結果を見ても思ったように動かずに困惑するオッサン
先週は日銀政策決定会合とFOMCがあるので、単純に結果が出てから動いた方向に着いていく方針としていました。
円安傾向が強いので、基本買いを意識していました。
日銀も想定以上に引き締めに動きました。
これは売りかなと思っていましたが、想定外に円安方向に動いたので、困惑して手出ししにくい展開でした。
取引は20日の朝に151円を見たので、そこで買いFOMC発表前に決済(青丸部分)、FOMC通過後は今度は逆に思ったより円安方向に動かなかったので、手出しできず、PMI発表後に再度買いで入りましたが、週末にかけて円高傾向だったので損切りして取引を終えています。(紫丸部分)
差し引きでちょっとプラスといった感じで3月18日週の取引を終えています。
2024年3月18日週の利回りとドル需要について
3月18日週のアメリカ10年国債利回りの動き
アメリカ10年国債利回りは週初4.31%、週末4.20%でした。
最も高かったのが3月19日2時台の4.34%、最も低かったのが3月23日5時台の4.19%です。
先週は横ばいからやや上昇の想定としていましたが、下落になりました。
チャートだけ見ると上昇だったのですが、直近の動きから4.3%を超えるほどの上昇力は無さそうと見て、横ばいかちょっと上がるくらいに収まるだろうなという見立てでした。
3月21日にFOMCがありましたが金利は5.25%~5.5%で据え置きでした。
年内利下げについて言及されましたが、利下げには慎重姿勢でした。
これだけ慎重姿勢なら金利も上がっても良いと思いましたが、思惑に反して金利は下がりました。
MACDは21日までは上昇傾向、21日以降は下落傾向です。
RSIは下落傾向、ストキャスティクスはデッドクロスを伴う下落傾向です。
チャートだけ見ると下がりそうですが、FOMCでは現在の金利がしばらく維持されることにも言及されていたため金利も安定した推移となりそうです。
横ばいからやや弱い程度の動きになるのではないでしょうか。
日本国債10年物の利回りは週初0.78%、週末0.73%でした。
先週に比べて下がりました。
日本も日銀政策決定会合がありましたが、想定に反して結構攻めた内容でした。
攻めた内容だったにも関わらず金利は下落しています。
まぁ引き締めつつ緩和は継続という意味の分からない内容だったので、外国人も困惑したのではないでしょうか。
実際金利を上げようと考えた場合、国債の利払いが問題になってくる可能性が高いので、早々金利を上げるわけにはいかないでしょう。
ようやくマイナス金利は解除されましたが、この後の金利上昇には懐疑的というのが市場の見方のようです。
利上げ期待が高まってくるまでは1%未満で推移しそうですね。
MACDはデッドクロスを伴う下落傾向、RSIとストキャスティクスは下落傾向から横ばい傾向です。
チャートを見る限り金利は下がりそうですが、0.7%を割り込む程の材料もないので、横ばい傾向になるのではないかと思います。
3月18日週のドルインデックスの動き
ドルインデックスは週初103.44で、週末104.43でした。
最も高かったのが3月23日4時台の104.49、最も低かったのが3月21日10時台の103.17です。
先週は横ばいからやや上昇傾向を想定していましたが、想定よりは強い推移となりました。
FOMCで一時103.1台まで下がりましたが、その後反転して104.43で引けています。
MACDはゴールデンクロスを伴う上昇傾向、RSIも上昇傾向、ストキャスティクスはゴールデンクロスを伴う上昇傾向です。
チャートを見る限りは上昇傾向になりそうです。
VIXはFOMCを通過したことで安心感が出たのか下落傾向です。
週初14.75、週末13.05となり、21日に一時12.4まで低下しています。
先週の予想では、ドルインデックスは横ばいからやや上昇を想定していたため、株価は横ばいからやや下落を予想していました。
想定以上にドルインデックスが上昇しましたが、株価は下落とは行かず強かったです。
NYダウは週初値38,826ドル、週終値39,475ドルとなっています。
週末にかけてドルインデックスが上昇したため株価が追い付いていないのかもしれません。
これまでの法則どおりなら、ドルインデックスの上昇で来週の週初は株価は軟調気味の推移となるはずです。
2024年3月25日週のドル円取引について
3月25日週の10年物金利は横ばいから弱い上昇傾向、ドルインデックスは上昇傾向になる前提で考えていきます。
そこを踏まえてドル円の取引方針を考えていきます。
ドル円を動かしそうな経済指標は、3月26日の21時30分に耐久財受注、23時にコンファレンスボード消費者信頼感指数、3月28日の21時30分に実質GDP、23時に中古住宅販売成約指数、3月29日の21時30分にデフレータとコアデフレータの発表があります。
あまり大きなイベントはありませんが、日本は期末になるのでドルから円に戻す動きはあるでしょう。
何も無ければ円高方向に進みそうな週ではあります。
週足で見ても今の1ドル151.4円は高値圏です。
2023年11月につけた1ドル151.90円が直近高値ですが、FOMC前日に付けた151.86円から反落して引けています。
どうも152円が壁になっているようです。
現状壁を抜けるほどの理由は無いように思えます。
ドルインデックスは上昇を想定しているので、株価が軟調に推移し、期末の円需要があれば、円高方向に動きそうです。
MACDはゴールデンクロスを伴う上昇傾向、RSI、ストキャスティクスも上昇傾向です。
RSIとストキャスティクスは木曜以降は少し垂れてきています。
チャートの形だけ見ると、来週以降も上昇しそうに見えます。
ですが、その他の要因を見る限り円高方向に進みそうに見えますので、152円を上抜けることがなければ基本売り方針で考えていこうと思います。
特に151円後半では売りを意識していきたいですね。
私の意見を記載したものですので、実際の投資は自己責任で行ってください。
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