極端なケースを出すことで、うらやましくない感を演出しているように見える。

貧乏な食事 セミリタイア
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テレビでもFIRE特集が組まれる時代になった。

久々にテレビを見ている時にFIREについて取り上げていたので、思わず見入ってしまいました。

Yahoo!ニュース
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特集内容に共通したのはFIREしていることと、節約生活していることです。

資産1億円以上持っていて、昼食に200円のサラダチキンだけ食べて、食器はコンビニのプラスチックスプーンを使う人や、年間支出を100万円以内で生活するという人等、極端な節約をする人をチョイスしたなぁという印象を受けました。

セミリタイアを考える人は逃げ切り計算機等で、自分がリタイアした後の支出と、資産運用から得られる配当益や取引益を計算して何歳まで資産が持つか何度も確認していると思います。

セミリタイアを目指す人間が誰でも1度は実施したことがある逃げ切り計算機を使ってみる。
逃げ切り計算機を使ってみる。 おそらくセミリタイアを目指す方が誰でも1度は使ってみたことがあるものとして「逃げ切り計算機」があると思います。ご存じない方がいるかもしれないので、逃げ切り計算機とは何かを一言で説明すると、持っている資産を毎年い...

何度も確認していれば同じ資産額で同じ運用益だったとしても支出の大きさによって資産寿命が大きく異なることに気が付くと思います。

例として、年齢40歳、資産5000万円、年間利息4%、年金受給は65歳から月8万円、インフレ率1%の条件で、支出のみ変更した場合を考えてみようと思います。

年金受給開始後からの年間支出額 年金受給開始後からの年間支出額 資産寿命
300万円300万円61歳まで
250万円250万円69歳まで
200万円200万円89歳まで
150万円150万円100歳以上
逃げ切り計算機で計算したケース

50万円刻みで年間支出を入力してみましたが、同じ資産5000万円、利息4%でも300万円と200万円の間には資産寿命に30年近い違いが出てきます。

FIREした人も当然このことを知っているので、1億円以上あっても支出が増えすぎればアッという間に資金ショートすることが分かっています。
実際1億円持っていても年間支出が500万円であれば、上の例と同じケースで計算すると70歳で資金がショートします。

支出を増やすと資金ショートの可能性が高まることが分かっているから、ある程度資金に余裕がある人でも節約志向になりがちです。
予定通りに取り崩していたとしても、FIREした後は出来るだけ資産の取り崩しは少なくしたいと思ってしまうはずです。

そのため、FIREしたけど節約して生活していますというのは非常に分かります。
分かりますが、200円のサラダチキンをコンビニのプラスチックフォークで食べて節約してますは流石に演出っぽい気がしました。
FIREなんて全然うらやましい生活に見えないと思わせるための演出に。
本当に毎日サラダチキン食べてる可能性もありますけど、筋肉作りとかで。

私もセミリタイアの計画にはある程度支出に余裕を持たせて計算していますが、実際セミリタイアしたら計画以下の支出になるように生活するようになる気がします。
資産の減少がセミリタイア生活の致命傷になりかねないというのもありますが、また社畜に出戻る恐怖が資産減少の恐怖を上回ることもあると思います。

実際、FIREやセミリタイア経験者に共通するのは、元の生活には戻りたくないと口を揃えるので、1度セミリタイアを経験したら、2度と社畜には戻りたくないと思うのでしょう。

それに比べれば節約なんてどうってことないと思っているのかもしれません。

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