ポイントに利息を付けるという謎
楽天が「楽天ポイント」に利息を付けるサービスを始めたようです。
私もいわゆる楽天経済圏に居る人間で、「楽天証券」、「楽天銀行」、「楽天カード」を使用しています。
主に「楽天カード」は「楽天証券」の口座に投資信託を積み立て購入するという用途で使うことが多く、投資信託を購入した際に貯まったポイントは同じ楽天グループになった「西友ネットスーパー」で生鮮食品の購入にあてるという使い方が多いです。
たまに無駄遣いして「楽天PointClub」の疑似ビットコイン取引で散財したりしますが、私の楽天ポイントは生鮮食品としてお腹の中に消えることが多いです。
以前、400ポイントを入れておいたポイントビットコインですが、いつの間にか含み損を解消してプラスになっていました。
ビットコインドルも10月20日時点で62500ドルの高値付近に居るので、単純に値が戻ってきただけですが、ずっと含み損だったポイントビットコインも戻ってきて少し嬉しいです。
私が貯めるのはお金だけで、疑似的に現金として利用できるポイントのようなものは貯めないで使うようにしています。
楽天ポイントだから貯めないというわけでは無く、ビッグカメラやヨドバシカメラ、Amazonのポイントも貯めないで買い物の度に都度消費しています。
貯めないで使うようにしているのは、ポイントの利用条件が悪くなったり、最悪ポイントの制度自体が無くなってしまう可能性があるからです。
現金のようにいつでも同じ価値で利用できるわけでは無いため、貰ったらすぐ使ってしまうようにしています。
また、現金の場合は利息がついてポイントには利息が付かないという側面もありましたが、今回ポイントにも利息が付くようになったので、この理由は潰された格好になりました。
ポイントには税金がかからないのでその点では現金よりは有利ですが、利息として付くポイントがそれほど大きくならないと思われるので、誤差の範囲かなと思います。
どの程度ポイントに利息が付くのか
楽天ポイントに利息が付くことは分かりましたが、どの程度利息が付くんでしょう。
確認してみたところ、年利は0.108%、月0.009%の利息が付くようです。
メガバンクの普通預金の金利は年利0.002％程度なので、それに比べれば大分マシです。
ですが、ポイントサイトなのでもうちょっと頑張っても良かったかなという気がします。
新興国の金利並みに付けば面白かったんですが・・
ちなみに利息は毎月末日の23時59分59秒時点のポイントを元本にして、月利0.009%の利息ポイントが翌月5日に利息口座に進呈されるそうです。
銀行の金利の場合、1円未満は切り捨てになることが多いですが、楽天ポイントは端数も翌月以降に繰り越されて1ポイント以上になった時点で進呈されるとのことです。
しかし最低の100ポイントでこのサービスを利用し始めた場合、1ポイントの利息が付くのは56カ月後です。
大量に楽天ポイントを持っていれば利息にも意味があるかもしれませんが、私のように貰ったそばから使っていくタイプだと、利息を得るまでの時間は只の苦行になる可能性が高そうです。
結論
楽天ポイントを貯める派の人なら使う意味があるかもしれません。
10万ポイント持っていれば、1年で108ポイント付きます。
楽天は携帯電話事業に参入したことによる設備投資で金が無いのか、楽天ポイントの制度がどんどん改悪されています。
つい最近も税抜き価格に対してポイントを付与する形に変更されたばかりで、今後もポイント制度の改悪傾向は続くと思います。
そんな今後の改悪が予想される楽天ポイントの利息にどれほどの価値があるのか。
「利息を付けるから楽天ポイントを使わないでくれ。」という三木谷社長の叫びが聞こえてきそうです。
私は今後も楽天ポイントは貰うたびに使っていこうと思います。
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