リタイア計画後は仕事は、お金以外はどうでも良くなる。
私はアーリーリタイアを目指して日々節約と投資に励んでいます。
アーリーリタイアを考え始めた段階で、仕事はあくまで投資の種銭稼ぎとして割り切っています。
20代の時は朝から終電まで働いている時期もありましたが、リタイアを考え始めると「仕事に対してそこまでしたくない。」と考えてしまいます。
何しろリタイアするので、キャリアアップして給料を上げるだとか、昇給して役職になるとか考える必要がありません。
給料アップや待遇アップについて考える必要がなくなると、仕事は給料を貰う以外の理由が無くなります。
当たり前です。何で仕事を頑張るのかといえば、昇給か転職で「今より稼ぐ」ためだからです。
お金以外の理由で仕事をしている人が居ると、「厄介」です。
その人がお金以外の理由で仕事をするのは構いませんが、その理由を他人に押し付けてくると面倒でしかありません。
何しろお金以外の理由は、大多数の人間にとってはどうでも良い理由なので押し付けられると面倒でしかないでしょう。
経営層からすればお金以外の理由にこだわって働いてくれる人は、「おいしい奴隷」です。
経営者からすれば1円でも安く扱き使いたいので、お金以外でこだわってくれる方が良いのです。
お金以外にこだわりを持って働く社畜を管理職にすると、どうでも良い価値観を重視する管理職が出来上がります。
その管理職が部下を育てるので、内心どう思っているのかはさておき、お金以外の価値観で働く社畜が増えることになります。
つまりその管理職の下では、お金以外のどうでも良いルールや、価値観が幅をきかせることになるのです。
そんな状態になれば、さらに仕事が嫌になる人も増えるでしょうね。
セミリタイアブログを読んでいるような人に、仕事大好きな人が居るとは思えませんが、書いている人も当然仕事大嫌いという人が多いです。
リタイアを考えている人の中にも会社は嫌いだけど、仕事は好きという人も居ますが・・・
好きな仕事なら、毎日でも働くという人がリタイアしているのは見かけません。
精々週2,3日とか月に何度か働いて、月に数万稼ぎつつ基本的には資産運用で暮らすというサイドFIREをしている人が多い印象です。
仕事が好きならもっと高頻度で長時間働いても良い気がしますが、そうはしません。
口では仕事は好きとか言ってますが、内心働きたくないので、できるだけ働く時間を短くするようにしたいのです。
まぁフルタイムで働いていたらFIREじゃなくて脱サラでしかないので、セミリタイアブログでは見かけないのかもしれませんが。
そもそもリタイアしようと実際の行動に移す社畜は、社会の社畜全体からすれば超少数派でしょう。
当然、リタイアした後先立つものが無いということが1番大きな理由だと思いますが、それ程仕事に興味が無くてとりあえずお金だけ欲しくて仕事をしているという人も多いのではないでしょうか。
仕事に興味が無くて、とりあえず金だけ欲しい人が多いので、どうしようも無い会社でも社員が居て会社が回るんですが・・・
今日はそんな仕事のやりがいについてお話しようと思います。
経営者は従業員のやりがいなんて語る必要はない。
正直、社畜が仕事にやりがいなんて求めるのは、この世で一番意味の無いことだと思います。
自分の生活を基準に考えれば、お金以外でこの世にやりがいのある仕事なんて存在しませんし、社会を基準にすれば、そこはかとないやりがいのようなものを感じることもできるでしょう。
そもそもやりがいは個々人の考え方1つなので、やりがいを目的に働く必要がありません。
心の中で勝手に「これがやりがいだ。」と思って働いていれば良いんです。
ある人は何のやりがいも感じていなくても、ある人は滅茶苦茶やりがいを感じることもあるでしょう。
そんな物を前面に押し出されても、他の人からすれば迷惑でしかありません。
特に経営者が「やりがい」とか言い出すと害悪でしかありません。
お前には給料とか福利厚生とか、もっと他にこだわる必要があることがあるだろう。
やりがいなんて個人個人で勝手に設定すれば良い抽象的な物を、他人に押し付けようとするんじゃないと思ってしまいます。
まぁ経営者が「やりがい」を前面に押し出す理由も分かります。
何しろいくら言っても一銭もかかりませんから、言い放題です。
1人でもアホがひっかかって妄信して働いてくれれば、おいしいので経営者はとりあえず言っておくでしょうね。
投資詐欺やマルチと同じようなものです。
普通の人ならまず引っかからないですが、50人、100人と声掛けしていけば1人くらい引っかかります。
引っかかった人を騙して搾り取るわけです。
投資詐欺やマルチならお金を絞り取りますが、経営者は労働力・・・つまるところ時間を搾り取ります。
お金を搾り取ると犯罪になる可能性が高いですが、経営者はしょぼいとはいえ対価の給料を支払うので合法的に時間を絞り取ることができます。
そんな訳で多くの人が「やりがい」と感じるであろう内容を何かキラキラした言葉で飾りつけて、「ほれ。これがあればお前らはやりがいを感じるだろう。」と経営者が発信するという訳です。
それとも「やりがい」とやらを振りかざさないと働く人が集まらないのでしょうか?
私は、十分に給料が支払われていればヒヨコの雄雌を判別する仕事だろうと、お弁当に梅干しを乗せる仕事だろうとやりがいを見つけてみせますので、他人が設定した「やりがい」とか本当にどうでも良いです。
そんな人によってどうとでも考えられるやりがいなんかより徹底的にITで合理化して、「1日4時間、週4日で給料は他の同業他社と変わりません」と言ってくれた方がよほど魅力的ですよ?
経営者が従業員の「やりがい」なんか一言も語る必要はありません。
そんなものを語るより拘束時間が短い方が何倍も価値があります。
コメント
経営者にとっても給料だけだせば文句言わずに働いてくれる人のほうがよほどやりやすいだろうけどな
いちいちやりがいがないからやってられんとかうざいことを言ってくる人より
いみこさん、コメントありがとうございます。
零細企業でもない限り経営者が直接社員と関わることなんて無いので、とりあえずのやりがいムーブをかましてきますけどね。