使い慣れた言葉を変えたがる勢力はどこから湧いてくるのか?
使い慣れた言葉が別の意味に置き換わると途惑います。
今までこの言葉使ってきたのに、明日からこの言葉に変わります。と言われても脳が付いていきません。
私などは、未だに痴呆症と言ってしまいそうになりますが、今は認知症と言うべきといった空気があります。
他にもスチュワーデスを客室乗務員と言わないといけなかったり、ナースを看護師と言わないといけなかったり、スッチーとナースの方が使い易いんですが、職場等のオフィシャルな場所ではどこにフェミニストが生息しているか分からない魔境なので、気を使います。
こんなことにすら気を使う必要があるのも、私が仕事が好きじゃない理由の1つかもしれません。
今日はまた言葉が変わるというニュースを見たので、その話をしようと思います。
特に気になったのがニートが変わるという点です。
ニートにこんな表現つかったらそのままニートしそう
「ニート」について、大阪府では「レイブル」と呼ぶように推奨しています。「レイブル」は「レイト・ブルーマー」=「遅咲き・大器晩成」という意味があるようです。欧米では頑張っている若者を応援する言葉として使われているということです。
糖尿病の名称が変わる?他にもニート→レイブル、暴走族→珍走団、中途採用→経験者採用から引用
ニートを「レイブル」と呼ぶ地域があるようです。
大器晩成という意味らしいですが、ニートにそんな言葉を使ったら、「俺はまだ本気出してない」と思っているニートに大義名分を与えるだけなので、今までどおりニートで良い気がします。
俺は大器晩成だからと言い続けて、還暦を迎えるニートが増えそうです。
私はニートという働かずに生活するスタイルには憧れていますが、いつその生活が崩壊するか分からないという状態は心配過ぎて楽しめないので、FIREを目指しています。
ニートは親が死んだらどうするとか、親兄弟からの「働けプレッシャー」にも打ち勝ち、その他諸々の将来の不安を振り切って今の生活を楽しんでいますので、通常の精神力ではありません。
そんな鋼のメンタルを持っているニートの呼称をポジティブな物に変える必要はないでしょう。
ニートの方がダメっぽいニュアンスで可愛げがありますし、レイブルなんて賃貸住宅を貸していそうな呼び名は似合いません。
というよりエイブルから、「我が社とニートを同じような名前にするな」と言われるかもしれません。
まだ大阪だけで使われている表現なので、大々的にニートをレイブルと呼ぼうと決まったわけではありませんが、今後もニートはニートで良いと個人的には思います。
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