定年退職の呪いはFIREする時にも襲ってくるか?

憑りつかれている人 セミリタイア
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国の呪いか?定年退職の呪い

定年退職の呪いという物騒な言葉があるようです。
呪いという言葉から何か呪術的なモノをイメージしてしまいますが、もちろん呪いの類ではなく、マサチューセッツ州ベントリー大学の医療及び労働経済学者であるダヴァル・デイブ氏が研究した結果、定年退職が実際に健康に悪影響をもたらすというデータを発見したことで、定年退職の呪いというようです。

「定年退職の呪い」とは?そうならないためには?
同じ轍は踏まないようにしよう

どうも生活環境が大きく変化することで、精神的な病気や疾患に罹りやすくなるそうです。

ただこれはアメリカの研究であり、日本では定年退職の呪いという言葉を聞いたことはありません。

今日はこの定年退職の呪いとFIREについて考えてみようと思います。

日本にも定年退職の呪いがあるのか?

日本では定年退職の呪いという言葉を聞いたことがありませんが、定年退職後に病気になり易くなるというのは分からない話ではありません。

そもそも今の日本の定年は65歳です。
それなりに高齢に差し掛かっているので、当然若い時より病気にはなり易くなっているでしょう。

また、定年退職までは社畜として気を張って生活していたけど、定年退職して気が抜けたということもあるでしょう。

実は年金を払いたくない国が呪術師を雇って、定年退職した人に呪いを掛けているということなら面白いんですが、さすがにそんなオカルトは無いでしょうから原因は別にあるのでしょうね。

考えられそうなのはストレスです。
適度なストレスは体に良いという謎の信仰を集めるアレです。

そうじゃないかと思っていたことが、予想より酷かったので、更にリタイアしたくなった。
呪文のように繰り返されるフレーズ 社畜をしていると、よく聞くフレーズがあります。特に1年に1度行われるストレスチェックの時に良く聞きますが、「適度なストレスは体に良い。」というものです。適度なストレスは体に良いですが、過度なストレスがかかる...

社畜に適度なストレスなんて存在しないと思いますが、仕事をしていると健康に良いという信仰があります。

ライフイベント法とストレス度測定で確認すると、社畜にとって定年退職というのは部下とのトラブル以上のストレス要素です。

ライフイベントとストレス度測定から引用

更に言うと、経済状況の大きな変化も大きなストレスとなるため、退職と経済状況の変化が同時に起きる定年退職はバカにできないストレスイベントです。
ここから更に転居や別居なんかも追加すれば更にストレス要素は積みあがっていきます。

これだけ大きなストレスがかかれば、定年退職後に病気になり易くなるというのも分からなくもありません。

ようやく定年退職したんだから、何か新しいことを始めよう。」という考え方自体が実はストレスということなのかもしれません。

いきなり100%暇な状態にしない方が良いかもしれない

定年退職の呪いが、定年退職後の環境の変化によるストレスが原因で起きるのであれば、不味いことがあります。

それはFIREしても同じことが起きる可能性があるということです。
仕事生活から退職への移行の仕方、行動の変化、生活の質への影響に至るまで呪いはつきまといます。

定年退職の呪いという単語で、定年退職しなければ呪われないような言葉に聞こえますが、これは一般的に定年退職が最も生活環境が大きく変化する人が多いので、定年退職の呪いと呼ばれているんでしょう。

FIRE後に急に生活環境を大きく変えれば、定年退職の呪いと同じ状況になる可能性は十分に考えられます。

違いと言えば、定年退職するより若いってだけです。
20代、30代でFIREすれば影響が無さそうですが、そろそろ体にガタが来始める40代、50代でFIREした場合、定年退職した場合と同じ状況にならないとは言えないでしょう。

記事では週5日の社畜労働から徐々に慣らしていくことや、ペットを飼うことを提案しています。

FIREして急に何もしないという状況にするよりは、徐々に慣らしていくのは悪くない選択肢かもしれません。

かといって折角FIREしたのに、FIRE後に雇われで働きたくもありません。
何か収入が得られそうなことを、社畜の勤務時間にこなした方が良いのかもしれませんね。

FIREしていきなり24時間365日、自由時間という状況にしない方が良いのかもしれないと思ったオッサンでした。

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コメント

  1. はしQ より:

    nekonabeさん、おはようございます。はしQです。当方は1年ほど転職のため疑似のREを体験し、失業給付と早期退職金で当面食うには困らない状態でしたが、1日何もせずぼーっとしていようとしていましたが存外ストレスを感じていました。以前の会社で退職後の対処法みたいなセミナーに参加しましたが、そこでは退職後、海外旅行に行くとの目標は健康面と金銭面で持たないほうが良いといわれてました。ありがちな「ピンピンころり」を目指して、健康の維持を考えましょう。それには駐輪場の非常勤職員(シルバー)が最も良いとも言われていました。理由は毎日必ず自転車の整理は発生するし、ちょっと残しても完成のタイミングがないので、そこまでノルマ的なものもない。なるほど、とその時は軽く賛同していましたが振り返ってみると社畜はいやだが、接客はそこまで媚も売りたくないし、若い上司に叱られながらの仕事もいやだなあと考えると割とその通りかと考えます。ストレス対策としてもう1つ提案されていたのは、狭くてもいいので「自分の部屋」を持ちなさいと。定年後は暇でリビングでだらだらしがちなため、家庭の中で邪魔者扱いされこれが大きなストレスで、あてもなく外出する羽目になるらしいです。こちらはシングルのnakonabeさんには、当てはまりませね。ではまた

    • nekonabe より:

      はしQさん、コメントありがとうございます。
      確かに駐輪場にはお爺さんしかいませんね。
      自転車をきれいに置き直すんですが、カギがかかっているので持ち上げないといけなくて意外と重労働な気がしました。
      1台、2台ならともかく100台、200台やったら腕がパンパンになりそうです。

      独身の場合、家族は居ないので邪魔者扱いはされませんね。
      だから放っておくとどこまでもダラダラできます。
      FIREしたら自己管理を試されることになりそうですね。
      そういった意味でも何かやった方が良いかもしれません。

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