年を取ってからFIREを目指すと保守的な方法をとりがちなのかも

走る中年男性 FIRE前
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若者じゃなくてもFIREはしたいというお話

FIREを目指していると聞くと、較的若い人をイメージする人が多いでしょう。
早ければ20代前半で初めて、遅くとも30代くらいにはFIREに向けて動き始める人が多い印象です。

私の場合は特に仕事を辞めたいとか考える前から、使わないお金を投資して少しずつ増やしていきましたが、恐らく少数派だと思います。
普通の人は物欲に従って、資産を減らす生活をしているでしょう。

総務省の家計調査報告の結果を見ても、100万円未満の貯蓄が最も多いのでそれは明らかです。

家計調査報告 2023年平均結果の概要から引用

20代、30代でFIREする場合は投資で大きく儲けた場合が多いと思いますが、40代以降の年齢でFIREするという人はコツコツタイプが多いと思います。

一発当ててリタイアしましたという人は見かけません。
貯金が趣味みたいな人か、当時はあまり多くなかった個別株や不動産投資をしていたような人が、まとまったお金を作ってFIREしている印象です。

大味であいまいなFIREという言葉が流行ったのがここ数年の間であることも影響していると思いますが、セミリタイアとかアーリーリタイアという言葉自体は昔からあったので、王道的なコツコツ資産を作ってセミリタイアしていた人たちに加えて、投資で大きく儲けてリタイアするという新しいパターンが加わったのだと思います。

今日はそんなコツコツタイプな人のお話です。

きっと国籍問わず、中年になるとFIREしたくなる

今日読んだ記事はMONEY INSIDERの40代、50代からFIREを目指した人々という記事です。

40代50代からFIREを目指した人々、それぞれの進捗について語る。「私にできないはずがない」
40代から50代になって、はじめて貯金と投資を始め、早期退職への準備を始める人たちもいます。その際、安全な投資、最小限での暮らし、厳しい予算管理などは必須となったそうです。比較的遅くFIREを目指した3人を取材しました。

タイトルどおり40代、50代でFIREを目指した人たちがどう資産を作ったのかという話が掲載されています。

内容を掻い摘んで説明すると、FIREを目指す前は殆ど資産がなく、それどころかローン持ち資産がほとんどない人達が、数年後に云百万ドル(数億円)作ってFIRE可能な資産を作るというお話です。

何で急にFIREしようと思ったのかについてはあまり掘り下げられていませんが、40代、50代なら誰でもなる中年の危機(ミッドライフ・クライシス)ってヤツだと思います。

恐らく誰もが仕事を辞めようと一度は考える時期が、40代、50代なんでしょうね。
仕事が好きとか嫌いとかはわきに置いておいても、40代にもなると「今のままで良いのか?」という漠然とした不安感を持ちやすい年代ではあります。
私もこんな暮らしを後20年も30年も続けたくないと思ったから、FIREするので恐らく誰でも1度はそうなるんでしょうね。

殆どの人は生活ができなくなるので、仕事を辞めるなんて選択はしませんが、FIREを計画している人は違います。
そういった意味ではFIREは中年の危機からの脱出装置になるのかもしれません。

FIREすることで世間体だったり、社会的なしがらみも一気にフラットな状態にできます。
一度、フラットにしてゼロから考えることができるので、中年の危機にさしかかる40代、50代でFIREするのは精神的には丁度良いタイミングなのかもしれません。

年を取ると王道のパターンでFIREを目指す

そして、40代、50代の資産形成の方法ですが王道的なパターンでFIRE達成しています。
つまり、収入を増やして支出を減らして、投資に回すという黄金サイクルです。

大体どの事例も給料の4割~5割を投資に回して資産を作っています。
20代、30代のように若くもないので、あまりボラティリティの大きなリスクのある投資は行わず、淡々と積み上げていったんでしょうね。

FIREしてもしなくても結局やること変わらない説
社畜なら誰しも考えるFIREへの願望 どんな人でも社畜であれば「仕事を辞めたい」と考えたことがあると思います。会社を辞めたいと思った殆どの社畜は、自分が会社を辞めた後のことを想像して、金銭面で「あ、これ無理だわ。」と諦めてしまうのが普通です...

時間はかかりますが、王道的で再現性が高い方法です。
40代、50代にもなると、1ミスが命取りになる可能性が高いので、もし私が今資産ゼロの状況であっても同じ手法を取るでしょうね。

40代、50代からFIREに向けて動きだしても、恐らく定年近くまでFIREできないでしょうが、資産があって困ることはありません。

FIREしようが、FIREしなかろうが結局お金は必要な訳ですから、1日でも早く始めておいた方が良いでしょうね。

仕事が好きでも嫌いでも、どのみち長くその生活を続けることになりますが、FIREして仕事を辞めたいと思うことは原動力の1つになります。
きっと仕事したくないという気持ちが、支出を少なくして投資に回す金額を増やしてくれるでしょう。

40代、50代からFIREを始めようと思う人は、仕事の好き嫌いは置いておいて、とりあえず仕事しない自分を想像しながら、FIREを目指した方が早く資産が貯まると思います。

定年が後ろ倒しになっても、スグに辞められる資産があればガッカリもしないでしょうから、40代以降でFIREを目指そうと思い立った人は仕事を辞めた自分を想像しながらコツコツ始めてみてはいかがでしょうか。

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FIRE前
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コメント

  1. はしQ より:

    nekonabeさん こんにちは。今日も暑いですね。昨日の夕方は大雨でしたし今日は今日で日本株バク下がりで、もやもやしている はしQです。
    40代50代はみんな社畜を経験しているので、FIREを志す人も増えてきているようにも思いますが、何せみんな自分の資産形成のことは、しゃべりませんからよくわかりません。超初心者が、ネット記事とか雑誌の流行言葉で新NISAがどうだとか言っていることですら全く聞きません。新NISAで大損した話も聞こえてきません。たぶんこっそりと資産形成に乗り出した中年おっさんはひっそりと地道にFIREを目指してるんでしょうね。当方ぐらいになると、もはや年金がすぐそこまで来てるので、FI達成REなしの、なんちゃってFIREみたいな老人もいるのかも。中年のおっさんはたぶん周りから見ると、サイレントFIREでしょう。実際にFIREすると、職場からは「辞めちゃうってホント?お金は大丈夫?」なんて声が聞こえそうです・・・ではまた

    • nekonabe より:

      はしQさん、コメントありがとうございます。
      ちょうど20年くらい社畜をやっていると心底ウンザリするので、40代、50代くらいで強烈に辞めたいと思うのは良く分かります。
      実際今40代なので、実感を伴いますね。
      40代~50代くらいで未だにモチベーションが高い人ってあまり見かけません。

      職場でNISAの話は聞きませんね。
      S&P500買ってるって人は結構ちらほら居ますけどね。
      買っている人達も今の株安で特にオタオタしていないように見えます。
      裏でバタバタしているかもしれませんが、情緒不安定になるほど買っているひとは居ないようですね。

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