FIREして時間を求めるのは人の本能か?

箱にぴったりはまる猫 セミリタイア
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FIREしたい共通項として出てくるのが「時間」

FIREしようと考える理由は人それぞれです。
仕事が嫌いという人も居ますし、仕事は嫌いじゃないけど規則やルールが嫌いという人も居ます。

仕事の人間関係が煩わしいと考える人も多いでしょう。
もちろん、仕事が云々ではなく、そもそも人が嫌いでFIREする人も居ます。

FIREにおける必須技能3つを考えてみた。異論は認める
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社畜をしていると、誰でも思っているFIREしたい理由の1つが「仕事している時間が勿体ない」というものがあるでしょう。
この時間が勿体ないという感覚ですが、人によって大きく異なる感覚だと思いますが、多かれ少なかれFIREする人なら誰もが持っているのではないでしょうか。

今日はそんなFIREと仕事時間に関するお話です。

FIREしたい人の時間への感覚は様々

この仕事をしている時間が勿体ないという感覚は、FIREしたいという人は誰もが持っている感覚だと思います。

私も感じます。
特にそんなに忙しくない時ですね。
忙しいといつまでも残業する羽目になるのに、忙しくない時は帰れません。
暇な時ほど時間が勿体ないと感じるでしょう。

忙しければ忙しかったで、なんでこんなに何時もヘトヘトになるまで働かないといけないんだとFIREしたくなります。
何でこんなことに時間を使わないといけないんだという怒りから、もっと別のことに時間を使いたいと考えるようになります。

暇過ぎもせず、忙し過ぎもしない仕事なんて超レアケースでしょうから、大多数の人が仕事時間に対する不満を持っているはずです。

さらに知識面でも、老後に最も後悔することの1つが「働き過ぎ」であることを知っている人であれば、如何に早く仕事を辞めるのがベストな選択かを分かっているはずです。

頭がおかしくなる前に解放されてて草
頭がおかしくなる前にクビになってて草 「9時から17時まで働くだなんて頭がおかしくなりそう。」と言っていた人がどうやらクビになったようです。社畜生活は頭がおかしくなってからが本番なんですが、本番に入る前に社畜生活が終了してしまったようです。...

知識として知らなくても、例えば自分の両親や親せきが病死したような人の場合はより時間の感覚にシビアになるはずです。

親は癌で死んだから自分も癌になるかもと考えて、自分の時間が思った以上に短いと感じれば、「仕事なんてしている場合じゃない。」と考えるでしょう。

ピクシブ百科事典「笹食ってる場合じゃねぇ」から引用

ここまで切迫していなくても、老齢まで働いている人を見ていたり、親族に60歳、70歳を過ぎて働いている人を見ていると「こんなに爺になってまで働きたくないなぁ。」と考えることもあるはずです。

お金より時間を求めるのは本能かしら?

時間の感覚や重要性をどれくらい重く見るかは人それぞれです。

時間より金が欲しい人は、ある程度の時間の浪費を我慢するのかもしれませんが、Financial Independenceを達成すると、「時間を支払ってお金を貰う。」ことについて不満が出てきます。

人生は1度きりしかないということは誰でも知っていることです。
そんな貴重な時間をこんな端金で売り渡して良いものかと考えるようになるでしょう。

実際所得は増えても幸福度が上がってはいないという記事を読みました。

【絶対ダメ】老後に必ず後悔する「お金と時間の使い方」ワースト1
老後に絶対後悔する「お金と時間の使い方」とは? 世界的ベストセラーの邦訳版『サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット』より、一番やってはいけないパターンをご紹介します。

この記事によれば、富や所得が増えても幸福度は上がっていないようです。
それは、自分で時間をコントロールできなくなっているからのようで、豊かさと引き換えに時間手放しているから幸福感があまりない状態になっているようです。

特に仕事を優先して、貰った給料で物を買う生活が一番後悔するそうです。
確かに消費するためにお金が欲しい。
そのために幾らでも働くという考え方はあまり幸福そうではありません。

衝動買いや無駄遣いをしたところで、満足感は買った時だけです。

一瞬しか幸福感を得られないので、どんどん無駄遣いしてしまうというのが買い物依存の状態ですが、物消費にしろ事消費にしろ無限にお金を使い続けてしまう生活は自分が本当にしたいことから遠ざかってしまうような気もします。

本当にしたいことを探すにしても時間が必要ということで、FIREして時間を大量に確保したいと考えることは、人にとって幸福追求のための本能のような物なのかもしれませんね。

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コメント

  1. ふなむし より:

    「本当にしたいこと」って具体的に何ですか?
    起業して自分の力を試したいとか、青年海外協力隊で困っている人達を助けたいとか、人生をかけた目標のある人が「(雇われている)時間が無駄」と言うのは自己実現本能と言えますが、そうでなければ「人生の無駄」なんてカッコよさげな言葉に影響されただけと思います。
    あえて本能と言うなら「楽したい、嫌な事から逃げたい」でしょう。

    実のところFIREなんて膨大な時間の暇つぶしで、幸福度が上がるのは最初だけです。
    もし本当にFIREされるなら、大層な理由なんか付けず引きこもりやリタイア老人と同じようなものと思っていた方が無難だと思います。
    プライドが捨てきれないと、FIREした後つらいですよ。

    • nekonabe より:

      ふなむしさん、コメントありがとうございます。
      えーっと特にリタイアしてやりたいことなんて特段無かったりします。
      なーんにもしないでいると、何かやりたいことができてやり始めるだろうという行き当たりばったりな感覚です。

      そして特にやりたいことが無かったとしても、暇は潰せてしまうタイプなので何もやりたいことが無かったらそれはそれで良いかなと思っています。

      リタイアすれば分かるでしょくらいの感覚です。

      • ふなむし より:

        そうですか。私も同じような感じでした。
        趣味や旅行程度では「これをやるためにFIREしたんだ」と言う程ではなく、しょせん暇つぶしです。
        とは言え、いきなり田舎でそば屋を始めるとか、古民家で自給自足とかのロマンに走るのも危険です。
        結局「時間が勿体ない」とか言ってFIREしても、たいしてやる事ないんですよね。
        FIREしてしばらくは暇つぶしの毎日も楽しいですが、だんだん心に空いた穴が大きくなって行きますから、それをどう処理するかが問題ですね。

        • nekonabe より:

          ふなむしさん、コメントありがとうございます。
          以前、やりたいことがあってFIREする場合とやりたいことが無くてもFIREする場合の記事を書いた記憶があります。
          やりたいことがある場合は、飽きてしまったりするとFIRE卒業がチラつきます。
          やりたいことが無い場合はやりたくないからFIREするので、長続きするだろうと言う話を書いたような記憶があります。

          蕎麦屋とか初期投資が大きい割に回収できなさそうですね。
          古民家で自給自足も厳しいです。どーしてもやりたいなら古民家をリフォームして賃貸に出す方がまだアリです。

          とりあえず私はリタイアしたら積みゲーと漫画の消化から始めることになりそうです。

          • ふなむし より:

            飽きてしまうなら、それは趣味や暇つぶしでしょうね。
            強い信念や夢を叶えるための「やりたい事」なら飽きるはずないですが、ほとんどの人は仕事から逃げたいだけなので、特別やりたい事なんて無いと思います。

            また、FIRE卒業は孤独に耐えられなくなったからでしょう。
            私はFIRE前に「俺は一人が好きだから孤独なんてへっちゃら」と思っていましたが、FIRE後の孤独感は世の中から置いて行かれるような不安で、仕事を通じて世の中と関わっている時の孤独感とは違いました。
            理屈ではなく本能から来る不安なので、自由でストレスがなくてもじわじわ精神を蝕むんですよね。
            家族持ちとか町内会などの社会活動をしていれば良いですが、仕事しか世の中と関わる手段がなければ、孤独感から逃げるためにFIRE卒業するんです。
            しかし、そう言うとカッコ悪いので「飽きたから」とか言うんでしょうね。

          • nekonabe より:

            ふなむしさん、コメントありがとうございます。
            孤独感はどうでしょうね?
            今はまったく感じないので、正直リタイアしてみないと分からない感覚だろうと思います。

            孤独感が仕事の不自由さや煩わしさを上回るなんて想像できませんが、面倒くさかろうがビジネスライクだろうが人と関わりたいと思ってしまうようなら、それはそれで諦めてFIRE卒業するしかないんでしょうね。

            私はもっと早くリタイアしておけば良かったと言いそうな気がしますが、10年、20年と経つと考え方も変わるのかもしれません。

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