美味しいポイントは丸ごとスルーしたオッサン
先週は少々読み辛い相場だと思っていました。
円高方向へ動きそうでしたが、チャートを見る限りはどっちにも動きそうに見えるし、何もなければ151円~152円の間で推移しそうな何とも言い難い相場でした。
読めない時は動かないのが鉄則なんですが、152円に近づいた段階で売りをかけています。
丁度、JPLTS求人件数の結果(予想877万人、結果875.6万人)が出た後ですね。
その後ADP雇用者数の結果(予想15.2万人、結果18.4万人)の結果が発表される前に決済しています。(橙丸部分)
結局、20pips程度しか取ってません。
その後151円割れの場面もありましたが、夢の中か地獄の底(就業時間)だったので全くノータッチです。
まぁ損するよりはええやろの精神です。
2024年4月1日週の利回りとドル需要について
4月1日週のアメリカ10年国債利回りの動き
アメリカ10年国債利回りは週初4.20%、週末4.40%でした。
最も高かったのが4月3日22時台の4.42%、最も低かったのが4月1日14時台の4.18%です。
先週は横ばいからやや弱い動きを想定していましたが、利下げ先送り懸念で金利は上昇傾向でした。
懸念です。要するに何となくってヤツです。
この手の何となくまですべて読むのは無理ですね。
かといって何の指標もなく取引はできないので、推測し続けていくしかありません。
MACDはゴールデンクロスを伴う上昇傾向、RSIは上昇傾向、ストキャスティクスは横ばいからやや上昇といった形になっています。
チャートを見る限りは上昇しそうです。
4月10日に消費者物価指数、その後11日にFOMC議事録が発表されるので、結果によっては利下げあるかもと思われて下がる可能性はありますね。
でも大きく動くほどの内容になるとは思えないので、横ばいからやや上昇の動きを想定しておこうと思います。
日本国債10年物の利回りは週初0.74%、週末0.76%でした。
先週は横ばいからやや上昇傾向を見ていたので、日本国債の利回りに関しては想定どおりの動きになりました。
MACDはゴールデンクロスを伴う上昇傾向、RSI、ストキャスティクスは上昇傾向、週末にかけては横ばい傾向です。
MACDは上昇傾向ですが、RSIとストキャスティクスは上昇が止まり横ばい傾向で推移しているので、来週は横ばいからやや上昇の動きになるのではないかと思います。
4月1日週のドルインデックスの動き
ドルインデックスは週初104.48で、週末104.28でした。
最も高かったのが4月2日15時台の105.10、最も低かったのが4月4日23時台の103.91です。
先週は横ばいからやや上昇傾向を想定していました。
4月1日の株価下落で節目の104.73を一度超えましたが、3日のISM非製造業景気指数(予想52.8、結果51.4)の発表後辺りで節目を割り込み、割り込んだまま104.28で週の取引を終えています。
株価が結構動いたので、株価主導でドルインデックスが動いた印象です。
MACDは下落傾向、RSIとストキャスティクスは下落傾向、3日以降は横ばい傾向で引けています。
チャートを見る限りはやや下落傾向で推移しそうです。
来週は横ばいからやや下落の動きを見ておこうと思います。
VIXは株価の下落に伴い上昇傾向で推移しました。
週初13.61、週末16.02となり、5日4時台に一時16.92まで上昇してそのまま16台で引けています。
16まで上昇しましたが、まだまだ恐怖感を感じているという水準ではありません。
先週はドルインデックスは横ばいからやや上昇の想定から、株価も横ばいからやや下落程度の動きの想定でしたが、週前半のドルインデックスの上昇で株価が下落した後、利下げの思惑で必要以上に株価が反応したように見えます。
NYダウは週初39,807ドル、週末38,904ドルのマイナス903ドル、マイナス2.27%の下落となりました。
NYダウが4日にとうとう青の平行チャネルを割り込んできてしまいました。
5日は青の平行チャネルに戻ってくる動きでしたが、結局戻ってくることができずに週の取引を終えています。
MACDはデッドクロスを伴う下落傾向、RSIとストキャスティクスは週末にかけて多少戻していますが、週を通して下落傾向で推移しているので来週も株価は弱そうです。
2024年4月8日週のドル円取引について
4月8日週の10年物金利は横ばいから弱い上昇傾向、ドルインデックスは横ばいからやや下落傾向になる前提で考えていきます。
そこを踏まえてドル円の取引方針を考えていきます。
ドル円を動かしそうな経済指標は、4月8日の8時30分に日本の貿易収支と経常収支、4月10日の21時30分にアメリカの消費者物価指数、4月11日の3時にFOMC議事録、4月12日の23時にミシガン大学消費者信頼感指数の発表があります。
10日のCPIと11日のFOMC議事録、ドル円と直接関係しませんが11日にユーロ圏の政策金利が発表されるので、これらが注目でしょうか。
ここ2週間は151円から152円のレンジで張り付いており、何か材料が無いとレンジを抜けそうな感じがしません。
こういった時は得てして「この材料でこんなに動く必要ある?」という状況が起きがちです。
まぁ実際はあまりに動かない相場に焦れた大人が、売り仕掛けか買い仕掛けして相場を大きく動かそうとするんでしょうが、こういう時ほど動いた方向に素直に着いていくことを心がけたいです。
何しろそれほど理由があって動いているわけじゃありませんからね。
着いていくしかないです。
MACDは緩やかな下落傾向、RSIとストキャスティクスは横ばいからの下落傾向で週末にかけて少し戻しています。
チャートを見る限りでは円高方向に動きそうです。
とりあえず売りを基本戦略としつつ、151円割れなら売り、152円割れなら買いで素直に着いていこうと思います。
私の意見を記載したものですので、実際の投資は自己責任で行ってください。
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