貯蓄率は今後も減らない気がする。
20年度に貯蓄率が35%上昇したというニュースが出ていました。
今回の家計調査では特別定額給付金の支給により可処分所得は前年度に比べ実質4.0%増加した一方、消費支出は4.7%減少し、平均貯蓄率は35.2%と前年度比3.2ポイント上昇したということです。
増加しましたが、前年3月は既にコロナの影響が出始めていた時期なので、消費しようにも外出自粛だったせいで消費できなかったためだと思います。
その代わりに住居費への支出は増えていたので、在宅勤務等で在宅時間が増えたため住環境を充実させた人が多かったようです。
単身世帯はどうだったのか。
モデルケースの2人以上世帯は、私のような独り者にはあまり関係無いため、家計調査では単身世帯のデータを見る必要があります。
2021年の1月~3月期の単身世帯の消費支出は、以下のようになっています。
金額(円) | 対前年同期増減率(実質) | |
実収入 | 309,736 | 10.2 |
消費支出 | 148,542 | 0.5 |
食費 | 35,732 | -3.3 |
住居 | 19,349 | 18.4 |
光熱・水道 | 13,854 | 7.8 |
家具・家事用品 | 5,206 | 20.5 |
被服及び履物 | 3,742 | -21.7 |
保険医療 | 6,987 | 2.8 |
交通・通信 | 18,265 | -2.3 |
教育 | 0 | – |
教養娯楽 | 15,573 | -0.1 |
その他消費支出 | 29,834 | -4.9 |
収入は対前年同期比10.2%増だったようです。
消費支出は被服及び履物・・・着るものへの支出がマイナス20%近く減っています。
代わりに家具・家事用品と住居の内、修繕費が増えていたので、単身世帯も住環境を充実させた人が多かったようです。
他に何かないかなと思って見ていましたが、タバコがプラス24.5%、酒類がプラス21.5%で酒とたばこが増えているみたいです。一人暮らしあるあるでしょうか。
タバコは吸う習慣が無いので問題ありませんが、酒量は1人で居ると増えがちです。
誰も止めてくれないので、結構自制が必要です。
その他には自動車等購入がプラス60.4%、自転車購入がプラス37%で電車やバスで移動するより、1人で移動可能な乗り物を購入しているようです。まさか、皆でUberEatsの配達員を始めたわけでは無いと思いますが・・
収入に比べて、支出は半分程度に収まっているので世の単身者は結構しっかりしている人が多いようです。
消費支出に投資の項目が無いんですが有価証券売却とか財産売却はあるんですよね。
調査票の記入をしてもらう形で調査しているので、メルカリとかで売った金額とか、暗号資産で儲けたとかそういった資産は記載していない人が結構居そうです。
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