我慢しきれないのか、1年前に聞いた話と結果が変わってる社畜へのあの問い

パンダシリーズ 居眠り2 雑記
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GW明けにふと思う社畜の悲哀

私は残念ながらまだ社畜なので、会社のルールに縛られています。
就業規則を始めとして、稟議や社内会議、資料の作り方まで細かなルールが色々あり、そのことごとくを実行するよう強制されます。
正直クソどうでも良いルールも多いですが、ただ1つのメリットのために社畜はルールを守り、毎日出社して働くことになります。

何でそんな面倒なことしてまで働くのか?と聞かれれば「金のため」と答えるでしょう。
「金のためじゃない。」と寝言を言う社畜も居るかもしれませんが、じゃあお前給料貰えなくても働くのか?と聞けば途端に黙るでしょう。

あくまで金がメインで、他の理由はオプションでしかありません。
さしずめ、社畜はハンバーグを食べに来た腹ペコの客です。
ハンバーグが給料、ニンジンやマッシュポテトやスープはやりがいだの他のどうでも良い理由になります。

あくまで社畜はハンバーグを食べに来ているので、スープや付け合わせが豪華でも満足感は低いものになるでしょう。

何だかんだ言ってもハンバーグが食べたい社畜達

そんな訳で、多かれ少なかれ社畜は給料貰うために働いています。
給料は基本給という最低保証額と残業代やら、交通費やら、職能給や資格給といったオプションが付きますが、先月は50万円だったけど、今月は100万円になるなんてことはまずありません。

その代わり、先月は50万円だったけど、今月は20万円しか貰えないということもありません。
社畜の最大のメリットが一定額の給料が会社が潰れない限り、毎月決まった日に振り込まれることです。

ただ、振り込まれる額は良くも悪くも「安く定まっています。
まさにこれが安定というやつです。
良くできてると思いますが、考えた人は絶対性格悪いですね。
給料は1年、2年どんなに頑張っても退職できるほどの金額にはならないので、生かさず殺さず長く扱き使うには良いルールです。

私のように20年くらい社畜をしてしまうと、この最大のメリットが失われることに恐怖を感じるようになります。
既にリタイアしても問題ないくらいの資産を積み上げても、給料日にお金が振り込まれないことには恐怖を感じます。

別に月に数十万円程度振り込まれなかったとしても、すぐさま生活に影響はないはずですが、延々とウン10年以上、毎月毎月定期的に貰っていると、リタイアしてそれが無くなると思うと震えます。

リタイアしようとしている私からすると、この最大のメリットを捨ててリタイアすることになります。

色々給料について語りましたが、今日は給料の話ではなく、給料とも関連する休暇の話をしたいと思います。

ローペイ・ローワークの原則を守る社畜になりたい。

人事では「ノーワーク・ノーペイの原則」という原則を元に社畜に給料を支払っています。
社畜が「労働」を提供していない場合、つまり働いていない場合は、使用者は労働していない時間について賃金を支払う義務はないという、給与計算の基本原則です。

会社は口では成果主義を語りますが、基本的に働いている時間に給料を支払っているのはこの原則を元にしています。

この考え方と相性が悪いのが週休3日制です。
実際、日本で週休3日制を始めた際も、給料は変えないけど総労働時間は変らないというパターンか、給料は減るけど、1日の労働時間は今と変わらないし休日は増えるというパターンの2つに大別されています。

すっかり無かったことになった感がある週休3日制
コロナ禍のゴタゴタで週休3日制はどうなったのか去年2021年の4月に中間取りまとめがあったはずですが、すっかり話題にならなくなった話に「週休3日制」があります。コロナ禍のゴタゴタがあったせいか、すっかり週休3日制の採用企業の話も聞かなくなり...

この2パターンについてアンケートを取った結果について以前記事を書いていますが、労働時間が変わらないパターンは賛成の方が多かったのに、労働時間が減るけど給料も減るというパターンは反対が多いという結果になっていました。

やはり何だかんだ言っても、社畜はハンバーグを求めているということなんでしょうね。
そんな中、以下の記事を見ました。

働き方は「賃金が下がったとしても週休3日にしたい」が約5割 BIGLOBEが意識調査
ビッグローブ株式会社(BIGLOBE)は4月27日、若年層の働き方に関する意識調査の結果を発表した。Z世代の5割強が「賃金が下がったとしても週休3日にしたい」、7割弱が「仕事のやりがいより生活重視」と考えていることなどを報告している。

働き方は「賃金が下がったとしても週休3日にしたい」が約5割という記事です。
以前私がアンケート結果を見て記事を書いたのが、2022年2月8日なので、1年ちょっとで急に結論が変わったことになるので、少々気になって確認してみました。

調査は全国の18~29歳の若年層600人と、比較対象として30~69歳の400人の計1000人を対象としたもので、週休3日についてアンケートを取っています。

その中で、「賃金が下がったとしても週休3日にしたいか。」という質問をしています。
社畜の常ならば、貰える金が減るなら週休3日など要らぬ。と回答する人が多いはずですが、結果は少し違いました。

18~24歳の世代は「あてはまる」と「ややあてはまる」合わせて54.8%と過半数を超えました。25~29歳でも50.0%と半数、私と同カテゴリの30~60代になってようやく過半数を割り込んで、47.3%という結果だったようです。

ほんの1年前に同じ質問をした時は、賛成3割3分、反対5割7分だったはずですが、急に賛成と反対が逆転しました。
30代から60代は400名しか居なくて、29以下の若い世代が半数以上だったので結論が逆転したのかもしれません。

若い世代はFIREしようと考えている人も居ますし、副業で儲けようと考えている人も多いんでしょうね。

そんなに悲観しなくても・・現世は諦めているのか?
そこまで現世に悲観しなくても生まれ変わったらやってみたい職業を各世代に確認した記事を見ました。タイトルから少々刺激が強いですね。生まれ変わらないと出来ないというほど、死に近い世代から聞いているわけではないと思います。確認したのは、以下の世代...

ただ、誰でも副業でFIREできる訳ではありません。
一か八かをするよりは、節約しながら生かさず殺さずの額の給料を積み立てる方が再現性は高いです。

人生でセーブ&ロードできれば、一か八かで良い目が出るまでリセマラしますが、そんなことはできないので、できるだけ成功確率が高い方法を取らざるをえません。
堅い方、堅い方へと進んで長い間生活しているから、安く定まっている生活から抜け出しにくくなっているというのも皮肉なものです。

FIREしたら堅い方法なんて無いノールールな生活になるはずです。
今からでもルールに囚われずに社畜生活を送って、好きなように生きるようにしないと安定を求めてFIRE卒業なんて事態になりかねませんね。

とりあえずFIREまでは「ローペイ・ローワークの原則」に従い社畜を続けようと思います。

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