家計調査報告の発表
2月5日に総務省統計局から家計調査の報告がありました。
日本経済新聞の記事では、金額は月27万7926円で最大5.3%の落ち込みだったようです。
この手の指標は2人以上の世帯が平均値になるため、私のような1人暮らし世帯からすると実態と合った数値が出てこないので、新聞の記事内容レベルだとあまり参考にならない情報だったりします。
というわけで、総務省統計局の情報を確認して、単身世帯の消費支出を確認してみようと思います。
単身世帯の消費について
総務省統計局から発表された情報を確認する限り、日本経済新聞で記載されていた金額は277,926円でしたが、これは住居費を除いた金額で実際の消費支出は住居費20,848円を追加して315,007円が正しい金額です。
持ち家世帯が多いからか住居費を除いて金額を出していますが、1人世帯で賃貸に住んでいると住居費を勝手に除いて算出されても計算が狂うだけなので、住居費も含めて発表してほしいものです。
単身世帯の消費支出ですが、155,912円でした。
同年との実質増減率との比較でマイナス0.7%なので、微減ですね。
無職世帯だと135,918円になります。
以下が内訳になっています。
用途 | 勤労者世帯 金額(単位:円) | 無職世帯 金額(単位:円) |
食費 | 39,300 | 36,900 |
住居費 | 22,387 | 15,754 |
光熱費 | 10,705 | 12,169 |
家具、家事用品 | 5,490 | 5,896 |
被服費 | 5,727 | 3,212 |
医療費 | 7,203 | 8,300 |
交通・通信費 | 19,252 | 13,147 |
教育費 | 0 | 0 |
教育・娯楽費 | 15,922 | 13,351 |
その他支出 | 29,926 | 27,189 |
単身世帯の平均年齢は58.2歳なので、老後の1人暮らし世帯が平均を押し上げているのでしょうか。
持ち家率は58.2%なので半分は賃貸住宅に住んでいるはずなんですが、住居費が22,000円程度でかなり安いです。
都市圏に住んでいる方は、もう少し住居費は高額になるでしょう。
無職世帯だとさらに住居費が安くなりますが、いくら地方でも家賃15,000円なんてあるんでしょうか。
教育費が0円なのも単身世帯の特徴です。
2人以上世帯だとここの金額が結構大きめに出るので、単身世帯からすると計算が狂います。
全体としては、住居費以外は概ね違和感のない結果です。
全体的な統計から何が減少しているのか。
全体的な統計情報から何に対する消費が減少して、何が増加したのか確認してみます。科目ごとに確認していこうかと思いましたが、統計局がまとめてくれていたので、以下に転載します。
この情報を見る限り、概ね予想通りです。
外食や外飲みの費用が減って、その代わりに冷凍食品やカップラーメンのような直に食べられる食品や、家飲みのためのチューハイ等の酒類への支出が増加しています。
家に居て寒いからか、冷暖房器具の支出が増えていますね。
レジャー費用はゲームの購入とインターネット接続費だけ増加して、後のレジャー費用は軒並み減少です。
女性も外に出ない・・あとマスクすることが増えたので化粧品への支出が減少しています。
概ね予想通りというか、意外性のない結果になりました。
リア充も非リア充と同じ生活をしているということでしょう。
私も冷暖房器具を買っていない以外は殆どこの消費行動と変わりません。
後は、飲み会が無くて家では飲まないので酒類への支出が無い位でしょうか。
家で酒を飲むと、後から考えて「何でここで売買したのか。」と思うような変な投資をすることがあるので、家では飲まないようにしています。
数カ月に1度くらい飲みたい時があって、飲んでいると何故か投資したくなります。
結局その時に投資した内容は、後で損切することになることが多いです。
潜在的に止めておいた方が良いと考えているのか、大金を投資することは無いのが救いです。
アルコールによって気が大きくなっているのか、判断能力が低下しているのか私の場合は兎に角勝率が低いので、皆様も投資をする際はお酒は飲まない方が良いと思います。
コメント
第3次産業が壊滅して第1次、2次が復活してるな。
これを機にまたモノづくり大国に舵をきれないものだろうか?
dedsさん、コメントありがとうございます。
最近メイドインジャパンの製品増えてきてる気がしますね。
中国とか東南アジアに発注するより国内で作った方が安いからかもしれませんが。