昔から使ってきたブラウザがとうとうサポート終了する。
2022年6月16日にInternet Explorerのサポートが終了します。
1995年から27年も続いてきたInternet Explorerの歴史にピリオドが打たれることになります。
私が初めてパソコンを使用し始めてからずっと、Internet Explorerがパソコンにインストールされていたので、今後見ることができなくなると思うと少し寂しい気持ちもあります。
とはいえ、ずっとInternet Explorerを使い続けてきたかと言われると、そんなこともなくFirefoxやNetscapeを使っていた時代もありますし、ChromeやEdgeを使っていたこともあります。
ですが、Internet Explorerではないと上手くいかないということも多く、その時々にInternet Explorerを使うケースが出てきたので、思い出深いブラウザです。
2022年になって個人で使用する分には、Microsoft EdgeやGoogle Chromeを使っている人が多いと思いますが、企業では個々の会社で独自開発したWebインターフェイスを持つアプリケーションがあって、そのアプリケーションがInternet Explorerでしか動作しないといった場合があります。
私はパソコンに余計なソフトウェアを導入したくないので、Windows10にプリインストールされているMicrosoft Edgeを使用していますが、Internet Explorerを使用する場合が1個だけ存在します。
それが、NASのWebインターフェイスです。
NASのWebインターフェイスはMicrosoft Edgeで表示されない。
最近、障害が頻発していたので数年ぶりにNASの管理画面にアクセスするためにブラウザからログインしようとしました。
Microsoft EdgeでNASの管理画面にアクセスしようとすると、「サポートされていないプロトコルが使用されています。」と表示されWeb画面が表示されません。
Internet Explorerで表示した場合は問題なく表示されます。
ということは・・
6月16日でサポート終了したInternet Explorerで表示させないようにするために何か考えないといけません。
サポートが終了したとはいえ、6月16日以降にInternet Explorerが使用できなくなるわけではありませんが、Windows Updateの更新プログラムは提供されなくなるので、利用し続けることには不安が残ります。
Microsoft EdgeのIEモードを使用して表示させる。
Internet Explorerを使用し続けなくても、現状サポートしているブラウザのMicrosoft EdgeにはIEモードというInternet Explorerと同じように使うことができる利用モードが存在するので、IEモードを使用しようと思います。
手順は簡単で以下のように設定します。
IEモードの設定方法
Microsoft Edgeの右上の「・・・ボタン」をクリックして、「設定」をクリックします。
設定画面で、「既定のブラウザー」を選択します。
「Internet Explorerモードでサイトの再読み込みを許可」を規定から「許可」に変更して、ブラウザを再起動します。
Microsoft Edgeの再起動後、「Internet Explorerモードでサイトの再読み込みを許可」が「許可」に変更されていることを確認します。
NASの管理画面を再表示する。
Microsoft EdgeからNASの管理画面にアクセスします。
再度、Microsoft Edgeからアクセスすると、IEモードの設定表示前と同じ画面が表示されます。
そのままだと、表示されないので「・・・ボタン」をクリックし、「Internet Explorerモードで再読み込みをする」をクリックします。
クリック後、このページはInternet Explorerモードで開かれていることを表示する画面が表示されるので、次回以降も同じことをしなくても済むように、「次回、このページをInternet Explorerモードで開く」にチェックを入れて、完了ボタンをクリックします。
設定後は、Internet Explorerと同じようにNASの管理画面が表示されます。
終わりに
IEモードのサポートは2029年までは継続されるようです。
それまで、現在のNASを使い続けている可能性は低いので、とりあえずの繋ぎとしてIEモードを使用するのは、Internet Explorerのサポート終了の回避策の1つとして有用だと思います。
懐かしのブラウザ感があるInternet Explorerですが、部分的にInternet Explorerが必要となる時もありますので、もしInternet Explorerでなければ表示されないWebページに出会った時には、Microsoft EdgeのIEモードを使用してみては如何でしょうか。
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