが早いな~流石さとり世代
終わりに
総合すると、1年目から貯金をする社会人1年目は増えており、リタイアしたい年齢は若年化して、1年目で既に11%の人間が会社を辞めたいというリタイア志向の社会人1年目がどんどん増加していることになります。
以前、若い時にセミリタイアを知っている人は幸せなのか書きましたが、そうは言ってもそれでも早く辞めたい新社会人が増えているようです。
リタイア予定年齢を58.9歳にしていることでも分かりますが、辞めたいけど直には辞められないのが分かっているようです。
社畜生活をしていれば辞めたくなるのはしょうがない気がしますが、辞めたいけど資金的に辞められないという生活が続くのは中々キツイです。
来年も同じ調査が行われると思いますので、来年は更に増えるのか確認したいと思います。
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