優秀で真面目なのは分かったので、今度は創作活動をさせてみる。
以前、ChatGPTにアーリーリタイアについてどう思うか質問してみましたが、かなりマトモな回答が返ってきて驚きました。
人類の進化を感じましたが、同時に別に人間はもう働かなくても良くない?とも感じました。
ただ、これについてはインターネット検索結果を基に作られた回答のはずです。
人間が出した回答・・つまりアーリーリタイアについて語るFPやブログのアーリーリタイア像を検索して導き出した回答なので面白味が薄いのかもしれないと考えました。
今度は創作を作ってもらうことにしました。
テーマは十分な貯金があり、働く気がもうない都内に住む無職の1日です。
お金がある無職の1日をAIがどう表現するか。
働く気が無い無職にしたのは理由があります。
働く気がないことを伝えないでストーリーを考えてもらったのですが、デリバリーで食事を済ませた後、行きつけのジムの受付の女子とラブストーリーが始まってしまいましたw
創作とは言え、40代のオッサンからすると現実味が薄れてしまったので、働く気が無いことを条件にプラスしてみました。
以下が、AIが考えた「十分な貯金があり、働く気がもうない都内に住む無職の1日」です。
彼は目覚まし時計をかけない。自然に目が覚めるのを待つ。だいたい9時頃に起きることが多い。ベッドから出て、カーテンを開ける。外は晴れている。彼は天気予報を見ない。雨が降っても傘は持たない。
彼はシャワーを浴びて、歯を磨く。服装にもこだわらない。ジーンズとTシャツとスニーカーだ。髪型も整えない。鏡を見ることはほとんどない。
彼は朝食を食べるために外出する。コンビニでパンとコーヒーを買う。レジで店員に挨拶するのが、一日で唯一の会話だったりすることもある。
部屋に戻って、朝食を食べる。テーブルや椅子は持っていないので、床に座って食べる。スマホでニュースやSNSや動画を見る。興味深い話題やコメントに出会うことは少ない。
彼は部屋で過ごすことが苦手だ。毎日外出するのが習慣になっている。財布とスマホと鍵だけ持って、ドアを閉める。
彼は最寄りの駅まで歩く。10分ほどかかるが、タクシーや自転車は使わない。電車の路線図を見て、今日行く場所を決める。特に気に入った場所や行きたい場所はない。
電車に乗って、適当な駅で降りる。
そこから歩き回ってみる。
公園やカフェや図書館や美術館や博物館など、時間を潰せそうな場所を探す。
入場料や利用料が無料か安価な場所しか選ばない。
人混みや列に並ぶのも嫌だ。公園ではベンチに座って本を読んだり、カフェではコーヒーを飲んで雑誌を読んだり、図書館ではインターネットで調べ物をしたりする。
美術館や博物館では展示物や解説文に目を通したりする。
でも、どれも深く興味を持ったり感動したりすることは少ない。昼食はスーパーやコンビニで買った弁当や惣菜だ。
公園のベンチやカフェのテーブルで食べる。
味付けや栄養バランスに気を配らない。
お腹が満たされればそれでよしとする。午後も同じように時間を潰す。
夕方まで外出してから帰宅する。
夕食も昼食と同じように済ませる。
部屋ではスマホでゲームしたり音楽聞いたりする。
眠くなったら寝る。彼は将来について考えない。貯金があれば、この生活を続けられると思っている。老後の心配もしない。年金も保険も入っていないが、それでも不安にならない。
彼は幸せだと思う。
ある日、彼は電車に乗って適当な駅で降りた。
そこから歩き回ってみた。
公園やカフェや図書館や美術館や博物館など、時間を潰せそうな場所を探した。
入場料や利用料が無料か安価な場所しか選ばなかった。
人混みや列に並ぶのも嫌だった。その日は博物館に行くことにした。
展示物は古代の遺跡や文化だった。
彼は展示物や解説文に目を通した。
でも、どれも深く興味を持ったり感動したりすることは少なかった。博物館の奥にある部屋に入った。
そこには大きな石板が置かれていた。
石板には古代文字が刻まれていた。
解説文によると、石板は何千年も前の予言書だという。彼は石板を見つめた。
古代文字が目に飛び込んできた。
不思議なことに、彼はその文字が読めた気がした。「無職の者よ。お前はこの石板を見る日まで生き延びる運命だった。しかし、これから先のお前の人生は地獄だ。お前の貯金は全て盗まれる。お前の部屋は火事で焼ける。お前のスマホは壊れる。お前は路頭に迷うことになる。そして、お前は孤独死する」
彼は驚愕した。
これが本当だとしたら、自分の人生は一変する。
幸せだと思っていた生活が崩壊する。彼はパニックに陥った。
博物館から逃げ出そうとした。
しかし、出口では警備員が待ち構えていた。「あなた、ちょっと待ってください」
警備員が声をかけてきた。
「何ですか?」
彼が尋ねた。「あなたさっきあの石板を見ましたよね」
警備員が言った。
「ええ、見ましたけど」
彼が答えた。
「実はあれね、ジョークですよ」
警備員が笑った。「ジョーク?」
彼が呆然とした。
「そうですよ。あの石板は本物じゃないんです。博物館のスタッフが作ったものです。古代文字も適当に書いたものです。解説文も嘘ばかりです」
警備員が説明した。
「なんでそんなことするんですか?」
彼が怒った。「実はね、あれは隠しカメラの企画なんですよ。あの部屋にはカメラが仕掛けられていて、石板を見た人の反応を撮影しているんです。面白いでしょう?」
警備員が得意げに言った。
「面白くないですよ!」
彼が叫んだ。
「え?でも、これはテレビ番組の一環なんですよ。あなたの許可を得てから放送するつもりですから、ご安心ください」
警備員が言った。
「許可なんかしませんよ!こんなことされて笑えると思ってるんですか?私は今日から人生終わりだと思ってパニックになってるんですよ!」
彼が泣き出した。「あ、あれ?そこまで深刻に受け取られるとは思わなかったんですけど……すみません、本当にすみません」
警備員が謝った。
「謝って済む問題じゃありませんよ!私は今すぐこの博物館を訴えます!そして、テレビ局も訴えます!こんな番組作ってる奴ら全員訴えます!」
彼が怒鳴った。「ちょ、ちょっと待ってください!落ち着いてください!話し合いましょうよ!」
AI Bingによる創作ストーリー
警備員が慌てて止めようとした。
しかし、彼は聞く耳を持たなかった。
博物館から飛び出して行った。
そして、その日から彼の人生は一変した。
無職だった彼は、貯金を使って博物館やテレビ局や番組制作会社や関係者全員を訴え続ける弁護士志望の男に変わった。
まぁまぁあり得そうな感じに着地しました。
最後のオチ以外は本当に無職になった後、外出していればこんな1日になりそうです。
AIによる遠まわしな無職批判を受ける。
働く気が無いという条件を付けた途端、AIが妙に捨て鉢な感じのストーリーにしたのが面白いです。条件を付けないとラブストーリー仕立てにするのに、働く気が無い条件を付けたら急に灰色にしてきました。
自分の格好も気にしないし、雨が降っても傘もささないことになりましたが、無職でも雨が降っていれば傘はさしますし、鏡くらい見て身だしなみを整えてから外出します。
将来についても考えていないことになっいますが、彼は幸せだと思う。と結ばれているのが妙に皮肉が効いています。
それまでの文章で幸せな感じがまったくしません。
なぜ主人公を男性にしたのも良く分かりません。男性と条件を付けて考えてもらった訳ではないのに主人公は男性になりました。
無職の割合からすれば女性の方が遥かに多いはずですが、シナリオの前提に多めの貯金額を条件としたのが不味かったのでしょうか。
食事も気にしないことになっていますが、無職の方が食事には気を使う気がします。
健康は重要です。しかも病院に行くようなことになれば余計お金がかかるので、社畜よりは遥かに食事には気を使うはずですが、味付けも栄養バランスにも気を配らない、とりあえずお腹が満たされればそれでよしとする生活のようです。
AIに偏見を持たれている気がしますが、集合知による無職のイメージがこれなんでしょうか。
最後にテレビ局と博物館を訴えることになりました。
一応最後にオチを付けてと注文していたので、その結果オチを付けたんだと思いますが、AIはハッピーエンドにはしませんでしたね。
やはり遠まわしに批判されているような気がします。
実際その現場に居たとしても、その時はイラっとするでしょうが、法的に訴える程の怒りを感じるでしょうか。
某モニタ〇ングとかでありそうな状況ですが、訴えても大したお金は取れないでしょうし、そもそも法的に勝てるかと言われると疑問です。
訴えれば勝てそうで、賠償金が数億円取れれば裁判すると思いますが、日本では100%そんなことにはならないでしょう。
経済的なダメージはありませんし、身体的にもダメージはありません。
精々精神的なダメージを受けたことを訴える程度ですが・・精神的なダメージによる賠償金なんて精々数十万取れれば良い方です。
勝てても弁護士費用や裁判費用もペイできないでしょうし、弁護士になってまで訴え続ける強い怒りを感じるかといわれると、まずそこまでの怒りは感じないでしょう。
金持ち喧嘩せず。
2度とその博物館には行かないくらいの対処で終わるのではないでしょうか。
創作としては読めるレベルの物でしたが、これから無職になろうとしている私からすると、今後の生活をイメージしながら読んでしまいます。
こんな生活になるのかなぁと考えると、ちょっと気分が落ち込みますね。
何しろあんまり楽しそうな感じで描かれなかったのがちょっと嫌です。
AIに遠まわしに無職を否定されているような気がしましたが、予定は変えずリタイアはするつもりです。
無機物程度に働きたくない私を止められるわけが無いのです。
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