私の意見を記載したものですので、実際の投資は自己責任で行ってください。
1ドル103.8円の水準を超えてきた。
1月8日に1ドル103.8円のラインを上抜けてきました。
このラインは日足レベルで抵抗線になると私が考えていたレベルです。
1ドル103.8円を上抜けしたことで、今後ドル安方向へトレンドが転換したのか考えてみようと思います。
また、表示されているチャートはTradingView提供のチャートになります。
チャート上の赤の平行線の価格を超えてきています。
これまでは、この辺りまで上昇してくると急に円高方向へ急伸することが多かったので、結構この辺りで捕まっている人もいるのではないかと思います。
1時間足レベルではどうか。
1時間足で確認すると、1月8日の22時30分に出たアメリカの12月雇用統計辺りで大きく動いています。
非農業部門雇用者のプラス5万人の予想から、大那波に下回るマイナス14万人の発表が出たことで、一時的に103.6円まで下げましたが、その後すぐ発表された失業率と平均時給が予想を上回ったことで、急反発し再度103.8円のラインを超えました。
結局そのまま103.95円で金曜の取引を終えています。
短期的な今後の予想について
これまでも日足レベルの赤の平行線を何度か上抜けたことはありましたが、結局このレンジ内に戻ってきているので、現状は下向きの動きが続くことを予想しています。
ですが、同じように103.8円近辺がレンジ上限と考えて、売りを入れている方が多数居たと思われます。
そのため、一度この売りを損切させるラインまでの上昇を試す可能性があります。
次のラインは1ドル104.2円ラインと104.5円辺りと考えていますので、この辺りまではいったん上昇するかもしれません。
雇用統計の情報だけで上昇していたら、このまま月曜にすぐ下げてくる可能性もありますが、雇用統計の情報発表前から、103.8円のラインをウロウロと動いていていたので、別の要因があると思います。
原因はアメリカ国債の利回りと思われます。
1月6日あたりから上昇し続けており、1月8日の終値では1.122%まで上昇しています。
恐らく、アメリカ議会がトリプルブルーになったことで追加金融緩和の政策を期待した動きだと思われますが、この動きが変わらないと円高方向への動きは、今後もかなり限定されてくるのではないかと思います。
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