生活の質と固定費削減のジレンマ
以前から、セミリタイアする場合に家を買うべきかについて考えてきました。
私はセミリタイア後も賃貸派かなと考えています。
ですが、購入できるなら購入した方が生活の質は上がるだろうなとも思っています。
セミリタイアした後は住宅ローンを組んで家など買えないでしょうから、今から仕事を辞めてセミリタイア生活に入るまでの期間が、家を買うラストチャンスです。
そのため、私は住宅は賃貸派寄りの購入派という蝙蝠スタンスです。
蝙蝠スタンスなのも理由があり、賃貸のままでセミリタイア生活に入ると困ったことになります。
それは、会社を退職してセミリタイア生活に入ることによって会社の家賃補助が無くなることです。
私の会社は古き良き日本の会社なので、未だに家賃補助という制度が存在します。
家賃補助の名のとおり賃貸住宅を借りていると、月〇万円レベルの補助が出るというものです。
これが意外と馬鹿にならない程素晴らしいもので、これがあるせいで家を買わない同僚もいるほどです。(家を買うと家賃補助が無くなる。)
そのため、会社を辞めてセミリタイア生活に入ると、以下のジレンマに陥ることになります。
生活の質を取るか、固定費の削減を取るかという問題です。
セミリタイア後も同じランクの部屋に住み続けようとすれば、家賃補助で賄われていた費用分生活コストが増大します。
かと言って、家賃補助の費用分安い部屋に引っ越せば、その分駅から遠かったり部屋が狭かったりと、生活の質が低下します。
どちらを取っても厳しいという究極の選択になりますが、そこで第三の選択肢として家を買うという選択もあるということです。
住宅ローンを併用することで、今住んでいる部屋よりランクを下げずに(生活の質を下げずに)生活できる。住宅ローンの固定金利の利用で支出が固定化されるため、固定費の支出が計算しやすいです。
家を買う際にこの固定費(月の住宅ローン支払い額+修繕費、管理費+月割りの固定資産税)が家賃補助を除いて支払っている家賃以内に収まっていれば、生活の質も、生活支出も殆ど変えずに生活できるようになります。
そのためには家が安く買えた方が望ましいんですが、東京23区と都市部周辺の地価は高騰しています。
買うには高い、ですがリタイアまでには時間がそれ程ある訳でもないというジレンマ・・
不動産バブル指数では東京も過大評価になっていますが、未だに高騰を続けています。
中国も不動産バブルが崩壊しそうですが、欧州全域もバブル気味のようです。
世界の不動産バブルが崩壊すれば東京も下がると思いますので、そうなれば買うチャンスかもしれません。
予算と広さと場所の条件がかみ合わなければ、住宅購入は見送って賃貸派で行く予定ですが買えた方がセミリタイア後の生活の質は向上するでしょう。
お財布的には賃貸派ですが、心情的には購入派なので1度で良いので不動産の買い場を設けて欲しいものです。
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