資産額で人生は変わるのか？
FIREを目指していると、Youtubeでもお金系の動画を見る頻度が結構高い人も多いのではないでしょうか？
Youtubeを何となく見ていると、良く「〇〇万円貯めたら人生安泰！」とか「〇〇万円で人生変わる！」みたいなサムネの動画を良く見かけます。
この〇〇万円については、動画によって様々です。
1,000万円だったり、2,000万円だったり、3,000万円だったり5,000万円とか色々な金額が付いてます。
なぜか4,000万円や、5,000万円以上は見かけませんが、大体1,000万円刻みで人生変わるそうですｗ
そんなにコロコロ人生変わらないと思います。
ただ同じ人が言っている訳ではなく、全然違う人の動画なので1,000万円ごとに人生が変わる訳ではなく、人生が変わる（らしい）タイミングに大きなズレがあるようです。
話の内容も同じような話をしている場合が多いので、少なくとも1,000万円から5,000万円に4,000万円の値幅がある時点で、「人生安泰ってなんだっけ？」と思ってしまいますね。
恐らく動画を作っている人が想定する生活水準や、貯まった後の人生プランの違いになるんでしょう。
少し思い返しながら、私が1,000万円から5,000万円に到達した時に感じたことを語っていこうと思います。
資産額の節目を思い返してみる
私が1,000万円から5,000万円まで到達した時がどうだったか。
思い返してみると、正直3,000万円までは一切何にも変わっていません。
記録すらつけていないので、いつ到達したかも覚えていませんが3,000万円まではひたすら社畜として働きつつ、投資を続けていました。
1,000万円、2,000万円、3,000万円到達時に何か思うところがあったかと聞かれると、「気付いたら超えていた。」といった感じです。
これっぽっちも「人生が変わった」とは思えません。
4,000万円は記録を付け始めていたので、確認できました。
記録を見ると30代前半には超えてましたね。
ですが、この時も何かが変わったかと聞かれれば、特に何も変わっていないと回答するでしょう。
未だに社畜です。しかも普通の社畜より働いていたと思います。
転職してさらに年収上げようとしていたくらいなので、まだまだ働くつもり満々な時期ですね。
何かが変わったと言えるのは資産が5,000万円に到達した時ですかね？
これも「人生が変わった」と言う程の大げさな変化ではありません。
「別に働かなくても良いんじゃね？」と思い始めたのが5,000万円ということです。
結局、いくら貯めたかでは何も変わらない
人生が変わるって何でしょうね。
私は彼らが言うところの1,000万円から5,000万円まで到達しましたが、特に何かが変わったという感じはありませんね。
1,000万円から5,000万円の資産ができる間も、ずっと社畜なので生活に変化はありません。
ただ、5,000万円は「もうこれ以上働かなくても生活できるんじゃないか。」と思えた資産水準なので、そういった意味では5,000万円は考え方が変わる切欠にはなりそうです。
人生変わったとか、そんな大げさな話ではないと思います。
考え方のちょっとした変化が起きるだけです。
結局5,000万円超えた後も社畜を続けている訳ですし、人生どころか生活すら何も変わりません。
5,000万円を超えてから起きた変化と言えば、FIREを意識し始めたので、残業が減って、有給休暇は完全消化を目指すようになったくらいでしょうか。
残業して貰えるお金より、とにかく時間が大切だと思えるようになります。
この点は、生活面において大きな変化でしょうね。
でもこれって資産額の話というより、FIREしようと思ったから変化したことなんですよね。
資産額は切欠ではありますが、「FIREしよう」と考えなければ何も変わらなかったと思います。
資産があれば誰でもFIREするわけじゃありませんからね。
実際、何億、何十億円持っていても第一線で働き続ける人も居るわけですし・・・
と言うわけで、準富裕層のオッサンが考える資産額は「FIREを考える切欠にはなるけど、それ以外では特に何の変化も及ぼさないただの数字」ということになります。
でもFIREを意識し始めると、お金は数字以上のものになります。
1円でも多くかき集めてから、FIREしたくなるので更に金銭感覚は研ぎ澄まされていきますよ。
支出を1円でも減らしたくなりますし、運用益を1円でも多く増やしたくなります。
お金が数字以上の価値を持つのは、「FIREしようと思うかどうか」でしょうね。
必死になって金額だけ追っかけている人の参考になれば幸いです。
コメント
nekonabeさん、おはようございます。はしQです。はしQも最近noteの記事を興味深く購読し始めましたが、8ooo万でFIREを目指すいう記事では、はしQの悩みでもあり、こちらでもよく話題になっている、いつFIREするかには相当逡巡されているようです。ほったらかし投資やここ数か月の他人事のような日本株の上昇で金融資産が増えると、金額だけが実感できその実感は自分で努力していないから、達成感が今一つで、収入がなくなったら計算的には死ぬまで大丈夫なのですが、とくにやりたいこともないし、資産がなくなってきたときにまた働くくらいだったら、今のところでしばらく働いた方が良いと結論付けていますが、それでもなぜか２０２６にFIREすると頑張っていらっしゃいます。にわかでない準富裕層の方のFIREに向けた記事を読むとなんだかホッとします。みんな同じだなあと。ではまた
はしQさん、コメントありがとうございます。
何か変な投資詐欺に勧誘されそうというイメージがあるので、私はnoteは見たことが無いですね。
社畜の恐ろしいところは、苦痛なんだけど我慢できない程苦痛ではない所です。
これまで何十年と続けてきたので、何となく続けることができてしまいます。
そして続けていれば資産は増え続けるので、辞め時が難しいです。
恐らくこの道はFIREを目指す人なら誰しもが通るんでしょうね。