FIREが近づいてきてふと思う、銀行口座の残高問題
FIREを目指す人にとって頭を悩ます問題の1つに、銀行口座にいくらお金を入れておくかという問題があります。
私はFIREまであと数年ですが、ふとFIRE後にいくら口座に入れておこうかという問題が頭をチラつきました。
お金が無くて今日の生活費どうしようと頭を悩ませるよりは100倍良いですが、FIREを目指している場合は、いくら投資して、いくら銀行口座に入れておくかというバランスを考えるのは結構頭を悩ます問題になります。
今日は私が考える銀行口座に入れておく金額のお話をしようと思います。
銀行口座に一体いくら入れておくか決めるためのプロセス
銀行口座にいくら入れておくか考える際に重要なのは、まず自分の性格です。
銀行口座に100万円以上ないと心配で眠れないほど心配性なのか、とりあえずその月のカードの引き落としができるくらいの金額が入っていれば問題無いと考えるのか、考え方によって目安が変わります。
銀行口座に100円しか残っていなくても、支払い予定がなければ何とも思わない人は後者のパターンでしょう。10万円とか100万円とか節目の金額より少なくなると、なんとなくソワソワしてしまうような人は前者のパターンです。
もう1つが、FIRE達成後なのか、FIRE前なのかという点です。
FIRE達成後であれば、当然労働収入は0円になるので、毎月決まった日に給料が銀行口座に入るなんてことはありません。
そうなると、配当収益か副業か、はたまたバイトをするか・・・配当なら1年に2回、もしくは4回、バイトなら不定期な収入しかないことになります。
FIRE後に毎日バイトはしないでしょう。
FIRE前なら逆に毎月給料と言う名の定期収入があるので、生活費分の貯金があれば残りのお金はすべて証券口座に入れるという判断も可能です。
FIRE達成前か後かは重要でしょう。
投資の効果を最大限得ようとするのであれば、リスクテイクも最大にしておく必要があります。
ただ、収入のほぼすべてを投資に突っ込んでしまって、後からお金が必要ということになると、証券口座にある金融商品を決裁して銀行口座に戻さないといけなくなります。
最悪損切して銀行口座に入金する羽目になる可能性もあるので、生活費以外は全額証券口座に入れるというのは慎重に考えるべきでしょうね。
よく考えて、不安を払拭しようと足掻いてみる。
決定までのプロセスを見て、FIRE前後で銀行口座にいくら残しておくのが妥当か考えてみようと思います。
性格面に関しては、このブログを見ている人にはバレバレだと思いますが、私は心配性です。
大体500万円くらいは銀行口座に入れています。
不動産の購入でかなり銀行口座に入っているお金が乏しくなりましたが、銀行口座から証券口座への入金もしなくなったので、既に500万円以上の貯金に戻っています。
ですが、プロセス2段階目のFIRE前か後かで言うと未だFIRE前の状況です。
銀行口座に500万円以上入れておく必要があるか無いかで言うと残しておく必要はまったくありません。
何しろ使う予定がありません。
もし大きな病気に罹ったとしても、高額療養費制度があるので銀行口座に500万円も要れておく必要はありません。
例えば標準報酬月額が50万円で、治療に500万円かかった場合、自己負担上限額は80,100円+(500万円-267,000円)×1%で計算できるので、約123,430円になります。
つまり、残りの約487万5千円が高額療養費として支給されます。
標準報酬月額が100万円でも自己負担上限額は252,600円です。
治療費に比べれば、殆ど支払いはありません。
これだけ保険が充実していれば、医療保険は必要ありませんし、貯金もそれほど必要ありません。
後は、住居の修繕にお金が必要な場合くらいですが、昨年不動産を購入したばかりなので、あと10年は修繕が必要になる箇所が出てくることはないでしょう。
ここまで考えると、FIRE前は今の10分の1の50万円も銀行口座に貯金しておけば何の問題も無さそうです。
FIRE後も生活費の1年分も入れておけば十分そうです。
後は、私の精神衛生面だけですね。
ある程度の金額が銀行口座に無いと不安なのを、FIREまでに何とかしないといけません。
収入0になった後、残高が減り続ける銀行口座を見て必要以上に不安にならないか。
とりあえず100万円だけ残して、残りは全額証券口座に突っ込んで銀行口座にお金が無い状況を慣らしていこうと思います。
心配性なのは仕方が無いにしても、必要以上に不安を感じるようだとFIRE後に四六時中不安を感じて生活することにもなりかねません。
特にお金の面は不安を感じやすくなると思いますので、そんなに口座にお金が無くても別に困らないと自覚することから始めようと思います。
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