宝くじがネットで買えるようになっていた。
私は普段宝くじを買う人間ではないのですが、ふとテレビを見ていると年末ジャンボがネットで買えるというCMが流れていたので、試しに買ってみることにしました。
セミリタイアを目指す方は基本的に宝くじを購入することはお勧めしません。
特に1等が当たればリタイアできるから買ってみようという考えはよろしくないと思います。
理由は以下に記載していこうと思いますが、宝くじの購入は只の浪費ですので、あくまで娯楽の1つとしてお考えください。
セミリタイアを目指す人間が宝くじを買うべきではない理由
そもそもの期待値が低すぎる。
宝くじの公式サイトから確認できる情報では2020年の年末ジャンボの当選本数は以下の様に設定されています。
等級等 | 当選金 | 本数 |
1等 | 700,000,000円 | 22本 |
1等の前後賞 | 150,000,000円 | 44本 |
1等の組違い賞 | 100,000円 | 4,378本 |
2等 | 10,000,000円 | 88本 |
3等 | 1,000,000円 | 880本 |
4等 | 50,000円 | 44,000本 |
5等 | 10,000円 | 1,320,000本 |
6等 | 3,000円 | 4,400,000本 |
7等 | 300円 | 44,000,000本 |
令和元年の宝くじの当選金として支払われる割合は46.5%(3,684億円)です。
宝くじの発行を行えるのは全国都道府県及び地方自治体なので、買った瞬間に38.5%が税金で徴収されています。それに加え広報費で1.3%、印刷経費、販売時の人件費で13.7%が引かれて残った46.5%が当選金として支払われる可能性があるお金になります。
年末ジャンボは1枚300円ですので、買ったら160円程度は税金と経費で引かれていることになります。
残った140円を買った人間が取り合うことになります。
発行枚数は22ユニットを予定していますので、1ユニット2000万枚で440,000,000枚発行されることになります。
当選金 | 700,000,000 | 150,000,000 | 100,000 | 10,000,000 | 1,000,000 | 50,000 | 10,000 | 3,000 | 300 |
当選数/発行枚数 | 0.00000005 | 0.0000001 | 0.00000995 | 0.0000002 | 0.000002 | 0.0001 | 0.003 | 0.01 | 0.1 |
期待値 | 35 | 15 | 1 | 2 | 2 | 5 | 30 | 30 | 30 |
発行枚数と当選本数から計算した期待値は150円ほどになります。
分かっていましたが、かなり期待値は低いです。
買った瞬間に半額になる投資があったら誰も投資しないと思いますので、これがセミリタイアを目指す方が宝くじを買うべきではない理由の1つ目になります。
支出の管理ができていない状態で大金を持つと生活が破綻する可能性がある。
サラリーマンでセミリタイアを目指している方は支出を削減し、収入との差分を投資に回すことでセミリタイアを目指しているものと考えています。
あまり資産が無い状態で、宝くじの高額当選ようにたまたま大金を得てしまうと支出の管理が御座なりになり、支出がドンドン増えていってしまい生活が破綻してしまう可能性があります。
ある程度資産が増えてくれば、資産の増加の過程で支出の管理を行いその人毎に最適な支出に管理されていきますので、大金を貰っても生活は破綻しにくいと思います。
というよりたまたま大金を得た程度で生活が破綻するのであれば、そこまで資産を増やすことはできません。
現在も投資を行っている方はコロナバブルで評価額がどんどん増えていると思います。
こういった方は投資をしていて市況が良くなっても資産を取り崩して消費する方は少数派だと思います。
増えていくともっと増やしたくなるのが投資家のマインドです。
十分な資産があれば別ですが、セミリタイアを目指す方であればそのまま再投資する方が多いのではないでしょうか。
どの程度の資産をつくれていれば、不意に大金を得ても支出の管理は問題ないかというのは、私の感覚では3000万円以上でしょうか。
大体この辺りから投資で生活費が賄えるのは無いかと思い始めて、支出の管理をさらに見直しました。
3000万円貯めれる人間が7億円貰っても早々支出を変えたりはしないであろうということです。
そこまで貯める方であれば、おそらく1等の当選金はそのまま投資して配当益で生活すると思います。
配当率4%で考えると税引き後でも年間2200万程度になるので、この範囲の消費行動になるのではないでしょうか。
以上に書いたようにセミリタイアを目指す方が宝くじを買うことはお勧めしません。
宝くじを買う費用があれば投資に回した方が良いと思います。
ここまで書いて、買う気がかなり無くなっていますが、今回は記事のネタとして購入してみます。
実際にネットで宝くじを買ってみた。
宝くじの公式サイトにログインします。
IDをお持ちでない方は新規会員登録を行います。
2020年11月28日現在、公式サイトの画面の右にログインと、新規会員登録があります。
新規登録の際に、メールアドレスと、宝くじ会員規約を確認して同意する必要があるためそれぞれ実施します。
確認するボタンをクリックすると入力したメールアドレス宛に確認のメールが送付されるため、確認し、会員登録を完了させます。
会員登録したメールアドレスと設定したパスワードを入力すると、ログインができますので、画面右側にある宝くじ発売スケジュールの年末ジャンボ宝くじを選択します。
選択すると購入数を選択する画面が表示されるため、購入したい数を選択してカートに入れるを選択します。
カートに入れるとご注文内容の確認についてという画面が表示されますがそのまま閉じるを選択します。
入力後、お支払い内容のご確認へを選択します。
ここで支払い方法を選択しますが、今回はクレジットカード決済を使用します。
クレジットカード番号と有効期限を入力して、本人認証へを選択します。
キャリア決済とはドコモ払いとauかんたん決済のようですが、私は格安simを使用しているのでキャリア決済は使用しません。
入力後、当選金受取口座の登録がありますので、ご自分で使用している銀行口座を選択して登録します。
登録する口座は口座名義と、宝くじ公式サイトで登録した登録名は同一名義の方が良いかと思います。
万が一高額当選した場合、同一でないと確認処理等が発生する可能性があります。
登録するを選択し、お支払い内容の確認へを選択します。
注文内容と支払内容を確認し、20歳以上で海外からの購入ではないことを確認して、購入するを選択します。
これで購入完了です。
また、購入履歴から購入した宝くじの番号を確認することができます。
買うこと自体は通常のECサイト等でネットショッピングするのとあまり変わりがありません。
当選金の振込の可能性があるので、振込先口座を登録する可能性があるくらいでしょうか。
当選金の受け取り忘れということも無いので、普段買っている方はネットでの購入を検討してみてはいかがでしょうか。
買う時に銀座のチャンスセンターで並んで買うとか、買うまでの儀式みたいなのがある人はネットでの購入ではダメですが、2020年最後の運試しとかそういう方は別にネットでも良いのではないかと思います。ポイントも付くので。
コメント