コロナ禍で世界のサラリーマンも有給取らなかった。
毎年出しているんですが、今年も旅行会社のエクスペディアが有給休暇の国際比較調査を発表しました。
世界16ヵ国9200名を対象にした調査なので、それなりに統計情報としては信用が置けると思います。
結果としては、今年は新型コロナウィルスの影響で、有給休暇の取得状況は芳しくなかったようです。
調査地域のなかで唯一、例年より有給休暇取得日数が増加したのは台湾だけで、台湾以外は軒並み去年以下という状況でした。
欧州は基本取得率100%の国が多いですが、100%取得した国は無かったようです。
特にブレグジットでバタバタしているのかイギリスが支給25日に対して、17日しか取得していない等興味深い結果でした。
何で台湾だけ有給取得が増えたのかは記載されていなかったので謎です。
台湾はコロナ対策でかなり万全の対策を打っていたので、企業が有給取得を奨励してみんな消化したのかもしれません。
取得しなかった理由も健全
世界の有給休暇を取得しなかった理由は、1位が「コロナ禍でどこにも旅行に行けないから。」という至極最もな理由でした。
特に違和感はありません。有給休暇の本旨は従業員の心身のリフレッシュが目的になっているので、リフレッシュのために行く旅行が、コロナ禍で行けないから有給休暇を取らないのは納得です。
ちなみに私は旅行に行かなくても有給休暇は消化します。
全部使い切りたいので、意味や目的が無くてもとりあえず取ります。
お金と違って残しておいても利子が付くわけでも無いし、消えるだけなので使っておかないと損です。
日本の有給休暇を取得しなかった理由の1位は「緊急時のためにとっておく」でした。
これは別にコロナ禍であろうとなかろうと毎年同じですね。
私は以前記事にも記載しましたが、有給休暇は全部取得する派閥の人間なので、緊急時のために取っておくのは否定派です。
そもそも緊急時って何でしょうね。
取っておく位なので1日2日で済むような用事ではなく、10日以上かかるような用事だと思いますが、土日含めて有給休暇10日と合わせて取れる16日程度で考えて、緊急事態といえば自分が病気になって入院するとかそういったケースを想定しているんでしょうか。
ちなみに両親の介護のためとかであれば、有給休暇と別に介護休暇が5日(2名以上の場合は10日)、介護休業で93日まで取得できますので、取っておく必要はないと思います。
入院して、半月程度で再度出勤可能な状態まで回復しているか疑問ですので、取っておいても意味無いんじゃないかと思いますが、何で取っておくんでしょう。
とりあえずお金の不安であれば、対策として給料6カ月分くらいの貯金を持っていれば、心理的に余裕が出来ると思います。
有給休暇が残ってなくて、欠勤になったら給与が支払われない可能性がある。
↓
給与が1カ月払われなかったら生活できない。
↓
有給休暇は取っておこう。
この流れは給与6カ月分の現金を持っていれば止められると思います。
私は入院するとなったら退職を考えそうです。
入院するほど体調が悪かったら、健康でもやりたく無いサラリーマンをそのまま続けたいと考えるかは疑問です。
「もういいや、このままセミリタイアしよう。」となりそうです。
旅行の代わりに休暇中に楽しんだことは
旅行に行くかわりに休暇中に楽しんだことは、1位が動画視聴、2位がゲーム、3位が料理と読書だったようです。
私も去年はそればかりだったので、完全に同じです。
違うのは取得日数だけですね。
まとめ
以上、世界のサラリーマンも時間を持て余していたという話でした。
有給休暇が残っていて、3月末で有給休暇の日数がリセットされる方は、緊急時のためにとっておかないで取得することをお勧めします。
取っておいても消滅するだけです。あと1カ月ちょっとしかないので、時効で消滅する前にドンドン取りましょう。
コメント