老後は賃貸か持ち家か問題
老後の住まいは賃貸が良いか、持ち家が良いかというベタなテーマの記事を見ました。
この手の記事は家を買う前は良く読んでいました。
大抵の場合、賃貸のメリデメと持ち家のメリデメを語るパターンが多かったような気がします。
私はリタイア後の住まいとしてマンションを購入しましたが、購入後こういった記事に対してどう思うのかを今日はお話していこうと思います。
自宅購入まで心理的変遷を語る
私は去年の3月にリタイア後の住居を購入しています。
購入前は、都市部の賃貸住宅が第一候補でした。
そこから色々考え、リタイア時期を少し遅らせて購入しようかという考えが生まれました。
理由としては、Youtubeやブログでリタイアに成功している(ように見える)人は不動産を購入してからリタイアしていることが多いと思ったからです。
逆に上手くいっていない人は、賃貸の場合が多いように思えました。
明確にこの人という訳ではなく、色々な人を見てきた傾向でそう思いました。
そこから、リタイア前に良い物件があったら購入しておこうというスタンスに変化して、不動産を探して購入するという流れで今に至ります。
自宅の購入から1年が経ちましたが、何の問題もなく、何の不満もありません。
自宅購入後に外食中心の生活から、自炊することが増えました。
家でご飯食べたいと思うようになったからだと思います。
結果的に、不動産購入前より食費が減ったのは嬉しい誤算でした。
リタイア後は自炊しようしようと思っていましたが、リタイア前から自炊を始めても良いでしょう。
金利が殆どかからないので、借りておくのがお勧め
記事では老後の住まいは賃貸を勧めていました。
住替えのし易さ、固定資産税の支払いが無いこと、修繕費がかからないこと、相続トラブルの面から賃貸を勧めているようです。
私は独身のため相続相手も居ないし、買った方がメリットがあると思い自宅を購入しています。
リタイアする場合、自宅不動産を購入するならばできれば全額キャッシュで買っておいた方が安全だと思います。
私は住宅ローンを組みましたが、単純に不動産が値上がりし過ぎて、ローンを組んだ方がお得だと思いました。
ちなみに私は住宅ローンについては、どちらかと言えば肯定派です。
何しろ日本は金利が安いです。
この程度の金利なら投資から得られる利益の方が大きいので、借りれるなら借りる一択だと思います。
さらにできれば変動金利ではなく、全期間固定金利で借りて金利上昇のリスクは自分で負わない方向で考えた方が良いと思います。
賃貸に住むために銀行は低利でお金を貸してくれませんからね。
低金利でお金を借りたいなら買うしかありません。
賃貸なら関係ないと思うかもしれませんが、金利が上がれば家のオーナーの返済が大変になるので、家賃の値上げリスクが高まるでしょう。
賃貸の場合はローン返済、固定資産税の支払いはありませんが、代わりに家賃と更新料がかかるので、購入に比べて明らかにお得というものでもありません。
リタイア後は定期的な収入が無くなるので、もしかしたら住宅ローンが重荷に感じるようになる可能性がありますが、金額的には賃貸より大した金額では無いので、「借りるよりマシ」と思うようにしています。
賃貸ではなく持ち家を選択してしまうと、軽い気持ちで別の場所に引っ越すという判断はし辛くなります。
私はあまり外を出歩いたりするのが好きな方では無い上に、引越しは面倒に感じる方なので同じ場所に住み続けることについては特に不満はありません。
賃貸か持ち家かの問題は、多分に性格面の影響も大きいため、自分の性格をよく考えて持ち家にするか賃貸にするか判断した方が良いと思います。
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