新たな社畜がドナドナされてきました。
4月になり新入社員が入社してきました。
私の会社にも新入社員が入社してきましたが、例年では各部署に挨拶にきますが今年はコロナ禍ということもあり、顔は見ていません。
挨拶していた新人たちも半年も働けば、社会の荒波(笑)に揉まれて目が死んでいくので、何年目の新人か分からなくなると思います。
今回は新入社員関連で、リクルートの関連会社が、新入社員の入社後のコンディションの推移について調査した結果を発表したため確認してみました。
母数は2015年4月から2021年2月に取得した約2万3千名のデータ合計約20万件を対象としているため、統計的にも十分な数だと思います。
結果的に新入社員の入社後1年間のコンディション推移は以下のようになっています。
図表の見方として負担感が高くてモチベーションが低いと赤(ヘトヘト)、負担感が高くてモチベーションが普通もしくは高いとピンク(ギリギリ)、負担感が普通もしくは低くてモチベーションが低いと黄色(モヤモヤ)その他は、青もしくは緑(イキイキ)で表現されています。
4月が最もモチベーションが高い状態で、翌年3月に向けてヘトヘト、ギリギリ、モヤモヤが増えていくという傾向があります。
当たり前といえば、当たり前です。
入社時は気付かなかったけど、残業が長いとか、残業が無くてもそもそも勤務時間が長いとか、満員電車で通勤するのがシンドイとか、仕事内容が思っていた感じじゃなかったとか、上司がめんどくさい奴だとか、隣に座ってる奴の貧乏ゆすりがうっとおしいとか入社後にモチベーションが下がる要素は満載です。
特に採用面接時の担当者は会社内でも、かなり初対面時の印象が良い社員が面接担当になるケースが多いので、入社後に自分の直属の上司になる人物を見て会話しているだけで、モチベーションが下がりそうな気がします。
入社前に最悪の場合を考えておくと、入社後のギャップにやられることは少ないと思いますが、入社前から最悪な場合を想定していてはモチベーションが上がりようが無いので、4月時点から黄色(モヤモヤ)になります。
4月でも3.7%居ますね。
こういう人は考え過ぎで精神的に追い詰められるタイプと、上手くいなして対応するタイプが居ます。4月時点で3.7%の中に入る人は、翌年3月までに青(イキイキ)から黄色(モヤモヤ)に移動してきた人に比べてストレス耐性が高い人と、低い人が居そうです。
それにしても、何で入社時点の4月でピンク(ギリギリ)が1.5%、赤(ヘトヘト)が0.9%も居るんでしょう。
4月時点では入社時の研修くらいしかしていないと思いますが、余程研修担当の社員がメンドクサイ奴なのか、生理的に無理なのか・・
兎に角、入社時点で嫌になるタイプはセミリタイア向きな気がします。
入社してやっぱり仕事ってクソだなと思う人たちなので、早々にリタイアに向けて動き出すでしょう。
同僚だと仕事しなさそうなので嫌ですけど、友人としては正直そうなので有りなタイプです。
この手のサーベイ調査は無記名で、企業が社員向けに行っている調査だと思います。
無記名とはいえ新入社員で、正直に負担が多くてモチベーションが低いですと回答できるのは正直者以外の何物でもありません。
3月になってもまだ青(イキイキ)にいる人より好感が持てます。
とりあえず、新入社員が1年働くと21.8%の人(赤、ピンク、黄色の合計)がセミリタイア予備軍として社会に存在することになります。
1年で2割も居る。そう考えると、結構多いですね。
恐らく2年目以降も減りはせず、どんどん増えていくと思いますが。
2割のうちどれくらいの人がセミリタイアまで辿りつけるか分かりませんが、私は新入社員のセミリタイアを応援します。
どれだけ高給取りでも、真っ当な方法だと最低10年以上はかかると思いますけど頑張ってください。
私も新入社員のことは言えず、セミリタイア予定までまだ4、5年はあります。
手を適度に抜きつつ、新入社員の顔から生気が抜けていくところを見守ろうと思います。
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