日本人の勿体ない精神は有給休暇にこそ必要である。
私はリタイアを考え始めてから、有給は全部消化する派閥に所属しています。
何度か有給消化の啓蒙記事的なものを書いて、社畜は貰える有給は全部消化スベしというお話をしています。
合言葉は「会社は11か月分の給料を12か月分に薄めて支払っている。」です。
普通の社畜は1年で最低20日は有給休暇が支給されるので、完全週休2日なら丸1月が有給休暇で消えます。
会社は当然それを認識しているので、社畜には11か月分の給料しか支払っていないはずです。
11か月分の給料を12か月に薄めて支払っているのです。
有給休暇は1日たりとも残してはいけません。
経営者を喜ばせるだけです。
残った分は翌年繰り越しされますが、2年以上は繰り越しされずに消滅します。
(時効)第百十五条 この法律の規定による賃金の請求権はこれを行使することができる時から五年間、この法律の規定による災害補償その他の請求権(賃金の請求権を除く。)はこれを行使することができる時から二年間行わない場合においては、時効によつて消滅する。
労働基準法から引用
有給休暇が時効で消滅したら、もう取得はできないので2年以内に消化しましょう。
理由なぞいりません。
なんか怠いからでも、ゲームの発売日だからでも、推しのライブがあるでも何でも良いです。
もちろん、意味もなく休むのも全然OKです。
とにかくお残し厳禁です。
勿体ない精神はこういうところで発揮しましょう。
有給全消化ブロックは既に経験済みな40代社畜
なんで急にそんな話をし始めたのかというと、以下の記事を見たからです。
退職時の「有給全消化ブロック」なぜ横行? 日本企業の悪しき慣習、解決のカギは労働者にもという記事ですね。
この記事を読んで、前職を辞めた時のことを思い出してしまいました。
前職はリタイアするつもりも無かったので、退職時に30日以上有給休暇が残っていたと思いますが、前職退職前にすべて消化できませんでした。
全消化できなかったのは、前職の在籍中に転職活動してそのまま内定をゲットして、切れ間なく次の会社に転職したことが主な原因ですが、前職のクソ上司は有給休暇が消化できるように取りはかるどころか、がっつり月末まで業務を振ってきたのでそれを思い出してしまいました。
完全に有給全消化ブロックですね。
しかももう次の職場からは〇月から来てねと言われていて、ちょうど年度の切れ目だったので、有給消化するまで入社を待ってほしいという交渉もできず、泣く泣く全消化を諦めた記憶があります。
腹が立つので当日体調不良をちょいちょい入れて有給消化しましたが、そんな消化の仕方ではとても残った有給休暇をすべて消化できず、結局まる1か月以上残して退職という残念な退職になりました。
未だにこれについては納得いきません。
今思えば、残った有給休暇は買い取りにしてもらえるよう交渉するべきでしたが、当時は次の会社のことを考えていたので、そこまで頭が回りませんでした。
うーん、思い出したら腹が立ってきました。
今の会社をリタイアする時は、そのままフルリタイアするので当然「次の会社」なんてありません。
いつ辞めても問題ないので泣こうが喚こうが、月の途中だろうが、残った有給休暇は全部消化してから辞めるぞと決意を新たにしました。
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