大きな事故があると場当たり的な対応が始まる
FIREまで残り116日となりました。
つい最近、埼玉県の八潮で地面が陥没してトラックが落下した事故がありましたが、この原因となったのが水道管の老朽化による破裂です。
最初にニュースを見た時は「また中国かな?」と思いましたが、国内のニュースで、ちょっとビックリしました。
私は都市部に住んでいるので、水道管の交換は散歩をしていても良く見かけます。これは全国的に実施されているというイメージでした。
実際、私の住んでいる地域周辺でも1年以内に交換作業をしていた記憶があります。
全国的に交換していると思いきや、お金が無くて交換していない自治体も結構多いようですね。
日本は何かことが起きてから、「こりゃアカんわ」と場当たり的に対処していくお国柄です。
/cloudfront-ap-northeast-1.images.arcpublishing.com/sankei/EZTVMPUF2ZMSNNZIEEP2VSXAJA.jpg)
早速、水道代の値上げのニュースが出ていました。
水道管の交換のために水道代を上げますという話なんですが、普段から交換のための資金をプールしたりしていないのでしょうか。
この辺も場当たり的ですね。
今日はFIREと生活インフラに関するお話です。
以前予想したとおり、地方暮らしの生活コストが上がる
以前から、FIRE後も都市部に住んだ方が良いと主張してきました。
理由はいくつかありますが、人がいっぱい住んでいないと割を食う費用というのは結構多くて、その代表格の1つが水道代です。

つまり使っている人が少ないと、その分費用が高くなるってことです。
実際私の住んでいる地域では水道代は据え置きの予定です。
水道代以外でも生活インフラの類は人が住んでいないと割高になります。
地方に住むと粗大ごみ以外のゴミ捨てにすらお金がかかる有様ですからね。
地域指定のゴミ袋を買うというのも、都市部に住んでいる人からするとカルチャーショックでしょう。
私はゴリゴリのインドア派で、インターネット回線があればどんな秘境でも生活できると思いますが、将来の生活コストを考えれば住むのは都市部一択です。

スーパー、病院、図書館や役所といった公共施設が近くにあることも重要ですが、人が居ない所に住むと、需要がなくて家賃は安いかもしれませんが、他の費用が高くなります。
以前、FIREする人の聖地大分県杵築市とかに住まない方が良いのではという話をしましたが、消滅可能性自治体に住むと、将来的に公共施設がアホみたいに遠くなる可能性があります。
人が住んでいない自治体は周辺の大きめの市に吸収されていきますからね。
70歳、80歳にもなって、何時間もかけて役所まで行くなんてことになる可能性は大いにあるでしょう。
つまり・・・
家から出ない生活をしていようが、都市部に住んだ方が良いってことです。

田舎に住んで引きこもっていると、近所の住民に犯罪者扱いされそうですが、都市部であれば誰も興味を持ちません。
この辺りの都市型の無関心はFIRE後の住民にとっても重要でしょう。
「あの人いつも昼間にウロウロしているけど、何をしているんだろう?」とか余計な干渉はされないことは重要です。
心変わりするかもしれないと思ったオッサン
この記事を書いている時に、ふとブログ開始当初に書いた記事を思い出しました。

ブログ開始当初も住むのは都市部一択でしたが、以前は賃貸で良いやと思っていたことを思い出しました。
賃貸の方が選択肢の幅があることと、単純に種銭が減るのが嫌だったので賃貸にしていました。
それから、ほんの1、2年でやっぱり家を買おうとなった訳ですが、今後もちょっとしたことで、「やっぱり田舎暮らしサイコー」とか言い始めるかもしれませんね。
もしそんな事態になるようだと、自給自足暮らしの仙人みたいな暮らしをしそうですが、今はFIRE後は都市部に住むのが正解だと思います。
コメント
nekonabeさん おはようございます。はしQです。水道管の補修もさることながら、水道代も、公共サービスとはいえ、ほぼ赤字なので、住民が減ると運営コストの割り増しや、赤字分の上乗せなどいろいろ税金以外の負担を強いられることになりそうです。とはいえマンションも、住人の高齢化・管理組合の、なり手不足や修繕積立金の増額等都会と言えども安心はできません。イヤイヤ・・不安だらけです。ではまた
はしQさん、コメントありがとうございます。
たしかにマンションの修繕積立金や管理費は上がる可能性が高いですね。
修繕計画上では今後20年はほぼ変動がない予定ですけど、どこかでインフレに耐えきれなくて値上げなんて可能性は十分考えられます。
なるようにしかなりませんけど、FIRE後で固定費が上がるのはキツイですね。
こんばんは仙堂です。
おっしゃること、大賛成です。田舎なんて住むもんじゃないと思ってます。
将来のインフラがどれだけ維持されるか、それ、とても重要ですね。
私もどこに住むのがいいか、いろいろ考えたことがあります。
結論は、東名阪に近い地方都市、という結論になりました。
東名阪は、あらゆるものがそろっている(特に東京はなんでもある)のですが、家から徒歩圏内にそれらがそろっているというのはまれなんです。地方都市なら集中しています。けちなんで、交通費がもったいないのです。
私が住みやすいと思う条件です。
<交通インフラ>
駅が近い。(JRと地下鉄と私鉄の駅が近い。私鉄は急行停車駅。)
特に私鉄沿線を選びます。株を持っていると無料乗車券がもらえるからです。関西で言うと、名古屋から大阪から神戸から京都まで無料で行けます。
<買い物>
5分以内にセブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、デイリーヤマザキ、ダイソー、キャンドウ、がある。
10分以内に上場しているスーパーや百貨店が複数ある。
買い物はスーパー(複数見て回り安いところで買う)、コンビニでは買い物以外の機能が便利です。地方都市は、閉店間際のデパ地下が想像以上に安いです。株主優待券を使えばなおのこと安くなる。また、コンビニは優待でもらえるQUOカードを消費するのに必要です。
<金融>
10分以内にメガバンク3行、5大証券、郵便局がある。
株の売買はネットで十分以上ですが、IPOなどのときは幹事会社の証券の担当者となじみになっていると割り振りが多くなります。とくいメインの会社がたくさん買えます。ベテランの担当者になると情報が多岐にわたり参考になります。債券(特に外債)などの品ぞろえが5大証券それぞれ得意分野がありますので、得意なところで買えます。
<役所> 区役所・市役所・年金事務所が徒歩圏内。
<飲食店>(株主優待券消費のために必要)
吉野家、はなまるうどん、すき家、なか卯、ロッテリア、松屋、松のや、マクドナルド、モスバーガー、リンガーハット、ガスト、餃子の王将、丸亀製麺、カプリチョーザ、ドトール、コメダ、CoCo壱番屋、フジオフード、クリエイトレストランツ、コロワイド、グルメ杵屋など、株主優待券を消費するのに交通費を使うのはもったいないし、桐谷さんみたいに自転車で長距離走るのは無理です。
<教養娯楽>
徒歩圏内に博物館、美術館、水族館、映画館、図書館がある。(めったに行かないけど)
<医療>
開業医がすぐ近くにある。熱を出しても歩いて行けるぐらいのところ。若いうちはいいけど、年を取ると何かしら病気が出てくるので、遠くまで歩くのはしんどいし、車もいつまで乗れるかわかりません。
ドラッグストアが5分以内にある。薬以外にも、生活必需品がいろいろ安売りしているので便利。
あと、宅配便の営業所。持ち込むと送料が安くなります。
これらすべてが徒歩圏内にある場所は、めったにないです。あっても大都市だと住居費がめちゃくちゃ高いです。東京と比べると、差額でごみ袋なんて百万年分買えます。
仙堂智隆さん、コメントありがとうございます。
そうですよね。
私みたいに出不精だと、すぐ近くに必要な施設がないともうそれだけで外に出るのが面倒になります。
スーパーのようなほぼ毎日使うものもそうですけど、病院、役所、郵便局なんかも近いにこしたことはありません。
あとは子供の頃に生活していた住環境なんかも影響するかもしれません。
子供の頃から車がないとどこにも行けないという環境で育ってきた人と、都市部で歩けば行ける環境で育った人では感じ方が違うかもしれません。
私は車必須なところで生活したことが無いので、徒歩圏に生活施設は揃ってないと駄目だと思います。
年をとって車が乗れなくなったらとか考える以前に、そんな遠くにあるのが無いわという感覚があります。
飲食店に関しては、吉野家、マック、すかいらーく系列他にもありますが、電車に乗らなくても使えるを重視しています。
挙げていただいた条件以外で私が考えたのは図書館ですね。
買っても良いんですけど、買う程ではない本は借りて読める方がFIRE後の時間を潰せると思ったので、図書館も徒歩圏にあるところに住んでいます。