ネオニートの定義が10数年前から変化してきている。
皆さんはネオニートって知っていますか?
ネオニートという用語は10年以上前からあったと思います。
当時は、単純に親が太い(資産がある)ので生活費の心配をしなくても良いニートをネオニートと呼んでいたと思います。
例外的に宝くじを当てて生活の心配がないとか、祖父母の遺産で働かずに生活できる人達もネオニートと呼んでいました。
何やら近年のネオニートの定義が以前と変わってきているようで、FIREと何が違うのか良く分からなくなってきたので、今日はネオニートとFIREの違いについてお話しようと思います。
ちなみにネオニートとFIREはどちらも定義があいまいな言葉なので、私の考えるネオニートとFIREの定義の違いの話になります。
ネオニートとFIREの違いについて
ネオニートの話をしようと思ったのは、以下の記事を見たからです。
ネオニートって久しぶりに聞いたので、ちょっと懐かしくなって見てしまいましたが、私が考えているネオニートと違った意味合いで書いてあったのが衝撃でした。
記事ではネオニートの定義について私の認識と異なり、最近できた用語であると書いてありました。
ハッキリした定義がないと言いつつ、一般的な労働には従事していないが、生活を維持できるだけの収入がある人を指す人々を「ネオニート」と呼んでいるようです。
サラリーマンのように企業に属すことをせず、独自に収入を得る働き方をしている人を指します。
給与所得者ではなく、ネットや株・土地などを活用して稼いでいる新しいタイプの個人事業主です。ネオニートの主な収入源には、「広告収入」「FX」「株」などがあるようです。
・・・ここまで見ているとFIREと何が違うの?と疑問に思ってしまいます。
FIREした人も原則資産収入で生活することになるので、ネオニートとも呼べるということになってしまいます。
ですが、40代のネット世界に居たオッサンから見るとネオニートとFIREは別物です。
私の考えるネオニートとFIREの違い
私が考えるネオニートとFIREの定義は以下のようになっています。
nekonabeが考えるFIRE
・ 就職(もしくは自営業)の収入で資産を形成する。
・ FIRE達成までの主な収入は労働で得た賃金
・ 支出は可能な限り切り詰めて投資に回す。FIRE後は生活費に回す。
・ 投資の種銭が心もとないので、ある程度長期の時間がかかる。
・ FIRE後はインカムゲインが中心でキャピタルゲインはサブで収入を得て生活する。
・ FIRE後は働かないのが基本だが、人によっては働く。
基本的に誰かに雇われる給与所得は得ない。
nekonabeが考えるネオニート
・ 自分の力以外で資産を得る。
・ 資産は親族からの遺産や、宝くじなどの幸運で得る。
・ 就職はせずに、学生からそのままニートにスライドする。
・ 単純に遺産を食い潰すタイプと、遺産を運用するタイプが居る。
私が考えるFIREは自分で働いて稼いだお金を元手にして、長期間資産を運用して達成するのに対して、ネオニートは働かずして達成するところが大きな違いでしょうか。
記事の内容をネオニートの定義に当てはめてしまうと、脱サラかせいぜいサイドFIREにしかならなりません。
この意味合いで使われるとサイドFIREやFIREと、ネオニートの違いが大分あいまいになってしまいます。
以前のイメージがあるので、個人的にはネオニートとFIREの定義は分けてほしいと思いました。
終わりに
ネオニートの意味が、以前のネットスラングのネオニートと意味合いが大分変ってしまったので、ちょっと気になったというお話でした。
何かFIREするって言うのは良いけど、ネオニートになるって言うとダメ人間度が上がったような気がしますね。
私はFIREした後に自分をネオニートになったとは言わないと思います。
コメント
いまやフリーターやフリーランスでさえイメージ悪いもんな
なにも悪いことしてないのにな
先人の有名になった人がサラリーマンを煽りまくったのがまずかったのか?
きおぷさん、コメントありがとうございます。
社畜煽りは今に始まったことではない気がしますが、何なんでしょうね。
フリーターやフリーランスは世に出たての時はもてはやされるけど、時間がたつと碌でもないのがバレて叩かれますね。
やっぱり待遇が悪いからなんでしょうね。