スマートに行ければカッコいいけど、普通は泥臭いFIREになる。
最近はFIREがメジャーになってきた感があるので、学生時代や新社会人から早期リタイアしたいと考える人も多いでしょう。
今20代の人が早期リタイアしようとする場合、最もスマートなのが学生時代に起業して育てた事業をバイアウトして、そのお金を元にそのままリタイアしてしまうのが最も手早い早期リタイアの方法だと思います。
非常にスマートな方法ではありますが、早期リタイアしたいなんて人間は労働に対して熱量がありません。
そもそも働きたくないから、さっさと上がりたいんです。
そんな人間が事業を軌道に乗せるまで大きくすることは至難の業でしょう。
それでも尚働きたくないとなったら、スマートな方法は諦めて泥臭い方法を取るしかありません。
支出を抑えて、蓄財したお金を投資に回すことで資産を増やして時間をかけてリタイアする方法です。
時間はかかりますが、労働したくない人はコツコツやるしかありません。
怠惰を求めると勤勉に辿りつくわけです。
若い時からそんな生活で果たして幸せなのかという話を以前しましたが、怠惰を求めると勤勉に時間をかけて取り組むしかないので、どうしても働きたくないのであれば、コツコツ取り組むしかないでしょう。
私も働くのが好きなわけではありませんが、早期リタイアについては30代前半までは考えていませんでした。
世間や親から刷り込まれた「社畜は定年まで働く」という呪いはそうそう解けるものではありません。
私がスムーズにFIREに向けて動けたのは、FIREを考える前から、蓄財+投資というリタイアに向けた行動をしていたからに他なりません。
優秀なら起業してリタイアが最適解か。
蓄財+投資はFIREのための基本姿勢ではありますが、スマートな方法でリタイアする人も少数ではありますが、存在します。
今日はそんなスマートにリタイアした人のアーリーリタイア論についての記事を読んだのでそのお話をしようと思います。
記事の人は野村證券を24歳でリタイアした後に学習塾を起業した人のようです。
リタイアした理由は「上司を見て」という上司が知ったら泣きそうな理由ですが、リタイアしたい理由としては上位に来るでしょうね。
「将来あぁは成りたくない。」ということでしょう。
上司のように成りたくないと思っても、社畜から脱出してリタイアする行動力がある人は少数派でしょう。
脱サラして成功するかは分かりませんし、今いる企業は1流企業となればそうそう退職という選択はできません。
実際この人も、リタイア時にはかなり決断に勇気が必要だったそうです。
退職後も事業が安定するまではかなり苦労したようです。
そこまでする苦労は厭わないのであれば、そのまま会社に残っていても成功しそうですが、社畜とはまた違うんでしょうね。
自分の事業であれば利益は自分のものですが、社畜はそうはいきません。
10%、20%程度しか還元されないのであれば、有能であればリタイアするというのは正しい判断なんでしょう。
事業の成功には、利益は自分のものにしたいという利己性と克己心があり、かつ優秀である必要があるんでしょう。
普通にマッタリ社畜を続けながら、投資を続けてリタイアする私のようなケースとは大分異なります。
リタイアに必要なのはお金よりメンタルか?
あまりにもタイプが違うので参考にはならないかと思いましたが、1つ泥臭いリタイアを目指す人にも参考になりそうな話がありました。
それが「お金は無くてもどうにかなる」というメンタルを手に入れるという部分です。
起業する場合はゼロどころかマイナスになる可能性もあるので、お金は無くてもどうにかなるという心持ちが必要なのかもしれませんが、泥臭いリタイアをしたい場合は少しこの心持ちは変わったものになるでしょう。
泥臭いリタイアをする場合はお金が無くても何とかなるというほどぶっ飛んだメンタルは必要ないでしょう。
社畜がFIREするためには「給料が無くてもどうにかなる」というメンタルを手に入れるまでの道なのかもしれません。
泥臭いリタイアの場合は、高配当株やETFから貰える配当金だったり、ブログやせどりのような副業なのかもしれませんが、兎に角給料を貰わなくても別に生活に困らねーしと言える状況になって初めてリタイアできるのかもしれません。
なかなかこの精神状態にまで辿りつくのは大変ですが、私もまぁ給料無くても何とかなるだろうとは思っているので、そろそろリタイアしても良いだろうと考えるのは自然なことなのかもしれませんね。
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