先週に引き続き良い仕事するぜ144円
先週は下値を探る展開がもう1度くらいはあるかなという想定をしていました。
候補にしていたのが直近の8月22日、23日の146.5円周辺、そして8月前半の148円近辺です。
積極的に買いに行く相場でもないので、月曜の帰宅後に146.5円超えをしていたので、試しに少し買い、3日の製造業PMI(予想48.1、結果47.9)の発表前に損切りしています。(青丸部分)
3日の指標の結果はやや弱い程度でほぼ想定どおり、145円から146.5円の間の価格と非常に動きづらい価格帯だったので、火曜日は放置して水曜の144円割れの水準で売り、5日のADP雇用者数(予想14.7万人、結果9.9万人)の結果前に決済しています。(橙丸部分)
その後はISM非製造業景気指数(予想50.9、結果51.5)の発表後に144円に近づいてきたタイミングで再度売り、翌6日の非農業部門雇用者数(予想16.5万人、結果14.2万人)と失業率(予想4.2%、結果4.2%)の発表前に決済しています。
2勝1敗、悪くないトレードでした。
144円が良い感じに機能します。
このまま弱い展開が続くと、144円が天井として機能してくるかもしれません。
2024年9月2日週の利回りとドル需要について
9月2日週のアメリカ10年国債利回りの動き
アメリカ10年国債利回りは週初3.91%、週末3.71%でした。
最も高かったのが9月3日9時台の3.93%、最も低かったのが9月7日0時台の3.65%です。
先週はインジケーターの動きから上昇傾向を想定していましたが、見事に逆に動きました。雇用統計もまちまちな結果でしたがそのまま下がりました。
景気後退懸念からくる株価の下落と、利下げ幅の拡大の懸念に伴う動きだと思います。
この手の懸念系の話は予測不可能なところが悩ましいです。
懸念で下がって事実で上がるといった動きは相場ではよくあります。
景気の気は気分の気とはよく言ったものです。
MACDは綺麗な右肩下がり、デッドクロスするか否かギリギリのところで週の取引を終えています。
RSIも綺麗な右肩下がり、ストキャスティクスは4日までは下げていますが、そこからジリ上げでそのまま上昇傾向で引けています。
チャートを見る限り下がりそうですが、現在の3.6%後半辺りの水準は8月初週の金利の底とほぼ同じ水準です。
8月1週に比べればまだ穏やかな動きですし、ストキャスティクスが週末にかけて上昇傾向で引けているので、一旦この辺りで下げ止まる形、横ばいからやや上昇傾向を想定しておこうと思います。
日本国債10年物の利回りは週初0.88%、週末0.84%でした。
先週は横ばいからやや上昇傾向を想定しいましたが、同時に0.9%到達後に反落というパターンも想定していたので、反落するパターンになりました。
株安で日本国債の利回りの下落傾向でした。
MACDは3日まで上昇傾向、そこから横ばいの動きを挟み週末にかけて下落傾向で引けています。
RSIとストキャスティクスは3日までは上昇傾向で、それ以降は右肩下がりです。
チャートだけ見ると下がるようにしか見えません。
8月1週のブラックマンデー越えの下落時に金利も0.72%まで下がりましたが、株価もそこまで下がるとは思えません。
ただ、株価もデッドクロスが始まっており来週も期待感がある形ではないため、株価も弱いものと想定して、横ばいからやや下落傾向を想定しておこうと思います。
9月2日週のドルインデックスの動き
ドルインデックスは週初101.73で、週末101.18でした。
最も高かったのが9月4日2時台の101.91、最も低かったのが9月6日21時台の100.58です。
先週は100.8、101.2の節目を超える力強い動きと、インジケーターの形、過去の動きを踏まえて上昇傾向を想定していましたが、また100.8、101.2の節目を割り込む動きになりました。
株価の急落が主な要因だと思いますが、完全に大人に弄ばれてますね。
MACDは緩やかに上昇傾向、RSIとストキャスティクスは3日まで上昇傾向、それ以降は下落して週末にかけて少し戻して引けています。
また100.8と101.2の間のレンジ内に入ってしまいましたが、チャートだけ見ると上昇しそうに見えます。101.2を底に横ばいからやや上昇傾向を想定しておこうと思います。
VIXは先週より上昇しましたが、20台前半で安定しています。
週初15.76、週末22.37で引けています。
3日の16時台に付けた15.76が最も低く、7日の1時台に付けた23.76が最も高い水準です。
NYダウ平均株価は2日はレイバーデーで休場で火曜からです。
週初41,364ドル、週末40,345ドル、先週末比マイナス1,217ドル、2.93%の大幅減です。
先週は青の平行チャネルの下限にタッチしたら反落する動きを想定していましたが、青の平行チャネルに到達するどころか、週を通じてずっと軟調な展開でした。
またドルインデックスとの逆相関が崩れています。
先週のドルインデックスの上昇分を取り戻すように株価が下がりました。
MACDはデッドクロスを伴う下落傾向、RSI、ストキャスティクスも綺麗に右肩下がりです。
チャートを見る限り上がりそうな感じはしません。
40,000ドルの節目で止まったら良いなくらいの値動きになりそうです。
止まらなければ8月5日の安値38,500ドルまで節目がありません。
2024年9月9日週のドル円取引について
9月9日週の10年物国債金利、ドルインデックス共に横ばいからやや上昇傾向で推移する前提で考えていきます。
そこを踏まえてドル円の取引方針を考えていきます。
ドル円を動かしそうな経済指標は、9月9日の8時50分に日本の貿易収支と経常収支、実質GDP、9月11日の21時30分に消費者物価指数、9月13日の23時にミシガン大学消費者信頼感指数の発表があります。
重要なのは11日の消費者物価指数です。
9月利下げはほぼ確定ですが、0.25%下げなのか0.5%下げなのかどっちを織り込むんだといった展開なので、結果次第で大きくドル円も動くでしょう。
144円を底にレンジ形成してくれれば、非常に取引しやすかったんですがアッサリ底割れしてしまったので、非常に悩ましい展開です。
MACDは緩やかな下落傾向、RSIも綺麗な右肩下がりです。
ストキャスティクスは4日まで下落傾向、それ以降は横ばいの動きで引けています。
チャートだけ見るとまだまだ下がりそうです。
ただ8月5日に付けた141.68円を割り込まなかったので、ここで反発するかが1つの焦点になりそうです。
来週は週初の経常収支やGDPでサプライスがなければ、11日のCPIまで経済指標はないので週初は円高傾向になるでしょうか。
基本線は売り方針としつつ、141.68円を割り込んでいくなら売り、買いに行くのは144円までは自重したいと思います。
私の意見を記載したものですので、実際の投資は自己責任で行ってください。
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