FIRE後の住処は人生の重要テーマの1つ
私は既にFIRE後も住む住居として分譲マンションを購入して住んでいますが、購入までは結構悩みました。
私は独身なので、人生の三大支出のうち子供への教育費はかからないので、老後と住宅の費用が最大の支出になります。
最大の支出の1つが住宅ですので、そりゃー悩みます。
特にリタイアしようなんて考える人は、そこらに居る社畜より多くの資産を持っているので、悩ましい問題になります。
リタイア後も賃貸にするか、それとも持ち家を購入するかはリタイアする人も人生の一大テーマだと思います。
私は実際自宅を購入するまでは、リタイア後も賃貸派かなと考えていました。
賃貸派の魅力は何と言っても選択肢の多さです。
そのまま住み続けるか、実家に帰るか、家賃の安い所に転居するか、持ち家では取りえない選択肢の広さが魅力です。
そもそもリタイア後は仕事に行く必要がないので、都市部に住んでいる必要すらありません。
冬は沖縄、夏は北海道とか避暑地に住むなんてことも全然可能です。
実際そんなことをしようとしたら、引っ越しが面倒くさいし、1年で2回も敷金、礼金を払うことになるので、そんな生活をすることはないでしょうが、賃貸派であればそういった暮らしをすることも可能でしょう。
持ち家のメリットは、設備が賃貸に比べて充実していることです。
それと、生活コストが安定していることも理由の1つになります。
私は固定金利で住宅ローンを組んでいるので、支出額は今後どれだけインフレになろうと一定です。
賃貸派はローンや修繕積立金の支払いは無くても、家賃や更新料の支払いはあります。
家賃はインフレの影響をモロに受けるので、当然インフレになれば家賃は値上がりしていきます。
実際都市部では家賃の上昇が既に始まっているようなので、今後IMF試算のとおりインフレ率が1.5%程度で推移していくのであれば、家賃はどんどん上昇していくことになるでしょうね。
リタイア後は家賃の上昇は大問題です。
家賃は一番大きな固定費ですからね。
家賃の上昇の対策として、どんどん家賃の安い場所に移動していくことで、リタイア後の支出額を一定にできるかもしれませんが、あんまり良い選択とも思えません。
住んでいる場所が気に入っているのに引っ越ししなければならないとなったら、かなりのストレスですし、高齢になってから色々な場所に引っ越ししなければならないような状況は苦痛でしょう。
都市部と地方の生活費にあまり差がない?
よく地方の方が生活費が安いという人が居ます。
野菜や米を作っていて、自給自足しているので食費が安いのかなとイメージしていましたが、どうもそうでは無いようです。
私は都心部以外の場所に住んだことがないので、地方の生活費がどの程度かかるかは良く知らないのですが、一般的には地方の方が生活費が安いということになっています。
実際、都市部は給料が高くて、地方は給料が安いです。
給料が安くても生活できるということは、生活費が安いんだろうなと想像することはできます。
「地方は物価が安くて暮らしやすい」って本当? 給与が低くて車必須なら、生活費は「東京」と変わらない?という記事を見ましたが、この記事の内容を見る限り生活費は都市部も地方もあまり変わらないようです。
家賃の差が生活費の差になって表れているようですね。
この辺りは納得しやすいです。
同じ家賃5万円でも都心部なら築40年の1ルームになりますし、地方なら1LDKとか2DKくらいは借りられるでしょう。
それなりの広さの住居を求める場合、都心と地方では大きな違いがあります。
私が今住んでいる広さの住居も地方と都内では10万~20万円以上の差になるでしょう。
その差が生活費の差になるんですから、そりゃ都市部の方が生活費が高いってことになります。
地方住みの場合は、家賃に加えて自動車の維持費がかかるので差はもう少し縮まると思いますが・・・
給料にこれだけ大きな差をつけるほど、生活費に差があるようには見えません。
これは労働力需要と供給バランスが合っていないから、給料が安く抑えられているのかもしれませんね。
家賃以外の生活費に大きな差が無いのであれば、地方に住むより都市部に住んだ方が、生活利便性は高いでしょう。
独身で地方に一人暮らししている状態で車を運転できない年齢になったら、買い物や通院どーすんのって状況に陥って詰みかねません。
リタイア後に住む場所はその人の好みで問題ありませんが、70歳くらいになったら都市部に住んだ方が良いでしょうね。
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