5月の無職生活の様子を確認してみる。
7月6日に2021年5月の家計調査報告が発表されました。
4月分は以前書いています。
2021年5月の2人以上家計は前月比マイナス2.1%、前年同月比11.6%増でした。
世帯主の年齢が70歳以上なので、30代の私からすると支出の仕方が年を取り過ぎな気がしますが、若い無職世帯は統計が出せる程、数が居ないしそもそもその世帯を狙い撃ちして統計をとる意味が無いのでしょう。
平均60歳の2人以上世帯の支出よりは平均74.6歳の無職世帯の支出の方が参考になりそうなので、例によって無職世帯を見て行こうと思います。
無職世帯の支出を確認する。
無職世帯の5月の支出はマイナス18,127円の216,159円でした。
食費と住宅周りの支出以外は軒並みマイナスという結果でした。
支出分類 | 無職世帯4月 (単位:円) | 無職世帯5月 (単位:円) | 差分 (単位:円) |
食費 | 69,677 | 71,100 | 1,423 |
住居費 | 16,487 | 18,330 | 1,843 |
光熱費 | 22,345 | 19,934 | -2,411 |
家具・家事用品 | 8,495 | 9,833 | 1,338 |
被服費 | 5,994 | 4,750 | -1,244 |
保険・医療費 | 15,128 | 14,362 | -766 |
交通・通信費 | 30,922 | 24,518 | -6,404 |
教育費 | 1,649 | 690 | -959 |
教養・娯楽費 | 21,645 | 19,869 | -1,776 |
その他支出 | 41,944 | 32,773 | -9,171 |
計 | 234,286 | 216,159 | -18,127 |
特に大きく減った交通・通信費とその他支出の内訳を確認してみます。
支出分類 | 無職世帯4月 (単位:円) | 無職世帯5月 (単位:円) | 差分 (単位:円) |
交通 | 1,815 | 1,286 | -529 |
自動車関係費 | 19,383 | 13,583 | -5,800 |
通信 | 9,723 | 9,649 | -74 |
計 | 30,921 | 24,518 | -6,403 |
交通・通信費の4月の内訳を合計した金額と、小計した金額に1円の差が出ているのが気になりますが、統計情報から取ってきた金額なので、そのまま記載しています。
大きく異なるのは自動車関係費のようです。
自動車購入費と維持費が下ぶれした結果マイナス6404円という結果になったようです。
支出分類 | 無職世帯4月 (単位:円) | 無職世帯5月 (単位:円) | 差分 (単位:円) |
理美容サービス | 2,892 | 2,370 | -522 |
理美容用品 | 3,670 | 3,071 | -599 |
身の回り用品 | 665 | 561 | -104 |
たばこ | 944 | 847 | -97 |
他の諸雑費 | 13,770 | 11,814 | -1,956 |
こづかい | 5,974 | 4,232 | -1,742 |
交際費 | 11,375 | 7,497 | -3,878 |
仕送り金 | 2,655 | 2,381 | -274 |
計 | 41,945 | 32,773 | -9,172 |
その他支出も4月の内訳を合計した金額とその他支出の小計金額に1円の差が出ています。
他の諸雑費とか使途不明の支出も気になります。
この辺りはセミリタイアしている人に比べて支出管理が甘い気がしますが、回答する人もかなり面倒くさいと思います。
食費も魚介類とか穀類とか肉類、乳卵類とか分かれてるし、さすがに私も食費でひとまとめにして計上している金額をここまで細分化しては付けていないので、使途不明金が出る家計で家計調査の回答をするのは地獄でしょう。
全ての項目で少なくなっていますが、4月と大きく異なるのは交際費です。
高齢者世帯が多くて現役世帯が少ないのでゴールデンウィークだと逆に人が多いので外出を控えたのかもしれません。
終わりに
無職世帯は2カ月連続で前月比マイナスという結果になりました。
無職世帯に何が起きたのか・・
先月年金が0.1%減額された影響かもと書きましたが、今月も支出を減らしているのでもしかしたら3月が特別支出が多くて他の月はもっと支出が少ないのかもしれません。
あまり季節性のありそうな支出がありませんが、来月も確認してみようと思います。
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