私の意見を記載したものですので、実際の投資は自己責任で行ってください。
積立投資について
長期投資の1つとして私はeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を毎月月初に積立投資しています。
積立投資の約定の連絡がメールで来ていたので、良い機会ですからeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)について確認してみることにします。
私は長期投資を目的としているため、少なくとも定年の20~30年は取り崩す想定はありませんがこれから購入しようという方の参考になればと思います。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)について
購入手数料・・・0円
信託報酬・・・年率0.0968%以内
為替ヘッジ無し
購入手数料と信託報酬は0か0%台でかなり割安な手数料の投資信託です。
為替ヘッジ無しというのは簡単に言えば為替相場の影響を受けるということで円高になれば、為替の値下がり分の損失を受けるということです。
例えば1ドル100円で100口を基準価格100円で買い、1ドル80円の時に基準価格120円で売った場合1万円で買って、9600円で売ることになるため、値上がりしているにもかかわらずマイナス400円の損失がでることになります。(ここでは信託報酬は考えません。)
逆に為替ヘッジ無しのメリットとして円安方向に動けば利益が増加しますので、為替ヘッジに関してはご自分のリスク許容度と相談して為替ヘッジあり、なしのファンドを購入すればよいかと思います。
また為替ヘッジありの場合、ヘッジをかけるために費用がかかりますので手数料が割高になる傾向があります。個人的には外貨建ての商品を購入する場合は為替ヘッジ無しで良いかと思っています。
主要構成銘柄は目論見書を確認する限り以下のような構成になっています。
保有銘柄については2020年11月時点で確認したものであるため、今後構成銘柄や構成比率は見直しが行われ変更される可能性があります。
組入上位銘柄 | 業種 | 国/地域 | 比率 |
MICROSOFT CORP | ソフトウェア・サービス | アメリカ | 5.3% |
APPLE INC | テクノロジ・ハードウェア・機器 | アメリカ | 4.7% |
AMAZON.COM INC | 小売 | アメリカ | 3.9% |
FACEBOOK INC-CLASS A | メディア・娯楽 | アメリカ | 1.8% |
ALPHABET INC-CL C | メディア・娯楽 | アメリカ | 1.6% |
ALPHABET INC-CL A | メディア・娯楽 | アメリカ | 1.6% |
JOHNSON & JOHNSON | 医薬品・バイオテクノ・ライフ | アメリカ | 1.5% |
BERKSHIRE HATHAWAY INC-CL B | 各種金融 | アメリカ | 1.5% |
VISA INC-CLASS A SHARES | ソフトウェア・サービス | アメリカ | 1.2% |
JPMORGAN CHASE & CO | 銀行 | アメリカ | 1.2% |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は2020年11月時点で買いか?
組入上位の銘柄はハイテク銘柄で構成されています。いわゆるGAFAMと呼ばれる日本でもメジャーなテック企業(Google,Apple,Facebook,Amazon,Microsoft)です。
2020年11月5日現在、アメリカの大統領選挙でバイデン氏が優勢の状況で進んでいます。今後バイデン氏がアメリカ大統領になった場合、GAFAの事業を分割が行われる可能性があります。
AmazonマーケットプレイスやApple Store、Google検索が独占禁止法(アメリカだと反トラスト法)に違反しているのではないかという理由でです。
マイクロソフトも以前反トラスト法に違反していると分割されかけましたが、結局されなかったため今回も分割は行われないかもしれませんが、株価は思惑で売られることが多いため、今後影響が出ると考えられます。
そのためGAFAは短期的には買いではないと考えますので、構成比率が高いeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)も短期投資では買いではないと思います。
チャートはTradingView提供のチャートを用いています。
株価的な面から考えると、S&P500指数はコロナショックによる値下がりから回復し、年初来高値を更新した後一度下げて再度戻るという動きをしています。
S&P500は長期チャートで考えた場合、基本右肩上がりのチャートとなっているため長期投資の場合は問題なく買いであると考えています。
コメント