リタイアのカリスマの1人
セミリタイアブログを見ている人は、基本的にアーリーリタイアしたい人だと思います。
もしかしたら検索して迷い込んでしまった人もいるかもしれませんし、どんな暮らしをしているのかと興味本位で覗いてみた人もいるでしょうが、継続的に見続けている人はリタイアしたい人でしょう。
そんなアーリーリタイアに憧れる人(ごく一部はリタイア済みの人かもしれません。)は色々なセミリタイアブログを見ていることでしょう。
私もそうです。
FAT FIREの人のブログも見ますし、LEAN FIREの人のブログも見ます。
色々な人のブログを見てきましたが、リタイアを目指す社畜が誰しも1度は目にした人として、三菱サラリーマンこと穂高氏がいます。
今日はそんな穂高氏の記事を見て思ったことがあったので、そのお話をしようと思います。
普通の社畜には難度が高い、穂高氏のスピードリタイア
読んだのは、楽天証券のトウシルに掲載されていた記事なんですが、穂高氏にFIREの仕方を問う記事です。
読む前は、穂高氏にFIREの仕方を聞いても「給料を使わないでアメリカ株に突っ込む。」くらいの回答になるのかなと思っていました。
穂高氏は商社で働いていたので、20代でもかなりの高給取りだったと思います。
その給料の殆どを高配当のアメリカ株に突っ込んで、生活費分の配当が得られたタイミングでリタイアしています。
その年齢なんと30歳・・
30歳で7,000万円作ってリタイアしています。
大学卒業後10年以内で7,000万円作るのは並大抵のことではありません。
その辺の会社の20代では難しいでしょう。
それは当然、大学新卒の給料なんて高くないからです。
いくら生活を切り詰めても入金力が足りません。
穂高氏と同じ30歳で7,000万円の資産を作ろうとするなら、比較的短期の取引で集中投資を行って成功するセンスが必要になるでしょう。
穂高氏のリタイア方法は奇をてらったものはないため、誰でもある程度実現性は高いです。
ただ、普通の社畜では30歳のリタイアは無理ゲーというだけです。
ちなみに私が30歳の時は、リタイアなんて全然考えていませんでした。
もちろん、あまりお金を使わない生活だったので、その辺に多数生息している社畜より貯金はありました。
ですが、30歳といえばリタイアまで最低30年もありゴールすら見えない、会社の中では若手と呼ばれるレベルの社畜です。
特に疑問も持たずに毎日、満員電車に揺られて家に帰るのは22時過ぎといった生活でした。
今思うと、なぜ何の疑問も持たずに働いていたのか・・・
寒気がします。
穂高氏がスピードリタイア出来た理由の1つ
穂高氏の投資手法は基本的なものです。
高配当で成長しているアメリカ株に投資する。
今は高配当株以外にも投資しているようですが、配当で生活することを目標としてひたすら積み上げるだけというものです。
単純なだけに、迷いは起き辛いでしょう。
それに支払われる配当金額が増えていくので、効果も実感しやすいため継続のモチベーションも保ちやすいです。
今流行のS&P500やオルカンといった投資信託への積立も似たようなものです。
今は相場が絶好調なので、評価額は右肩上がりになるので継続しやすいことでしょう。
穂高氏が早期にFIREを達成できたのも、「複雑な手法を取らず、効果を実感しやすい方法」だったからだと思います。
複雑な投資手法だと投資ミスが起きるでしょうし、効果が実感できないと継続し続けることは難しいでしょう。
穂高氏もFXをしていたようですが、途中で諦めて株のみにシフトしています。
以前、記事にも書きましたがこつこつタイプの社畜はFXより株の方が向いています。
私は何度も資産を溶かしながらFXを続けてきましたが、結局行きつく結論は穂高氏と同じです。
それは、相場から退場しないということです。
退場の可能性があるほどリスクを取るのはFXでも厳禁です。
できるだけ早くFIREするコツ?
この記事で気になったのは以下の質問です。
Q:できるだけ早くFIREするコツを知りたいです。
この質問に穂高氏は自分が心地よいと感じる生活水準を知り、FIRE達成意欲との折り合いをつけることとしています。
生活費を減らした方が、FIRE達成の目標額も下がりますから当然です。
問題なのは「自分が心地よいと感じる生活水準」という部分です。
この心地よいという感覚は、おそらく幼少期の生活水準に大きく影響すると思います。
幼少期に貧乏暮らしであれば、昔から「物やサービスが無い生活」をしていたはずです。
大人になってから、一時的に便利な物やサービスを使っていたとしても子供の頃に使わずに生活して何の問題もなかったのなら、後から使わずに生活してもそれ程苦痛とは思わないのではないでしょうか。
そう考えると、幼少期に貧乏暮らしだった人ほど自分が心地よいと感じる生活水準は、世間の平均より低いものになるはずです。
私がブログで見てきたLEAN FIREした人たちも、子供時代は小学校から私立で年に数回海外旅行行っていましたという生活水準の人は居なかったと思います。
それほど良い生活を体験してこなかった人の方が、FIRE向きなのかもしれませんね。
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