私の意見を記載したものですので、実際の投資は自己責任で行ってください。
ソニーの直近の株価はどうなっているか。
ソニー(6758)の直近の株価は2020年11月13日終値時点で9326円になっています。
10月決算の発表で10月28日の終値8248円から、翌29日の株価は8500円で始まりそこから上昇を続けて現在の株価になっています。
一時8900円近辺まで下げた後、抵抗して再上昇しています。
今後も抵抗線として機能する可能性がありますので、チャートに水平線を引いています。(赤いライン)
直近安値を結んだ平行線を引いています。(青いライン)、この結果直近高値は9800円～10000円付近で一度抵抗がある可能性があります。大台の10000円は心理的な節目にもなり利益確定が行われる可能性が高いです。
掲載チャートは全てTradingView提供チャートになっています。
PlayStation4発売時はどうだったか。
PlayStation4の発売日は2013年11月15日に発売されています。
北米では24時間で100万台以上の販売がありました。
日本では発売日が異なり、約3か月後の2014年2月22日に発売されています。
PlayStation4発売日近辺の株価は決算の数字が冴えないこともあり、1600円～1800円台後半で推移しています。
発売日の11月15日は前日比+3.36%の1846円で引けています。
IR情報では、2013年の第2四半期のゲーム事業の売り上げは全体の5.9%の1557億円でしたが、2013年の第3四半期のゲーム事業の売り上げは全体の15.3％の4418億円まで上昇しています。
2014年の売上についても順調に成長して+5.8%上昇の82,159億円でしたが、株価の上昇は見られませんでした。
PlayStation4発売日近辺の日経平均株価は14000円から16000円に上昇している最中で市況が悪かったという訳ではなかったようです。
PlayStation5発売で株価はどうなるか。
PlayStation4発売の2013年通年の売上では、ソニー全体の売上に対するゲーム事業の売上は13%程度でしたが、2019年通年では24%程度まで上昇しています。
2020年9月にPlayStation5の生産台数を400万台削減して1100万台と想定しているという報道がありました。集積回路の部品調達が困難であるとの理由ですが、今後も続くようであれば需要はあるが供給が追い付かないという事象も想定されます。
また、対抗ハードウェアとしてXboxシリーズXも2020年11月10日に49,980円で発売されています。
金額面ではPlayStation5の優位性はありませんが、PlayStation5はPlayStation4のソフトをプレイ可能であり、これまで遊んできたソフトがPlayStation5で遊べるため、ハードウェアのシェアの点で優位であると私は考えています。
ハードウェアのシェアを取ることはハード購入後のアクセサリ販売や、PlaystationPlus等のサブスクリプションサービスの売上にも関わってくるため重要だと思います。
現在は生産数が少ないことと、発売したばかりで需要が供給を大きく上回っている状態であるため、ニュースサイト等で取り上げられることも多く話題性もあるため、ニュースを見た株主の期待により株価が上昇しているものと考えます。
私は国内の据え置き型のゲームハードウェアの購入需要は一定に留まると考えており、任天堂スイッチやXboxシリーズなど対抗製品となるゲームハードウェアもあり、普段ゲームをあまりしない層からするとハードウェアの購入費用が高額だと思います。
スマートフォンで0円でゲームをしている層がどの程度、6万円近く出して据え置き型のゲームハードウェアを購入するのかについて疑問が残ります。
そのため、ソニーの株価上昇は今後落ち着いてきて、10000円近辺で一旦調整し、8000円から12000円のレンジを動くのではないかと予想します。
その後の株価はゲーム事業以外の売上とPlayStation5の販売数次第ですが、何か目を引く内容があれば記事にしたいと思います。
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