FIREを目指すと税金とFIREについては感度が高くなる。
FIREを目指して生活していると、FIRE関連の情報に関してはアンテナが高くなります。
特に税金のような自分の懐に無理やり手を突っ込まれるような話や、実際FIREしている人の暮らしやアイデアはよく目にすることになります。
無理やり見せられている訳ではなく、自分から取りにいく情報なので所謂「自分事」として脳が処理しているんでしょう。
自分だったらどうするかなという考え方で見ていることが多いように思います。
2024年に入り、また社畜の1年が始まってしまったので今日は2024年の増税とFIREについてお話しようと思います。
何が出るかな。2024年の増税
正直、増税しても碌でもない補助金や老人向けの社会保険料にしか化けないので負担が増えるのみです。
このまま先細り確実な日本ですが、2024年も懲りずに増税が続くようです。
政府は革命や一揆が起きるまで増税するつもりのようですね。
貧困だの何だの言われていますが、何だかんだと生活できてしまって、生活している人がそれ程大きな不満を持っていないからだと思います。
古代ローマから変わらない「パンとサーカス」って奴です。
食料と娯楽が充実していれば国民は満足して政治的無関心になるというアレです。
政治家連中はさぞやり易いでしょうね。
革命や一揆が起きるとしたら、食べるに食べられない位追いつめられた時なのかもしれません。
国民性的にもどんなに悪くても我慢していそうです。
さて、2024年に決定、もしくは予定されている増税メニューを見ていきます。
- 復興特別所得税の延長
- 高齢者の介護保険料増
- 国民年金納付期間が5年延長
- 年間1,000円の森林環境税
- 生前贈与加算が3年から7年に延長
- 後期高齢者医療保険の保険料増
- 扶養控除の縮小
中身を見なくても、碌でも無さそうなラインナップです。
何が嫌って、扶養控除以外はFIREした後も関係ありそうな内容なのが嫌ですね。
社畜を横目に飯ウマな状況とはいかないようです。
復興特別所得税の延長
これが一番嫌な増税です。
民主党政権下で良かったことなんて1つもありませんが、最大の愚策ですね。
毎年、毎年2.1%も追加で取られているのも腹立たしいんですが、名前も復興がついていて腹立たしいです。
いつまで復興とか言ってんだと思っていたら、これが更に14年延長されるようです。
能登半島地震が起きて丁度良いとか考えていそうですが、地震が起きる前から予定していたので、能登半島地震は言い訳代わりに使われそうです。
これが個人的には一番嫌な増税です。
高齢者の介護保険料増
現役世代からこれ以上搾り取れないと思ったのか、高齢者から搾り取る方向にシフトした介護保険料の増額です。
これはまだ真っ当な考え方です。
年間所得410万円以上の65歳以上の介護保険料が現在、基準額の1.7倍となっているものを1.8倍~2.6倍に増やすようです。
所得が多い所から多めに貰うのはまだ良いです。
低所得者の保険料の引き下げをするのも良いです。
後は年間所得410万円の敷居を勝手に下げなきゃFIRE後も特に影響が無さそうな増税です。
国民年金納付期間が5年延長
国民全員巻き込むねずみ講を5年延長して65歳まで納めさせるという増税です。
マトモに支払うと100万円程度の支出増になるため、結構影響が大きいです。
FIREした後だと労働収入はゼロなので、全額免除一択です。
60歳時点の資産状況によっては支払う可能性もある程度で、FIRE後特に大きな問題にはならなさそうです。
年間1,000円の森林環境税
もはや理由なんてどうでも良いのかと問いたくなる謎の税金が取られます。
年間1,000円です。
無駄な金はびた一文たりとも支払いたくないんですが、住民税のついでに取られるようなので、抗いようがありません。
まだ収入に対する割合じゃないだけマシですが、都民まで取られる謎の税金です。
森林環境の整備改善や自然環境の保全って多摩の方にしか森林ねーだろ。
生前贈与加算が3年から7年に延長
相続税の生前贈与加算が3年から7年に延長されます。
親の遺産を生前贈与されていれば影響がありますが、私のFIRE計画上は親の介護(マイナス分)も、親の遺産(プラス分)も計画に入れていないので、特段影響はありません。
日本の相続税はタダでさえ凶悪なのに、さらに取ろうって考えるところが恐ろしいです。
死ぬ時に取り上げるなら、生きている間は無税にしろよ。
後期高齢者医療保険の保険料増
75歳以上が加入する後期高齢者医療保険の保険料の上限が引き上げられます。
現在66万円のところ2024年度には73万円、2025年には80万円に引き上げられます。
これは無駄に医者通いされるのを防止できて悪くないんですが、問題なのが対象者です。
2024年度は年金収入が211万円を超える人、2025年度は153万円を超える人となっており、生活ギリギリな層まで対象に入っています。
保険料のせいで飯もまともに食べられずに体調崩すお年寄りが増えそうなのが嫌な感じです。
私が後期高齢者になった時には1円でも年金貰っていれば対象にされそうですが、今の計画上はFIRE後に影響は無さそうです。
扶養控除の縮小
16~18歳の子どもがいる親の扶養控除が、2026年以降、子ども1人あたり所得税控除が38万円から25万円。住民税が33万円から12万円に縮小される予定です。
児童手当を高校生まで拡充したことに合わせた処置のようですが、今後児童手当が無かったことになる可能性もあるので、控除だけ縮小という結果だけ残りそうです。
これは唯一、FIRE後の私に何の関係もない増税です。
終わりに
2024年もしこたま増税されそうです。
今すぐ増えるのは森林環境税くらいなので、すぐに困るということはありませんが、実際老人になっても憑いてくる介護保険料や復興特別所得税は本当に害悪です。
FIRE計画している人の中には後期高齢者になる前に死ぬ予定にしている潔い人もいます。
これくらいの潔さがあれば、FIREも比較的簡単にできそうですが、どーしても色々考えちゃいますよね。
自分が死ぬまでの資産を稼いでFIREしようなんて人は、石橋を叩いて叩いてそれでも渡らないという選択肢を残す人なので、ここまで無謀な考え方はできません。
これくらい考えない方が幸せな気もしますが、性分だから仕方がないですね。
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