FIREできる人とFIREに向いている人は別の生き物

怒りの猫 セミリタイア
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2024年もGWは10連休を取るのが社畜の正解です。

もうすぐ4月も終わりで、来週からGWですね。
今年は4月30日から5月2日まで有給を取れば、最大10連休です。

以前、GWのような中途半端な連休は繋げて長期休暇にしやすいので、意味もなく休みを取ろうって話をしたことがありますが、GWは有給消化チャンスですよ。
休みを取るって言った時に、上司が勝手に「こいつどこか行くんだな。」と想像してくれるので、休み易い時期です。

実際にGW中に旅行に行く予定を立てても良いでしょうが、GWは1年で5指に入る旅費が高い時期です。ホテルも旅行会社もぼったくりに来るシーズンですね。
FIREを目指している場合は、社畜の休暇期間中に旅行に行くのは戸惑われるでしょう。

同じところに行って、同じことをしたとしても、行く時期によって値段が違うなんてナンセンスですからね。経済合理性が頭をチラつく人はGWやお盆、年末年始、夏休み期間中のレジャーには消極的になってしまいます。

FIREを目指していて、経済合理性で理性がストップをかけていまう場合でも、GWは意味もなく休みましょう。
有給を残して、時効消滅させるなんてお金がいっぱい入った財布を投げ捨てるようなものです。

何か有給が取りにくいと思っている人は、給料を時給計算して有給1日辺りでいくらくらいになるか計算してみると良いでしょう。
1日8時間、時給計算で2,000円なら有給1日辺り16,000円です。
有給が10日消えたら、16万円ですよ。

そう考えたらもったいなくて有休を残そうなんて気は起きなくなるでしょう。

GWは有給休暇を取っても文句が出辛いので意味もなく取ろう。
本ブログも週5投稿で、800記事に到達しました。800記事がちょうど月初の資産棚卸のタイミングでスルーしていましたが、本ブログも800記事投稿を達成しました。本記事で801記事目になります。特に達成感のようなものはなく、ブログへの投稿は日々...

2023年は意味もなく9連休にしましたが、今年はスケジュールの関係上10連休は取得できませんでした。

もうすぐリタイアするとはいえ、仕事のスケジュールを無視して有給取得を強行するほどの武士にはなれません。
社畜生活も長くなると、バイトをバックレる学生のような感覚からは遠くなってきてしまいます。

これが社会人になるということなんでしょう。
悲しきモンスターです。

今年は社畜の正解10連休は取れず

社畜も長く続けると、仕事のスケジュールで有給消化できなくなることもあります。

頭の中では「もうリタイアするんだから気にせず休んどけ。」という小さいオッサンと、「まだ5月だし、有給消化チャンスはまだまだある。わざわざ今取らなくても良いだろ。」という小さいオッサンも居ます。

スラムダンク19巻 P156から引用

今年は後者の小さいオッサンに軍配が上がりました。
私はどうせもうすぐリタイアするからと開き直れますが、開き直れない人も居るでしょう。

特にまだまだリタイアまでは長いという人はその可能性が高そうです。
リタイアまでの時間が長いのであれば、給料を上げることも選択肢に入れておかないといけませんからね。

ですが、私のようにもうすぐリタイアを考えているけど、開き直れないという人もきっと居るのではないでしょうか。

今日はふとFIREできる人と、FIREに向いている人は何が違うのかと思ったので、FIREできる人と、FIREに向いている人について考えていこうと思います。

FIREできるとFIREに向いているは別

そもそもFIREできる人と、FIREに向いている人は似ているようで全然違った生き物です。ライオンと猫くらいは違います。

FIREに向いているのは、いわゆる「ニート適正」が高い人です。

そもそも何かしていないと苦痛だとFIREに向いてない。
なんで常に何かしていないと駄目なのか。日本でもFIREが流行ってきたからか、最近著名人もFIREについての記事が出てきているようです。芥川賞作家の羽田 圭介氏のFIREについての意見を書いた記事があったのでそれについて書いていこうと思います...

つまり、予定がないことや、何もしないことに特に苦痛を感じないタイプですね。
FIREした後に、時間が大量にできた時に戸惑ったり、空き時間に何もしないことに耐えられないようなタイプはFIREに向いていないでしょう。
とはいえ、社会に適合できない程のニート適正では種銭を稼ぐことも覚束ないので、あくまでマイルドなニート適正です。

時間があっても何だかんだと時間を潰せてしまうニート適正アリな人の方がFIRE向きです。

FIREできる人は、いわゆる「良い子ちゃんタイプ」が多いと思います。
両親や教師から勉強しろと言われて、言われたとおり勉強して良い学校に入って、就活もしたのでそれなりに高給な所に就職している人です。
長い時間、継続的に努力を続けることができるタイプですね。

またこれまでコツコツ勉強していたので、仕事でもコツコツ努力を続けられるので、それなりに裕福な人が多いでしょう。
積立投資も一度始めれば、コツコツと積み上げてFIREに近づけると思います。
一発逆転なんて考え方はしない堅実なタイプです。

FIREできる人はコツコツタイプの努力家の方が向いていると思います。
一発当ててFIREしてやるという人も居ると思いますが、成功例が少ないし何より再現性がありません。
再現性が高くFIREするのであれば、現状は投信やETF積立は王道の1つです。
もう1つの王道に不動産投資がありますが、こちらも融資の際に社会的信用がモノを言うので、やはりコツコツタイプの努力家の方が適してます。

また、昔からちゃんと勉強していた人であるため、投資と並行して投資の勉強もするでしょう。
過去の事例やパターンを学習しつつ、コツコツ続けられる。

この辺りがFIREできる可能性が高い人でしょう。

2つは混ざりにくいからこそ、FIREする人は多くない

私が考えるFIREできる人と、FIREに向いている人は以上のとおりなんですが、この2つはあまり両立できないようにも感じます。

FIREできるタイプであれば、社会や両親から定年まで社畜として勤め上げるのが一般的だという常識を刷り込まれているでしょう。

そうなるとFIREには目もくれず、社畜として昇進、昇給に励みそうですし、上の常識と共に結婚して一人前という常識も刷り込まれているので、普通に結婚して仕事を続けそうです。

FIREに向いているタイプはあまり継続的な努力をしそうなタイプには見えません。
何もしなくても特に苦痛を感じないので、努力して何かを得ようという感覚はあまり強く無さそうです。
できなければできないでOKと考えそうですし、マイペースなのであくまで今の自分の状態で何とかしようとしそうです。

そんな人が投資を始めて上手くいくかは疑問ではあります。
働きたくないから投資して何とか生活できないかという考えにはなりそうですが、継続的に種銭を証券口座に入れるとか、コツコツ投資について学習するといった考え方からは遠そうです。

こう考えてみると、FIREに向いている人はFIREしようと思ってもなかなかできなくて、FIREできる人はあまりFIREには興味が無さそうです。

今、FIREしている人は何かを切欠にしてFIREできるタイプが突然変異してFIREした人なのかもしれませんね。
病気とか社畜生活に絶望したとか、何らかの切欠がありそうです。
FIREに向いている人の中にも投資について勉強するのが3度の飯より好きというタイプも居るかもしれませんが、どっちみち少数しか居ないでしょうね。

もしくは計画の途中で我慢できなくなって、サイドFIREに舵をきるのでしょうね。
そう考えればサイドFIREを語る人が増えてきた理由も分かります。
FIREできるタイプじゃないけど、FIREに向いているタイプの人が頑張った結果ということなんでしょうね。

FIREのための資金的な問題もありますが、性格的な面でもFIREする人が少ないのは当然なのかもしれませんね。

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コメント

  1. はしQ より:

    nekonabeさん。おはようございます。明日も社畜出勤で、GW中もカレンダー通りの出勤予定のはしQです。FIREに向いているタイプ訳にズバリはしQがそのものです。昔から優等生で、そこそこの大学を出てそこそこの会社に就職し、たぶん永久就職のはずが、何の因果か降ってわいたような変化があり、思い切って早期退職をしました。なのでFIREに向けてきっちり不安材料をつぶし、ある程度成功確率の高い投資を学び、運の良さもあり億り人にはなれました。が相変わらず社畜です。なのでFIREできない人です。
    はしQの考える「真のFIREできる人」は「向いてる人」で、勇気のある人(思い切りのいいひと)+そこそこ若い人 かと思います。nekonabeさんは、FIが見込みがつけばあとは「勇気だけ」かと思います。ファイト。ではまた

    • nekonabe より:

      はしQさん、コメントありがとうございます。

      私はFIは達成していますね。別に給料貰わなくても生活できます。
      実際に去年1年給料使わずに生活して確認してますので、特段問題なかろうと考えています。
      リタイア時期は来年の夏のボーナス貰った後を予定しています。
      リーマンショック級の暴落中じゃなければリタイアしていると思いますが、その時になったらどう考えているかは来年の私に任せます。

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